2022年1月4日発売
東京駅の地下に佇む「水底図書館」は、世界中の稀覯本を収集する図書館だ。希少な本の取引の場にもなっており、世界中から腕利きのディーラーが集う。オークションで競り落とすには、「持ち主にふさわしい」と館長の五色に認められる必要があり、あらゆる駆け引きも熾烈。司書一族の未森は、古書ハンターの秋に振り回されながらも、権謀や外敵から本を守り続けている。そんなある日、五色が何者かに襲撃されてー。
出版社で働く柚希は、人に対して自己主張ができない性格。小説の編集者になりたくて出版社に入ったが、入社以来求人誌の編集部で働いている。柚希には小説家を目指していた高校時代からの親友・彩羽がいたが、二年前に亡くなっていた。柚希はその死の原因が自分にあると思い込んでいた。絶望的な状況の柚希の前に、ある日赤いパーカーを着た青年が現れる。青年は柚希に「僕の名前を呼んで」と語りかける…。衝撃の展開に目が離せなくなる、珠玉の純愛ストーリー。
鬼霊を視る才を持つ甜花は、美しくも妖しい陽湖妃の付き人として後宮ではたらくことに! 宮廷で巻き起こるあやかし絡みの事件に、持ち前の書物の知識を生かし、謎を解き明かていく甜花。やがて後宮内に渦巻く、大きな陰謀に巻き込まれていくーー!? 謎解き×あやかしの中華風後宮ファンタジー小説、大好評の第2弾!
Netflixにて2024年映画化決定「よめぼく」シリーズ第2弾! 累計35万部突破。 人の寿命が残り99日になると、その人の頭上に数字が見えるという特殊な能力を持つ高校生の新太。ある時新太は自分の頭上と、文芸部の幼なじみで親友の和也の上にも同じ数字を見てしまう。そんな時、文芸部に黒瀬舞という少女が入部してくる。ふとしたきっかけで新太は、黒瀬もまた死期の近い人が分かることに気づく。ひたむきに命を救おうとする黒瀬に、諦観していた新太も徐々に感化され、和也を助け、自分も生きようとするが…。 ■著者プロフィール 森田碧(もりた・あお) 北海道出身。2020年、LINEノベル「第2回ショートストーリーコンテスト」にて「死神の制度」が大賞を受賞。2021年、『余命一年と宣告された僕が、余命半年の君と出会った話』(ポプラ社)でデビューし、大好評を博した。