2023年10月6日発売
「……大っ嫌い!」 「奇遇だな。おれもだ」 かつて敵対する異能力者の組織に属し、反目し合う目的のために抗争を繰り広げていた二人。 《羽根狩り》の異名を持つ犀川狼士(さいがわろうし)と、《白魔》と呼ばれる最強の異能力者・柳良律花(なぎらりつか)。 血で血を洗う毎日を過ごし、まともな社会経験のない二人だったが…… 「ろうくん、大好きっ」 「俺もだよ、律花」 組織解散後はなぜかイチャコラ付き合った上に結婚していた! 憎さ余って可愛さ100倍? いまや、毎朝会社に行く際に玄関で「いってらっしゃい」のチューをするくらいバカップルを地で行く夫婦。 だが夫にはただひとつだけ悩みがあった。 それは、妻と一度も寝床を共にしたことがないということ……要するに彼は既婚者なのにいまだ童貞であったのだ! これはそんな夫が数々のトラブルに巻き込まれながらも、 身持ちのお堅い妻との愛を深めるため、今日も必死にアプローチを続ける艱難辛苦の物語である。
ジェスと一緒にいたい。離れたくない。だが、現実逃避し続けることもできない。王朝と解放軍の亀裂は深まるばかりで、シュラヴィスはノットに決闘を挑んでしまった。間に立てるのはジェスと俺だけ。なんとしてでも戦いを止めなければ!奔走するうちに解き明かされていく、これまでの謎と大きな秘密。真実をかき集めて辿り着いた『解決法』は…あまりに重い決断が必要なものだった。それでも俺は、ジェスのためなら…。豚と少女の恋物語に訪れた大きな分岐点。二人で歩いてきた足跡を辿りながら、俺たちの、最後の旅が始まる。「豚さん、大好きです」
シュラムランド同盟会議の開催が迫る中、皇太子アリオールに扮したフィアールカは、ラスとともにシャルギア王国を訪れる。二人の目的は、皇国の暗殺者に狙われているシャルギア王女ティシナの保護。しかし、未来の記憶を持つというティシナは不可解な行動を続けてラスたちを翻弄する。そんな中、同盟会議に反発するレギスタン帝国の放った工作員は、王都で不穏な動きを始めていた…。魔獣の棲む惑星で国家の存亡をかけた政略結婚に挑む騎士と皇女の、異世界戦記ファンタジー、第二弾!
幽霊が出没するという地下水路の調査に向かった古城と雪菜が迷いこんだのは、無人の廃墟と化した未来の絃神島だった!?(「人工島の落日」) 話題のラーメン店で偶然遭遇した雪菜と雫梨。古城を巡ってなにかと張り合う二人は、名物の激辛メニューに挑戦するのだが……(「灼熱の死闘」) 天部の死都の調査中、邪神崇拝者の罠に捕らわれてしまった紗矢華とラ・フォリア。死闘の中で、二人の身体に起きた異変とは……!?(「いつかのバースデイ」)など、新作書き下ろしを含めた短篇・掌篇十七本を収録。 世界最強の吸血鬼が、常夏の人工島で繰り広げる学園アクションファンタジー、待望の番外篇第四弾!
女神が人々に与えた試練『ダンジョン』で探索者たちはレベルアップのため日々ダンジョンで戦っていた。 高校一年の日向は、生まれながらにしてレベルが獲得できない体質。永遠のレベルゼロと蔑まれていたが、初めて挑んだダンジョンでモンスターたちと出会うたびに、スキルだけが無限に獲得できるようになる。しかも謎の1位『???』として探索ランキングを騒がせるが、本人は気づいてもいない!! 神威ひなたと神楽詩乃は、強すぎる潜在能力を持つ美少女。その力故に誰とも心を通わせられなかった彼女たちだったが、スキルを手に入れられる日向のおかげで三人の距離は急速にーー。 カクヨム週間ランキング・ノベルピアなどで1位獲得の人気作が電撃文庫で登場!
召喚禁域魔法学校マレフィキウム。誰もが知り、誰もが目指し、誰もが夢見て、しかし大陸中にいる少女達の実に九九・九九九九%以上が屈辱と挫折を味わう『魔女達』の超難関校。物語の舞台は、名門召喚禁域魔法学校マレフィキウムーーではなく……。 「受験を頑張って来年は召喚禁域魔法学校マレフィキウムに合格なの!」 魔女見習いヴィオシア・モデストラッキーも魔女を夢見る少女のひとり。手には0点の答案用紙、このままでは合格など夢のまた夢。しかし、彼女には頼れる助っ人がいるのだ。 「アンタを必ず合格させる。こいつはそういう『指導契約』だぜ」 最強の家庭教師・妙想矢頃とともにヴィオシアは魔法学校入学を目指す!
「その程度で俺の覇道を止められるなど、思い上がりも甚だしいわ!!」 悪徳領主の長男に生まれた俺ーーオウガ・ヴェレットは悪役としてやりたい放題の日々を謳歌する、はずだったんだ……! 周囲の勘違いから俺の評価は勝手に上がり続け、しかも学院長・フローネの策で、生徒会入りと〈学院魔術対抗戦〉の代表入りが決定する。 許しがたい屈辱だ。好き勝手するのは俺だけでいい。他人の思惑を粉砕し欲しいものを力ずくで奪うことこそ我が覇道! 手始めにレイナは俺のものにする。愛弟子をとられ悔しがるフローネの姿を想像するだけで傑作だ! ついでに対抗戦で優秀な駒がいないか物色してやろう。クク、何も知らない者から搾取する完璧な【悪役】だ!!! ……………なのになぜ【聖者】認定秒読みなんだ!? 気ままな悪役御曹司として、やりたい放題したいだけの主人公は周囲の勘違いで【聖者】へと一直線! 第二幕《学院魔術対抗戦編》!
七月末、鳳明高校生徒会の夏休みは一味違う。生徒会メンバーは体育祭実行委員・教職員を交え、体育祭の予行演習をするのである!夏彦たちの仕事は“何事もなく”予行演習を終わらせること。順調に準備を進める夏彦たちであったが、何も起きないはずはなく…!?ドタバタな夏休みに、突然現れたクラスのアイドル・榛七ルミ。「…おい、夏彦。体育祭の後あけとけよ」どうやら鳳明高校には、“体育祭の後にハチマキを交換した男女は結ばれる”-そんなジンクスがあるらしい。「…やっぱり本気なのね、あいつ」一部始終を物陰から見ていた幼なじみ・一ノ瀬ひよりの選択はー?
「鳳エマ。俺は君を愛している。だから、俺の恋人になってくれ」 そうして私、鳳エマは久溜間道シノと、本当の意味で恋人になった。 ……なんてことは全然なく、相変わらず私達は『偽物の恋人』のまま。変わったのは、私も光郷グループの諜報員になったこと。でもシノは私を全然頼ってくれない。私だって、シノの役に立ちたいのに……。 「ねぇ、エマさん。私達で頑張ってみない?」 そんな時にチヨちゃんからもらった提案。光郷家を狙った暗殺計画を掴んだけど、それがシノを狙った罠かもしれないから調べたいって。 チヨちゃんありがとう! 二人で暗殺計画の真偽を確かめて、私達だってシノやみんなの力になれるってことを証明してやるんだから!
結婚式で教会が燃えちゃった!!?誘拐に火事に初恋に、愛され婚約令嬢大活躍♪ 祝! ご成婚!!!!! 結婚式を半年後に控えたある日。マリーアはレナートとともに隣国の記念式典に招かれていた。しかし街へ繰り出した時、彼が攫われてしまう!救出に向かうマリーアだったが、そこにいたのはレナートではなく…!?教会が燃えたり、可愛い弟がチャラドリーコ(=チャラいテオドリーコ)になったり、結婚式の招待客にマリーアの初恋相手がいたり!??マリーアの行くとこ事件が起きる!!愛され婚約令嬢のしあわせラブコメ♪
校長にして国王な大賢者アリアケとその仲間たち。“この”世界にもはや問題は存在せず、悠々自適な生活を送っていたーだが。突如発生したキング・オーガの襲来、謎の少女パウリナとの邂逅、彼女を追い現れた自動人形エリスと、次々にトラブルが舞い込んできて!?どうやら原因は隔絶されたはずの“魔大陸”の異変らしく、混乱を収めるべくアリアケが選んだ行動はー。「俺の名はアリアケ・ミハマ。魔大陸の全ての王国を統べる“皇帝”だ。さっきそうなることを決めた」まさかの皇帝就任宣言!?全ての元凶を討ち、真の平穏を掴むため、アリアケと賢者パーティーは最後の戦いへ挑む!さらには待望(?)の勇者ビビアとの共闘も!?!?超無双ファンタジー、ここに完結!!!
温泉でゆったり♪のはずが…依依たちに迫る影!?恋愛模様にも大波乱が巻き起こる第3巻! 純花のそばにいるため、皇帝付き武官として日々を送る依依。ある日、皇帝飛傑から原因不明の病に苦しむ皇妹瑞姫と仲良くしてくれないか、と頼まれる!彼女と対面し、救いたいと動き出す依依。鴆毒が原因だと突き止めると解毒剤を自ら作り出し、無事救い出すことに成功するのだった!!体調が戻りつつある瑞姫のためにと飛傑らは温泉宮に向かうことに♪楽しい時間となるはずが何者かの陰謀に巻き込まれて…?そして、依依に惹かれる飛傑と宇静がついに!?様々な思惑が交錯する、大波乱の第3巻!
悪の華(ウェルミィ)は社交界に舞い戻るーー思惑渦巻く紳士淑女の輪舞 悪名を轟かす社交界の悪の華ウェルミィ。後妻の子でありながら伯爵令嬢の義姉を虐げ断罪されたことで表舞台から消息を絶っていた彼女がある日突然、社交界に舞い戻った。何故か伯爵家のリロウド姓を名乗り、隣に王太子殿下を侍らせて。しかも王太子殿下を毒牙にかけただけでは飽き足らず、魔導卿オルミラージュ侯爵や有力な貴族令息たちをも次々と誑かしているという。そんななかで王宮で開催されることになった【王太子殿下婚約披露パーティー】。そこには噂の悪女ウェルミィをはじめとする、三人の令嬢と五人の令息の姿があった。趣向を凝らした、絶望渦巻く喜劇の幕が上がる。主演は当然、ウェルミィ・リロウドーーこれは悪役令嬢の矜持を賭けた妃(クイーン)と、とある道化(ピエロ)の物語。書き下ろしストーリー「ウェルミィの企み」を収録!
結婚間近の花嫁に、国を揺るがす大騒動!?聖女でも王妃でも私は私らしく振る舞います!! 星女神教会の聖女ステイシーは結婚を回避するため、8つの無茶な結婚条件を掲げた!誰も来るはずない!と思っていたら国王から立候補!?国王リュートからまっすぐな想いをぶつけられた彼女は彼の気持ちに応え婚約することに。控えめな女性が好まれるというこの国で、ステイシーは変わらずに自分らしさを発揮し、次期王妃として徐々に認められていくのだった…!いよいよ結婚が迫る中、国交回復を図る隣国の新王の即位式典に二人は招かれる。そこで待ち受けていたのは新王からの求婚! なんで!?全編書き下ろしの待望の第2巻!