2018年発売
織田信長が世を去り、その嫡男信忠が跡を継ぐことで歴史は再び紡がれていく。葬儀後、信長の遺書を通じ、神社仏閣の増改築事業を信忠の手柄とすべく、光輝は淡々とその使命を全うしていく。どうしても手の回らないところは、個人的な嫌悪を度外視して細川幽斎に協力を仰ぐ光輝。だが、当の幽斎の光輝嫌いはどうにもならない域に達しており、仕事はするものの一人悪態をつき続けるのであった。そして思いもよらぬ信忠の急死、さらには織田幕府と津田家との関係に決定的な溝が生まれるや、光輝の落胆と幽斎の憎悪は戦へと姿を変え、両者を決戦の地、関ヶ原へと誘うのであった。
インターハイ予選の顛末を受け、赤羽高校サッカー部はラストチャンスを得る。最大の祭典、冬の全国選手権への出場が叶えばチームは存続、予選で敗退すれば廃部となることが決まったのだ。 舞原世怜奈の指導の下、戦力強化を図っていく『レッドスワン』にあって、高槻優雅もまた〈指揮者〉として鍛えられていく。 その未来は『絶命』か『生還』か。赤き誇りを取り戻すため、少年たちは最後の決戦に挑む。レッドスワンサーガ、誇りと覚悟の第二幕!
スーパーアイドル・初ノ宮行幸には幽霊をこの世に繋ぎ止めている『鎖』が視えるという霊能力がある。幽霊に対して嫌悪感を抱く彼は、芸能活動の一方、この世から全ての霊を祓うため心霊現象に悩む人の相談を受けていた。 ひょんなことから“霊を惹きつけてしまう”という体質を生かして行幸の助手をする事になった美雨は彼からひどい扱いをされつつも健気に頑張っている。そんなある日、彼らのもとに「呪われた宝石の霊視をしてほしい」という依頼が舞い込んできてーー。
故郷を捨てれば、私たちは強くなれるのでしょうかー。東京まで新幹線で約一時間。不自由はなく、あえて越える必要のない“一時間の境界線”に囲まれた街、高崎。地元に閉塞感を覚える美紀は、専門学校に通うため上京する日を控えていた。しかし高校卒業の日、父親が入学金未納のまま突然失踪。優斗ら幼馴染四人と共に父親捜しを始めるが、彼らにも秘密があって…。第1回未完成映画予告編大賞グランプリ受賞。将来、恋、家族に悩む若者を痛切に描く、話題の感動作を小説化!
3年前の飛行機事故により両親を亡くし、また自身の足も不自由になったことで、すっかり心を閉ざしてしまった美しい少年・古賀春一。全てを拒絶しながら引きこもる彼のもとに、突如現れたのはクラス委員を名乗る、同級生の彩楓だった。その日から週に2日、古賀家に訪れるようになった彩楓は春一に拒まれながらも、ある使命のため懸命に歩み寄っていきー。運命が巡り合わせた2人の男女。その真実が解き明かされたとき、涙がとまらない。愛と感動の物語。
東京のはずれに位置する白杜里市。街で唯一の探偵・乃万亜門は、身体の静電気で、あらゆる電子機械を破壊してしまう超アナログ人間。そんな彼の相棒が、コミュ障ながらもITの天才でもある高校生コジロー。SNSに上がった画像によって女子高生との援交騒動に巻き込まれた教師、ネットへの投稿によって謂われなき誹謗中傷を浴びる飲食店の店員など、フェイクニュースが引き起こす数々の事件を、亜門とコジローの凸凹コンビが,華麗に解決していく。
いつも初戦敗退の秋上高校野球部を救うためにやってきたのは、家庭を失った人生崖っぷちの元エリート社員・八雲だったーー。 野球経験はからっきしの監督は、不安顔の選手たちを前にこう語る。 「俺は統計を使って、この野球部に革命を起こす」 その革命の第一歩……それは、選手のリストラだった!? データを武器に野球素人監督が弱小高校球児たちと起こす逆転ホームラン、その感動の奇跡が開幕する!
魔法ができる=モテる!陰キャな魔法使い見習い、アベルは完璧な理論を生み出した。どんな偉大な数学者でさえ、この理論は覆せないのだ。反論してみるといい。計算用紙を火炎魔法で燃やしてやる。いいか数学者よ、紙はー燃える。しかし、なぜか完璧な理論は破綻し、アベルは未だ満足に女子と話すことすらできない。隣の席のイケメンはモテているのに。さらに、鬼教官・ミッシェルに通告された退学を回避するべく、魔術大会に出場する事態に陥りー!?いずれは勇者パーティーに所属する、陰キャだけどモテたい魔法使いが贈るファンタジーラブ(?)コメ、開幕!?
銀の髪をなびかせ、漆黒の瞳を宿した少女は戦場を疾駆する。漆黒の剣を携え、無邪気な笑みを湛えながら数多の敵を屠る少女の名はオリビア。幅広い知識と戦闘技術を、自らを死神と称する存在に叩き込まれた少女であった。オリビアが15歳を迎える日、死神は忽然と姿を消す。手掛かりを求め、オリビアは王国軍の志願兵として戦火へと身を投じていくことを決意したのだった。時は光陰歴九九八年。王国は大陸に覇を唱える帝国に対し、苦戦を余儀なくされていた。次第に苛烈さを増す戦場で、常識知らずの無垢な少女は王国軍“最強の駒”として、英雄の道を歩み出すー!「小説家になろう」発第4回WEB小説大賞銀賞受賞作。
クラスメイトとともに、異世界へと召喚された「空気モブ」の高校生・三森灯河。クラスの面々はS級やA級の勇者として召喚されたが、灯河は唯一の最低ランクであるE級。さらに取得したスキルは、その世界では「ハズレ枠」と称される【状態異常スキル】だった。女神ヴィシスにより生存率ゼロの遺跡に廃棄された灯河は、絶望の奈落に沈みつつも、自身のスキルを駆使し魔物を蹂躙し続ける。そして、光も届かぬ闇の底で灯河の胸に去来する思いは、たったひとつだけだったー。「もし生きて戻ったらー覚悟、しておけ」かつて空気モブだったE級勇者が、絶対最強へと至る逆襲譚、ここに開幕。
ミレディに誘われ、“解放者”の一員となったオスカーとナイズ。さらなる仲間を求め、“西の海の聖女”がいると噂される海上都市アンディカへ。そこでミレディ達は、おっとりとした見た目とは裏腹に超ドSな海賊の頭、メイルと出会う。時を同じくして、メイル率いるメルジーネ海賊団の討伐の命を受けた、聖光教会最強の騎士団長ラウス・バーンも動き出しー!?「ピーピー声を上げて、まるで豚のようね?」さまざまな勢力が一堂に会した海上都市で、三つ巴となった神代の戦いがいま、始まる。-『ありふれた職業で世界最強』外伝、待望の第2巻!
退魔組織・北斗のトップエージェントとして順調に任務をこなすアルフと鈴狐。そんなある日、突如彼らに舞い込んで来た依頼。それは今をときめくアーティスト・パピリアのライブ警護の任であった。ライブ会場にて警護にあたるアルフだが、そんな彼の前に現れたのは、かつて彼を勘当した実の父・ゼムナスと鈴狐と同じ天上位の精霊獣である、夜兎であった。「俺はアンタの到達出来なかった高さに到達したことを直接知らしめてやる」憧憬、嫉妬、後悔ーそして愛しさ。さまざまな感情が巡る中。アルフとゼムナス、鈴狐と夜兎の戦端が今、開かれる。番外編「回想、精霊獣との馴れ初め」収録。
我が相棒リロイ・シュヴァルツァーとカルテイルとの戦いの中、突如現れたのは“殺戮の淑女”レディ・メーヴェと“闇の種族”アシュガン。そしてアシュガンによって、カルテイルは何処かへと連れ去られてしまうのだった。その奪還を依頼された相棒は、行動を開始する。その身にナノマシンを宿すテュール・ヴァイスや、人ならざる存在でありながら、人を模倣する者たちとともに…。-そういえば私も人の姿をとる者のひとりであった。名はラグナロク。リロイが振るうひと振りの剣。それが私だ。時代を超えて再構築された、バトルファンタジーの金字塔。第2幕。
俺、増田桂馬は“働かない生活”を目指すダンジョンマスター!なんだけど、村長と教祖も兼任して貴族のお嬢様を預かるとか、なにこれ働きすぎじゃない?そんな俺の村に、イチカの昔の仲間である獣人の兄妹がやってきた。兄貴のほうがイチカに惚れてるらしく…イチカを賭けて決闘?何か勘違いしてるけど、俺の安眠を妨げるなら容赦しない!さっさと返り討ちにしてもうひと眠りー「大変や!ロクコ様が倒れた!」どうやらまだ眠ってる場合じゃないようだ。“働かない”ための俺流ダンジョンストーリー第8弾!ロクコを助けるため、俺の本気を見せてやる!!
不本意ながらも紅い戦線のアイナとソルテを奴隷にすることとなったイツキは、相も変わらず錬金漬けの日々を送っていた。しかし、イツキは気付いてしまう。今の生活が理想のスローライフとはほど遠いことに!気晴らしに街へ出掛けたイツキは、奴隷商人・ヤーシスの計らいによって、奴隷の美少女・ウェンディと食事をしたり、ショッピングをしたりと、穏やかな時間を過ごしていた。しかし、権力者の息子・ダーダリルに目を付けられ、ウェンディの所有権を賭けた勝負を持ちかけられてしまう。勝負の内容は、期間内に規定の金額を集めること。僅かな期間で大金を稼ぐべく、イツキが錬金術で生み出したのは、繭型でピンク色をした、振動するアレだったー!?スキル駆使して美少女たちと送る賑やかな異世界スローライフ、第2幕!(願望)
風待薫平17歳。ひょんなことからできた妻のアオイはドラゴン、子供のジャジャとナナも双子のドラゴン。育児生活にも慣れはじめ、一家は慌ただしくも平穏な日常を送っていた。だがそんなある日、突如として風待家を訪れたのはアオイの母であるユールことユーリエルであった。人とドラゴンは決して相容れることはない、そう頑なに信じるユールは、圧倒的な力の片鱗を見せ、アオイとジャジャ、ナナを連れ去ってしまう。自身の無力さに打ちのめされ、ひとり取り残された薫平ではあったが、妻と子供を取り戻すことを諦めることはしなかった。彼は立ち向かう。矮小な人という存在でありながらも、圧倒的な存在のドラゴンへ。それはすべて大切な宝物ー家族を取り戻すため。
エルフであるサーニャさんとルイミンに同行して彼女たちの村へとたどり着いたユナ。いつものようにクマ姿にびっくれされつつもエルフたちにあたたかく迎えられたけど、エルフの村は結界が弱まっており、結構ピンチ?その原因は、村を守る「神聖樹」にあるという。「神聖樹?なにそれ?」興味津々なユナは、なんとか村の手助けをして神聖樹を見られないかな?ってことで、(ちょっぴり打算もありつつ)魔物退治に大奮闘。でも、神聖樹は寄生樹に侵されていて、なんとユナは「樹」と戦うことに…!?最恐(?)クマっ娘ユナの異世界冒険譚、ついに第10弾!!
亜人種との戦いの最中、「谷の神様」の憑代として『加護持ち』の力を得た少年カイ。豚人族の大戦士・六頭将の一角を討ち果たし、小人族や鹿人族らの帰依を受けたことで、谷には小さな「国」が生まれつつあった。村の仲間たちに力を隠し日々を送るカイに迫るのは、「真理探求官」たる僧侶ナーダ。激戦や他族との交わりのなかで、自身の力とこの世界への知識を深めていくカイは、「調停者」として種族を超えた戦いの宿命に身を投じる…。Web発小説の新地平を切り拓く衝撃作・第2巻。
遂に魔導具の祖ジーリンの元へ辿り着いた幹人たち。彼女によると、現在この世界は崩壊に向かっており、それを食い止めるための研究中らしい。しかし、そこへ彼女の研究を妨げる極等冒険者が現れる!そしてその相手をザザが務めることになり、幹人たちはザザのために“最強の武器”の製作に取りかかる。果たしてオオヤマコウセンはジーリンに迫る脅威を取り除き、世界崩壊を止めることができるのか!?高専生たちの普通じゃない英雄譚、衝撃の終幕!