2023年5月18日発売
4年前に処刑された”お菓子の魔女”争奪戦 “首飾りの森”近くの村エイドルホルンで、魔女災害が発生。 4年前にこの村で捕らえられ処刑された“お菓子の魔女”が復活したのだという。その真偽を調査すべく王国アメリアより異端尋問官のカルル、アビゲイル、ザミオ、そして見習い尋問官のエイミーと、その冒険譚を記録すべく宮廷詩人のリオ・ロンドが村へと派遣される。 だが村ではすでに、魔女集めを行っているという“キャンパスフェローの猟犬”と、“鏡の魔女“と思しき人物の姿が目撃されていた。その情報が本当なら、彼らに先を越されて”お菓子の魔女“を奪われることはなんとしても避けねばならないと躍起になるカルルたち異端尋問官。 そんな彼らをよそに、宮廷詩人のリオは見習い異端尋問間のエイミーとともに、村人たちの証言から独自に“お菓子の魔女”へと迫っていく。やがて二人は驚くべき真実に行き当たる……。 そして異端尋問官たち一行は、魔女の潜むという“お菓子の家”がある森へと足を踏み入れる。この先に、彼らの想像を絶する驚愕の事態が待ち受けるとも知らずにーー。
中田忍の意志を曲げ、晴れて同居継続を勝ち取った異世界エルフ、河合アリエル。自動車の運転を習得し、パートタイマーとして職を持ち、現代社会への融和を深めていくが、その様子を中田忍は複雑な心境で見守っていた。そんな中、新たな“耳神様伝説”の残痕が、忍たちを広島県竹原市忠海町“大久野島”へと誘う。ヒトの闇、迷宮の果て、異世界エルフが見る“世界の真実”とはー幸福な結末を踏み越えて、傷付け傷付き合う社会派現代ファンタジー、第六幕。
とある日の深夜。学園内の男子寮にて、悲鳴がこだまする。被害者はAクラスの男子生徒。どうやら、殺人未遂事件が何者かの手によって引き起こされてしまったのだそうだ。不幸中の幸いか、被害者は特に外傷もなく、元気な様子。そんな不安どよめく渦中に行われた、二回目の優劣比較決闘戦。内容は、今回の事件の犯人を見つけること!?果たして、犯人は誰なのか?そもそもこれはマウントに関係があるのか?そして何故か突発的に発生した、本格中華辛いものガマン大会は誰が制するのか!?真実はいつもひとつ…のはず!
四人の従姉妹たちとのお泊り会の夜に事件は起きた。皆が寝静まったころ、幹隆は誰かにキスされたのだ。だが誰にキスをされたのかはわからなかった。ひとつ確かなことは、その人物が泣いていたということ。幹隆はここに至るまでの三週間のあいだに起きた出来事を思い出していくー。テスト勉強でファミレスに通っているうちに仲良くなったミステリアスな女子中学生のこと。あやねえの愛車で出掛けた小旅行。そして、その日の夜のこと…。やがて事態は、幹隆の想像を遙かに超えたものへと発展していく。
「さっさと殺してくださいませんか?」 断罪されるのは、これで五回目。 繰り返される人生に疲れ果てたシャルロッテはパーティー会場の中央で大の字になった。 そこに突然、事態を面白がった大陸一の魔術師・ヴィムが現れて、使役する悪魔とともに窮地を救ってくれる。 「あなたを俺のものにしようかと」 助けたお礼に求められたのは「シャルロッテを口説く権利」!? 迫ってくる彼に戸惑うも、いずれは飽きるだろうとシャルロッテは思っていた。 本当は面白みのない、ただの令嬢であるとわかってしまえば、きっと──。 けれど、彼からの溺愛求愛は止まらなくて……!?