2019年9月10日発売
“異世界・グレートブリテン”では大魔導士マーリンの命の灯が消えつつあった。最期を悟った彼は、弟子のリィナに異国の言葉で書かれた古い予言書を渡す。本のタイトルは『アーサー王物語』。いくつか差異があるが、実際に起こった事が書かれているその予言書には、リィナの友人・アーサーの死が綴られていた。一方、アーサー王物語が大好きな日本の高校生・来人は修学旅行で聖地イギリスに居た。常々「悲劇じゃないアーサー王物語は無いのか?」と感じていた彼はまだ見ぬ物語を求め古書店で1冊の奇妙な本と出会う。宿に戻って早速読み始めるも突然森の中に転移してしまいー!?
魂に直接メスを入れ患者を蝕む『呪い』を除去する異端の解術師・アーベント。通常の治癒魔術では治せない呪いでさえも解いてみせるその奇跡の施術は、失敗すれば死亡率100%の禁忌の術だった。闇医者と疎まれながらも、魔術講師として神学校に勤め、とある目的のために『解術』に取り組む日々。そんな中、天才魔術師・レイミュの襲撃に次ぎ、校内で生徒が石化される事件が発生。アーベントの手腕をもってしても一筋縄ではいかない呪いの魔の手は、ついに彼の教え子にも及んでしまいー。外道魔術医の戦いが今、幕をあける!
「あのね。私とつきあってくれる?」美少女に告白された。ヤンキーに絡まれがちな日常から抜け出すため、元お嬢様校である杏子ヶ丘学園高等部に進学した俺は、ついに初彼女をゲットしたのだ。これで夢にまでみた幸せな高校生活が送れる、そう思っていたのにー「ハルくんのことが好きだから、永遠に自分のものでいてほしいって、思うでしょ?」なぜ、俺は初デートで彼女に殺されかけているのだろう?衝撃の結末から目が離せない。これは、不器用なふたりの愛と殺意の物語。
水波を連れ、日本を脱した九島光宜。パラサイト化したレイモンドと共に、USNA軍基地のある北西ハワイ諸島を目指す。 一方、九重八雲という意外な伏兵によって追跡を阻止された達也だが、彼は水波のことを諦めてはいなかった。必ず連れ戻す、と深雪と約束したからだ。 光宜とレイモンドが逃れた先。そこは奇しくも、リーナが救出を願うカノープス少佐が幽閉されたミッドウェー監獄に近い、パールアンドハーミーズ米軍基地。 パラサイトを滅す新魔法『アストラル・ディスパージョン』を習得した達也が、水波と、そしてカノープス奪還のため、USNA軍基地を隠密裏に強襲する……!!
大正十三年、春。少年、椚雪緒は、上京した先の夜鳴川邸にて美しき白蛇に出会う。彼女は父である八頭八尾の大蛇、「十六夜」の決めた縁談から逃れるため、妖相手に商売をする「化猫堂」へ助力を求めに来たと云う。化猫堂の店主、夜鳴川夜霧と猫のミタマ様に連れられて、雪緒は妖達の住まう「常夜之町」へ乗り込むが、そこは人の世の常識が通じぬ異境だったー!関東大震災後の横浜を舞台に、人と妖の縁を紡ぐ大正伝奇浪漫。
上位指揮官機〈無慈悲な女王〉。それは対レギオン戦争で守勢に立つ人類に与えられた“銀の弾丸”。『第86独立機動打撃群』の活躍で〈彼女〉の確保に成功した連邦・連合王国は、轡を並べる第三国「ヴァルト盟約同盟」にて、その解析と「尋問」を開始する。 一方、大戦果を上げた者たちにも報奨が授与された。特別休暇。鉄と血にまみれた日々を、僅かひととき遥か遠くに置き、シンとレーナはじめ皆はそれぞれに羽を伸ばす。が、同時に《その二人以外のほぼ全員》はある思いを共にしていた。 それは。“お前らいい加減、さっさとくっつけよ” もう一つの戦線がついに動く(!?)Ep.7!
ネトゲのイベントは一期一会だとでも思った?-残念!リバイバル祭り開催しちゃいます!ネトゲ部のみんなは期末試験、そしてマスターはいよいよ受験を控える二月。それ以外にも残念美少女・アコの誕生日やバレンタインデーをはじめイベントが盛りだくさん!だけど、それはネトゲ内でも同じこと。レジェンダリー・エイジでは過去のイベントを大量に再実装する復刻イベントラッシュが行われていた。そんな中、アコはといえば…「ルシアンに、プロポーズしたいんです」え、そっちも復刻するの!?ゲームもリアルも総復習!同じようで少しだけ違うお祭り騒ぎをシリーズ中最大ボリュームで贈る!残念で楽しい日常≒ネトゲライフ、第20弾!
わたし、池野彗花はごくごくふつーの高校生。あの娘、庭上蓮は席が隣の同級生。蓮はプロの漫画家になるってすっごくがんばってて、わたし、応援してるんだ。いろいろあってナイショの同居は続き、待ちに待った夏休み!今回蓮が挑むのは同人誌即売会への初参加?!わたしはその手伝いをしてたんだけど…「やっぱ口だけじゃねぇか。彗花は漫画描いたことねーもんな」「蓮の、バカッ!いくじなしっ!」…ちょっとしたことが原因で、ケンカ、しちゃった。わたしたち、無事に本を完成させてイベント参加できるかなぁ…。チクチクそわそわ混じりのガールズ青春グラフティ、第2弾です!
近所に住む小五女子の城ヶ崎君は、朝から鯨を見に海へ行こうと誘ってくる、行動力だけで生きているような少女だ。そんな彼女に言われるがまま、一緒に海へ向かう高二のぼく。十一歳と十七歳、恋愛、どはないと思う。二人で過ごすいつもの夏の水曜日。こんな穏やかな日々がずっと続けばいいのにー。夏の朝、目が覚めたらいつものように鏡の前で情報整理。「海野幸、十七歳、性別女性、二年C組、両親は健在ー」顔にかかる髪を払い、ぼくを私に切り替える。曜日を確かめると水曜日。さぁ、今回も三日くらいがんばろうー。そして城ヶ崎さんは宣言する。「この世界を破壊したい」と。閉ざされた海辺の街で、ぼくと彼女は今日も出会う。
水晶魔法、最先端の魔法技術。水晶花の装甲で全身を覆う事で、様々な超常を起こす荒業。だが歌貝カルタは『手違い』から特殊装甲ではなく、完全服従型の水晶少女アイネを呼び出す力を得ていた。 「にえさまいつまで焦らすおつもりですかそろそろアイネは反抗期に突入しそうな勢いなのですが」 「お前は反抗期の使い方を間違えている」 しかしカルタ達が水晶魔法を学ぶ洋上水晶魔法学園グリモノアにゲストで呼ばれた一世代上の先輩、世界最強と呼ばれる仰神魔法の使い手は壇上に上がるなり全校生徒にこう告げた。新世代と旧世代、両勢力の衝突の幕開けとして。 「どいつもこいつも全員無能。よってグリモノアは廃校処分とする」
寝具メーカーで働く28歳処女の奈都は、新婚向けベッドの開発メンバーに抜擢される。すると突然プロジェクトを率いるエリート同期の森場に「俺と結婚して」とプロポーズされてしまい!?何でも彼はユーザーの気持ちを知るため疑似新婚生活をしたいというのだ。仕事だからと同意した奈都だが、溺愛されたうえ「昨日は可愛かった」とまるで夫婦の営みがあったかのような言葉をかけられ、もうタジタジで…。
貴族院二年生を終え、ローゼマインは再び領地での生活に戻る。新しい弟との出会いや、下級生の側近探し、お魚解体に、曽祖父の昔話など、一見その日々は穏やかそのもの。だが、フェルディナンドの様子がおかしい。鍵を握る「アダルジーザの実」とは何か?そして、下される急転直下の王命ー神官長はローゼマインに明かす。「本来ならば、私は洗礼式前に死んでいるはずだった」出生の秘密、父との最後の約束、苦渋の決断。エーレンフェストの未来を賭けた、フェルディナンドの選択とは?本を読むために全力を尽くせ!最終章へ急変するビブリア・ファンタジー最新刊!10年の歳月が胸に迫る書き下ろしSS×2本、椎名優描き下ろし「四コマ漫画」収録!