2018年9月16日発売
ワールド・インシュランス 02ワールド・インシュランス 02
イギリス最大の保険市場・ロイズの日本人保険引受人カイン・ヴァレンタイン。彼がサッカースタジアムで取り押さえたテロ未遂犯のルーマニア人女性・クリスは、母国から“78人分の人生”とも言える生体データを盗み出していた。チャウシェスクによる独裁の終わりより数十年、いまやルーマニアは東欧の保険先進国となり、寿命投資基金・3Bが国民に健康を強いる新たなディストピアを創造していた。3Bを崩壊に追い込むほどの価値を持つという生体データは、いったい誰のものなのか。そして、「私は、死なない」というクリスの言葉の真意とは…。ベティの父・ネイサンの因縁も絡みつく東欧の晦冥を払うべく、余命1年保険引受人が、“最高の誠意”を履行するー。新・星雲賞作家が放つ近未来保険アクション、瞠目の第二幕!
マージナル・オペレーション改 05マージナル・オペレーション改 05
ジブリール、すまん。生きていてくれ。 アラタたちは、数で圧倒的に勝る中国人民解放軍を完膚なきまでに撃破し、戦場には二〇〇〇を超える遺体が残されたーー。 高温多湿の密林地帯にあって、即座に腐敗してゆく遺体の処理をめぐり、アラタはかつての“クラスメイト”董顕光と交渉を重ねることとなる。 大国の面子を背負わされた董は、アラタに全面降伏を迫るが、子供たちの人生を背負うアラタもまた、その要求を呑むことはできなかった。ふたりの歩む道は、無情にも別れてゆく……。 混迷の度を深める世界情勢に導かれるままに、戦闘はうち続く。ミャンマー軍、そしてまたも人民解放軍がアラタたちに攻勢をかける。ドローンが飛び交う“未来の戦場”で、アラタが手にした勝利の代償は、あまりにも苦い。 芝村裕吏×しずまよしのりが贈る大ヒットシリーズ新章、激闘の第5弾!
PREV1NEXT