2019年3月17日発売
あの太宰治がよりによって現代日本に転生、人生と平成を謳歌中!女子高生地下アイドルを流行作家にプロデュースして、今生こそ芥川賞を狙う太宰だったがー!?急展開の第2巻!
“血塗れメアリー”の事件を経て、初めて友を得た白羽蘇芳の悦びは長く続かなかった。聖母祭の開催が近づき、“仮初めの友”である匂坂マユリと花菱立花との関係に不和が訪れる。己の想いを自覚する彼女たちの繋がりが罅割れるなか、ニカイアの会の会長・八代譲葉が何者かに殴打される事件が発生。解決に乗り出す蘇芳の背後では、新たな七不思議“真実の女神”が囁かれていた。聖なる牢獄で、友情と恋情と劣情に揺れる心。神に叛する想いに染まり、少女たちが至る結末とはー。繊麗な描写と衝撃の展開で百合ファンを震撼させたノベルゲームを、原作シナリオライター、志水はつみがノベライズ!静謐な花園で、仄かな恋を芽吹かせる少女たちの青春群像。閉ざされた聖域を舞台に、友情と恋情の狭間を喘ぐ稀代の少女小説、春篇完結。
現代日本から異世界へ精霊として転生した凄腕システムエンジニア・如月優は、ジルコニア王国の姫・ルミナと共に魔術の力を用いて、急速に異世界中へインターネットを普及させていく。その最中、ユウ達はウェスティント共和国第四皇女・アムリルからの要請を受け共和国を訪れるのだが、インターネットを巡って国家の核心に関わる大騒動に巻き込まれてしまうー「剣と魔法の世界」のインターネット創造譚、完結!!
奈良盆地の半ば、大和郡山市に位置する越天学園の寮に居座る本陣達也。彼は、一度見たものを決して忘れることができない体質を持っている。若き達也のなかで渦巻くのは、母を喪った記憶と、その復讐、そして己の無力への怒りだった。そんな達也に、先輩・瓶賀流は一本のファミコンソフトを遺した。「ドラゴンクエスト」-その一本のゲームソフトが、達也にとっての「ふっかつのじゅもん」となる…。作家・円居挽、もうひとつのデビュー作と称すべき瑞々しさを放ち、森見登美彦も共感を寄せる傑作青春小説。