ラノベむすび | 2019年9月17日発売

この恋は終わる。 彼女の“本当の名前”を当ててしまったらーー。 世次愛（よつぎめぐみ）は、深夜のゴミ捨て場に捨てられていた美しく奔放で掴みどころのない女、古橋琴葉（ふるはしことは）と出会う。たちまち琴葉の魅力に囚われる愛だったが、友達になることは固く拒まれてしまう。 そんな琴葉が持ちかけてきたのは、友達ではなくて“恋人”になることーーそして、自分が改名して“琴葉”になる前の“本当の名前”を当てられたら、愛の望み通り友達になるーーという奇妙な賭け。 仮初めの“恋人”としてぎこちなくも関係を深めていく二人だったが、琴葉の“本当の名前”に秘められた凄絶な過去（呪い）は、そんな幸福な時間が続くことを許さなかったーー。 俊英・斜線堂有紀が放つ待望の百合長篇第一作にして、切なさが炸裂する“名前当て”ミステリーの金字塔！

殺戮の神獣“おおかみ”の加護を与えられた房石陽明は、“ひと”を殲滅すべく殺人儀式・黄泉忌みの宴を繰り返す！ “かみさま”を宿す少女・巻島春と共に非道を死に戻る矛盾した因果で、房石は惨劇の輪廻の未だ見ぬ最悪に到達しようとしていたーー。 芝村裕吏、奈須きのこ、虚淵玄、小高和剛、日向夏、イシイジロウ、竜騎士07 芝村裕吏を筆頭に、時代を牽引する7人の書き手が絶賛。 かつて、これほどの圧倒的讃歌とともに世に出た物語があっただろうかーー!