2019年5月発売
国崎東高校の2年B組は全滅した。…俺、都築紫苑を除いて。突然スマホが暴走し、異世界へと転移させられた国崎東高校の生徒たち。そこに現れたのは神を名乗る謎の存在。一人に一つチートスキルを与えられ、モンスターが徘徊するダンジョンを攻略させられることに。モンスターを倒してポイントを貯めれば、元の世界に戻してくれるらしい。だが、日頃からまとまりのないクラスの奴らは好き勝手に行動し、全滅してしまった。バカな奴らだ。しかたないから、チートと、ある方法で手に入れた能力を使って、俺がクラスメイトたちを復活させ、ゲームクリアに導いてやるよー。
『新妹魔王』の作者が放つ“異世街黙示録”第二弾!!『千年に一人の委員長』と評判の唯を自分のものにした士狼は、同棲を始めるなど順調な毎日。そんな中で開催されたのは、士狼ら“餓狼旅団”と協定関係にある異能組織との『四星会合』。各組織が火花を散らす中、他の組織に出た死者が新たな事件の幕開け。それは、かつて裏吉祥寺を襲ったヴァンパイアの事件を彷彿とさせるものだった。「お願い小鳥遊くん、私に本当に色欲を教えて」「ねえ委員長…それがどういう事か解って言ってる?」自分も役に立つために色欲の覚醒を早めたいと唯に懇願された時、士狼は禁忌を犯して唯をさらなる背徳へと堕とす決断を迫られる。
VRMMORPGティルナノーグにおいて阿久津恭也は、唯一のクラス“魔神”のルガーとして君臨していた。ある日恭也は、ルガーの身体で目覚める。しかし彼が目にした光景は、ティルナノーグではなく現実世界のものだった。彼を召喚した魔術師の零奈によれば、世界の終わりが近づいており、魔術師たちは次の創造主となるべく“魔神召喚”を行って戦っているらしい。だがルガーは、仮想世界で魔神と呼ばれていただけのー偽物の魔神だ。そして零奈は、こんな状況だからこそ、青春らしく振る舞いたいとルガーに願い…!?魔神(架空)が圧倒的強さで無双する魔術バトルアクション、開幕!
魔王を演じるディアヴロは、リフェリア王から討伐クエストを依頼された。しかし、目標のコボルトと仲良くなってしまい、とうとう王国と対立してしまう。そうした状況が一夜にして破壊された。なんとゲルメド帝国が宣戦布告してきたのだ!圧倒的な強さを持つ魔導機兵により辺境の城塞都市が陥落してしまう。一方、逃亡中のディアヴロは大いなる危機に陥っていた。シェラが赤面して告げてくる。「あのね…ディアヴロ…あたし、見ちゃったんだけど」「は?」「夜に、庭で…ソラミさんと…してた、こと」やがて世界を震撼させる魔王(演技)が、絶対的な強さで突き進む異世界冒険譚、第十二幕!超展開、開幕!
文芸部の阿喰有史はある使命を受け、友人(部員)を集めていた。勧誘対象の一人、雑賀更紗がいじめをうけているとの情報を得る。半ば強引に雑賀を入部させ、他の部員達の協力のもと、いじめの犯人を捕まえることに成功。だがその犯人はカースト上位の池泳の命令で雑賀への嫌がらせをしていたという。池永に会いに行くと、彼女もまた何者かに脅されていた。脅迫の連鎖はさらに続き、首謀者の影も見つけられない。そんな頃、文芸部員宛に「捜査を止めなければきみたちの秘密をバラす」という不審なメールが届く。脅迫するに足る秘密を、犯人はどう入手しているのか?そしてその脅迫に隠された真の目的とは!?事件の結末に驚愕する学園ライトミステリー!
魔族にとって恐怖の象徴である勇者が復活したと聞かされた魔王子ジャーク。だが魔王の予知によると、近い将来にジャークは勇者と結婚し、人類と魔族は平和を築くことになるらしい。そんな予知を現実にするため人間領を訪れたジャークは、勇者が3人いることを知る。花嫁を特定するため全員に軽くアプローチをかけたところ、なんと勇者全員に惚れられ、付き合っていることにされてしまう!それぞれ特殊な性癖を持つ女勇者のジャークに対する愛は日増しに深まり、三股を隠し通すのが難しくなっていきー!?魔族を救うため、エッチな女勇者×3と同時に付き合うことになった魔王子の修羅場回避ラブコメ!
その速筆ぶりから“絵師殺し”の異名を持つ売れっ子ラノベ作家・戌亥詩織。可憐な女子高生でもある詩織に同棲生活を言い渡された新人漫画家の俺は日夜エッチなイラストを描き続けていた。さらに詩織にラッキースケベを仕掛けられたり、締切を守った褒美として担当編集とデートしたり、美少女ラノベ作家にしてクラスメイトの二宮狐々亜に言い寄られたりで、漫画を描く暇などありゃしない。そんな忙しくも充実感のある日々を過ごしていたある日、仕事場に新たなラノベ作家がやってきた。彼女は俺の見知った人物で、俺の大ファンでもあるらしくー。エッチなイラストが大好きな美少女作家が次々と押し寄せてくるクリエイト系ラブコメ第二弾!
久瀬学が嫌な胸騒ぎを覚えたその日、一人暮らし先のマンションにかつての親友で、三角関係のもつれから気まずい別れをしたままの金森信治が五歳のタケルを連れてやって来る。絶句する学に信治は一方的に“この子に危険が迫っている。預かってくれ”と告げ、姿を消して……。時を超えて陰陽師一族の末裔が動き出すとき、運命の歯車が回り始める! 「京都寺町三条のホームズ」シリーズ著者が贈る書き下ろし最新作。 ■著者 望月麻衣(もちづき・まい) 北海道出身、現在は京都在住。2013年にエブリスタ主催第二回電子書籍大賞でデビュー。2016年「京都寺町三条のホームズ」(双葉社)が『京都本大賞』を受賞し、大ヒットシリーズとなっている。「わが家は祇園の拝み屋さん」(KADOKAWA)「京洛の森のアリス」(文藝春秋)など著作多数。
武闘大会が終わり、冒険者としての平穏な生活が戻ってくると思っていたテンマ…。が、そんな期待をよそに、地龍と遭遇したり、貴族同士の対立に巻き込まれたり、クーデター騒ぎを解決したり、奴隷商人の捕縛に参加したりと、希望とはかけ離れた生活をが待っていた!そこで騒々しく賑やかな日々に変化を求め、テンマは新たな旅立ちを考え始めるー。長きに渡る王都編、ここに一旦閉幕!
残暑の厳しい九月十四日未明。東京都江東区有明の一画に、一夜にして直径五十メートルを超える大穴が空いた。底知れない空洞の出現に、都は対応に追われ、メディアはニュース特番の編集に勤しみ、付近に住む人々は避難を余儀なくされる。翌日。自衛官・藪木環樹は娘・花音との約束をキャンセルして、この異常事態に対処すべく霞ヶ関を訪れていた。そこで、有明の洞穴から異世界の生物が這い出し、都民を襲っていることを知る。折り悪く、花音は友人と共に、イベントが開催されている有明方面に向かったはずであったー。
君にはどうしても思い出せない記憶があるかい? はっきりとした形にならない想い出が心に引っかかってはいないかな。曖昧な過去に引きずられて、現在をむげにして、未来を犠牲にしてはいないか? そう、死神たるぼくの曖昧なる敵ディジー・ミス・リジーのようにーー スプーキーEの死後、虚脱状態になっていた織機綺の前に現れた統和機構の使者は、彼女に責任を取ることを求め、綺は暗い記憶の扉をこじ開けられる。そしてすべてに価値を見いだせない無気力な少年乙坂了哉が事態をもてあそび無為で無明な日常に復讐し始めたことで、街はその輪郭を失って崩壊し始める。ブギーポップはそれを傍観し、炎の魔女さえ空回りを避けられない世界の危機の中で、綺は闇の深奥に辿り着くことができるのか……?
正体不明のルビーアイ“刺撃者”。同じルビーアイにさえ牙をむく最凶の敵と、ミノルたち“特課”、そして“組織”の三つ巴の戦いは、熾烈なものとなった。辛くも“刺撃者”を退け、組織のルビーアイ“凝結者”を捕獲したミノルだが、平穏な日常は未だ遠い。組織の重要人物、“液化者”が姿を現したのだ。「トランサーを救出したい。彼が殺されてしまう前に」彼女は“刺撃者”の情報と引き換えに、ミノルにある取引を持ちかける。ルビーアイ最強とも評される“液化者”と、“孤独者”ミノル、敵対する二人の共闘が始まるー!
高校二年生の十月は修学旅行の季節らしい。となると班決めがあって、席を素早く立つ安達の姿が目に飛び込んで来る。 「なにかな足の速い安達」 「班は、一緒で」 「うん」 当然そうなるのだ。 ただ問題は、班を作るには五人必要ということだ。安達の性格からして、二人きりじゃないと不満だろうし、どうしたものか。 意識して準備する物もないし、二泊三日の旅行で私服が必要なわけもなく。流れるままに、ぱーっと、出たとこ勝負でいいかな。
文化祭実行委員なんて、柄じゃない。でも僕らの関係を変えようとする春珂の願い、春珂を想う秋玻の気持ちから委員として動き始めた僕は、かつての僕を知る庄司霧香と出会う。再会なんてしたくなかった。霧香は僕が別れを告げたはずの「過去の自分」を育てた人だから…。華やかな文化祭の裏側で、彼女は僕らの恋に隠れた、何より僕が隠した欺瞞をこそ残酷に暴いていく。もう戻れない僕らの関係。揺さぶられる『僕自身』のあり方。そして、舞台の幕が上がるー。僕と「二重人格」の彼女たちが紡ぐ、三角関係恋物語。
偽りの魔王アヴォス・ディルヘヴィア、その正体は伝承から生まれた大精霊であり、ミサのもうひとつの側面だった。 アノスは大精霊アヴォス誕生の秘密を知るため、《時間遡行》によって二千年前のアハルトヘルンを訪れる。そこで目にしたのは、天父神の卑劣な計略によって、ひとつの家族の愛と絆が無残にも引き裂かれる瞬間だったーー。 「二千年前の悲劇はもう幕引きだ。これから、すべてを取り返しに行こう」 あらゆる理不尽、あらゆる悲劇、我が眼前ではただ滅べーー!! Webでも大反響を得たシリーズ最大のエピソード《大精霊編》感動のクライマックス!!
呪われた島から旅立ち、逃亡の日々を送ることになった孤独の悪魔を背負う男ヨクサルと死霊術師の孫娘シュガーリア。世界から失われつつある異端を救う道行きの中で、彼らは人ならざる有翼種の血を引く子供、ビーノと出会う。帝国の謀略が蠢く砂漠の街、バフハに潜入した彼らに追っ手が迫る中、ヨクサルは自分の罪と過去に直面する。孤独と幻想のあわいで、シュガーリアの身を焦がしたのは、初めての恋の激情だった。
オフィーリアが魔に呑まれ、ピートがその使い魔に攫われた。キンバリーの地下迷宮に消えた生徒数の多さに、学園内は厳戒態勢が敷かれる。学生統括のゴッドフレイをはじめ、上級生らが奪還に向かうも救出活動は難航していた。 迷宮の深みに潜む魔女を相手に、自分たちに何が出来るのか? 苦悩するオリバーらに、ある人物が取引を持ちかける。それは彼らにとっての光明か、それとも破滅への誘惑か。 目指す場所は地下迷宮の更にその奥。想像を超えた環境と罠、恐るべき合成獣たちが行く手を阻む。果たして彼らはサルヴァドーリの工房にたどり付き、友人を取り返すことができるのか──。
もう人を好きになるなんてやめてしまおう。中学時代に経験した手痛い失恋から、そう心に決めていた沙弥香。しかし高校の入学式で初めて七海燈子の姿を見たその瞬間から、どうしようもなく燈子に惹かれていく。 同じクラスになり、一緒に生徒会にも所属し、やがて親友と呼べる仲にもなった。隣を歩み続ける中で、燈子の強さも弱さも知った。燈子のすべてを見て、一層好きになっていく。 でも、だからこそ。沙弥香はどうしても「好き」を伝えられない。待ちすぎて、恐れすぎて、一歩踏み出すことができなかった沙弥香の迷い、後悔、喪失ーー。 人を好きになるということを知ったのは、『彼女』と出会ってからだった。
最悪だ…。どうして、こんなことになっちまったんだよぉぉぉぉ!!…え?何が起きたかって?あの男だよ。驚異のラブコメ主人公である、あの男が、再び西木蔦高校にやってきやがったんだよ!!開催中止の危機を回避し、平和に行われるはずだった『繚乱祭』。だがあの男を中心に、嵐は容赦なく西木蔦に吹き荒れる…それは一人の少女の願いと共に。まあ流石に俺はもう面倒事はこりごりーって引き受けんのかよ、パンジー!!しかも、その謎の決め顔とポーズで、てめぇは一体何を企んでやがる!?