2023年1月7日発売
かつて永遠の友情を誓い合った悠宇と日葵が、運命共同体となって早1か月。甘々もギスギスも一通り楽しんだ二人の恋人関係はーひと夏の恋に終わるかどうかの瀬戸際に立たされていた…!恋と夢は両立できないと言う雲雀。恋人は親友にはなれないと言う咲良。そんな兄姉たちの声に対抗心を燃やした日葵は急転直下、あることを悠宇に宣言する。「今回の販売会、やっぱりアタシがばっちりプロデュースするから!」すれ違う日葵の決意と悠宇の思惑。そしてそのまま迎えた文化祭当日ー。「あたしが“you”様の一番弟子ッス!」謎の中学生の登場でさらなる波乱が!?
『ティアラ☆スターズ』ライブの第一弾“ミラク”VS“アルタイル”が終了し、遂に乙女たち“アルフェッカ”に挑むことが決まった夕陽とやすみ。調子を取り戻した若手随一の人気声優・乙女に率いられて盤石な体制の“アルフェッカ”を前に、二人は一時休戦、協力して後輩の指導とチーム強化にあたることを決める。しかしアイドル声優活動を疑問視する年上の新人・羽衣纏は、ライブへの注力に不満な様子。その姿を以前の自分と重ねた千佳は、ぎこちないながらも彼女と対話しようとするがー。
猟奇殺人事件が世間を騒がす大都市に、その身に不釣り合いな大きな傘を携えた少女と顔に傷がある恐ろしい風貌の青年の姿があった。二人組の名前は夜子とサトル、国際法で開発を禁じられた生体兵器である。彼女らの目的はひとつ、“D.O.G”と呼ばれる生体兵器たちを殲滅すること。半年もの間、手がかりすらない事件の話を聞きつけ、はるばるやってきたのだ。人を装い群衆に紛れ込む怪物を狩ることが可能なのは夜子しかいない、なぜなら彼らを生み出したのは彼女自身だったのだからー。悲壮なるダーク・アクションファンタジー、ここに怪演!
「彼の者の名を『花矢』と言う」 季節は、如何にして齎されるのか? その問いに人の子らはこう答える。 「四季の代行者」が神々より賜りし権能で春夏秋冬を大地に巡らせるからだと。 では朝と夜は? 同じく人は告げる。 「巫の射手」が空に矢を放ち、その矢が朝と夜の天蓋を切り裂くのだと。 黎明二十年、島国『大和』の北端に位置する大地エニシに一人の少女がいた。 姓に神職を冠す巫覡の一族の末裔、代行者と同じく神の御業を担う者。大和に朝を齎す「暁の射手」その人だ。 少女花矢は今日も民に紛れ学舎に通う。 傍に美貌の青年を従える彼女が、大和にただ一人の『朝』だとは誰も知らない。 花矢と弓弦。少女神と青年従者の物語は、いま此処から始まる。
あれから二年。俺は逃げるように京都の大学へ進学し、鬱屈した生活を送っていた。 だけど二人の女の子、遠野あきらと宮前しおり。そして、こんな俺すら受け入れる友人のおかげで、毎日は徐々に色づき始める。この心地よい男女グループがいつまでも続くように。今度は絶対に恋に堕ちないように……。 それなのに。 「逃げないでください、桐島さん! 私の気持ち、ずっと知ってたくせに!」 過去への悔恨と、新しい恋。狭間で揺れ動く波乱の大学生編、開幕。
全人類に“聖剣”が宿るようになって早40年ーこの異能で決闘を行う競技・聖剣演武は絶大な人気を誇り、世界中を熱狂の渦に巻き込んでいた。しかし、この世でただ一人、日本の少年・阿頼耶識にだけは“聖剣”が宿らなかった。聖剣学園を受験するも、夢破れた無能な彼…。その前に、世界最強の天才聖剣士・ラディアータが現れー!?「この私の弟子となれ。きみに頂の景色を見せてあげる」突然現れた年上美人師匠との契約は、三年以内に世界グランプリの頂点を獲ること!最強×最弱な師弟の夢の続きが幕を開ける、聖剣・学園ファンタジー!
社会人にとって癒しのひと時である長期休暇ーを目前に控えてうきうきなアリナのもとへ、ギルド本部から5つの封書が届く。内容はいずれも同じく「新ダンジョン発見のお知らせ」。ひとつ発見されただけでさえ莫大な残業と休日出勤をもたらす新ダンジョンが、五つ、同時に、見つかっただと…!?(絶望)長期休暇の存亡を揺るがす非常事態に、アリナは急ピッチでダンジョンの処分を進めることに。猛り狂う大鎚によって次々とボスが粉砕されていく中、最後の1匹が待つボス部屋に殴りこんだアリナを待っていたのはボスではなくー?「…処…刑、人…?」受付嬢がボスと残業を駆逐する異世界コメディ第6弾!!
世界を変える大冒険へと向かった娘のミューリを追って、旅を続ける賢狼ホロと元行商人のロレンス。 だが借金で悩むサロニアの窮地を救ったロレンスの活躍が、思わぬ余波を生む。 「貴重な森が失われる」と、森林監督官から詰め寄られてしまうのだった。 トーネブルクの未来を思い森を切り開く決断をした領主と、先祖代々の森を守りたい領民。その両者を気遣うホロを悲しませないためにも、ロレンスは皆が納得する妙案を練ることになる。 しかしそんな中、木材取引の相手、港町カーランの背後にはある女商人の影があって……。 長編書き下ろしで贈る、賢狼と元行商人の幸せであり続ける物語、第7弾!
大量の血だけを残して全校生徒が消失した『血汐事件』。その日遅刻して偶然にも難を逃れた青己蒼汰は、血の海となった教室で、彼にとっての唯一の肉親である妹・花乃の生首を発見する。だが、花乃は首だけの状態でなお生きていた。花乃の身体はどこに隠されたのか。この凄惨な事件は何故起きたのか。借り受けた呪刀を携えて床辻市内のオカルトを追っていた蒼汰の前に、謎の少女・一妃が現れた。彼女は街の怪異から人々を匿う『迷い家』の主人だという。そして少女は告げる。私が君の運命を変えてあげる、と。-踏み出したら戻れない、怪異狩りの闘争がここに始まる。
少年皇帝・紫釉のお世話係となった凛風は、紫釉の成長を見届けるために後宮女官を一生続けたいと思っていたところ、同じく紫釉を大切に思う最高位執政官の蒼蓮と惹かれ合い、彼の許嫁となる。女官として、柳家の娘として立派になりたいと思う凛風。そんな中、紫釉が六歳を迎え盛大に開かれた生誕節で、後宮へと戻ってきた太皇太后との再会によって蒼蓮の過去が明らかになりー。国を蝕む陰謀、兄・秀英の縁談など様々な出来事に奮闘する凛風と蒼蓮、二人の絆は深まっていく。ところが、柳家の父から予想外のことを聞かされて…。
元婚約者の結婚式に同行してくれた兄の友人、王弟フィルオードとの距離が縮まった子爵令嬢ルシア。お互いの胸に秘めていた想いを知り、2人は晴れて婚約するに至った。それからというもの彼女の世界は180度変わり、王家の人たちはもちろん上級貴族たちとの付き合いも必要になって結婚式の準備にお茶会に大忙しの日々。さらに“貧乏子爵令嬢が王弟に嫁ぐ”というシンデレラストーリーは国中で話題となり、貴族でありながら自然体で不思議な魅力をもつルシアは多くの人々を魅了していく。そして、よく晴れた朝。王家の鐘が鳴り響く。王弟と素朴な令嬢の慶事を全国民に伝えるためにー。
ある日、聖女ステイシーは自分を冷遇してきた父から「可愛いステイシー。そろそろ結婚を考えてみてはどうだ?」と告げられイラだつが同時にある名案を思いつく!「夫となる男性の条件は、私が決めますね」結婚する気などさらさらないステイシーは自分の趣味全開の『夫に求む8つの条件』を父に提示する。『こんなの全部当てはまる人いないわよね!』とふざけて書いたつもりだったがー「私はあなたが出した条件全てに合致している」と一国の王様がプロポーズしにやってきた!?