2024年4月25日発売
次元城の戦いでもう一人の“不死者の魔王”を破ったレオニスは、第十八小隊のメンバーと共に帰還の途についた。しかしその途上、世界を破滅に導く虚無の門ー“ヴォイド・ゴッド”が出現し、侵攻を開始する。レオニスたち魔王は“ヴォイド・ゴッド”を破壊すべく、その根源たる“剣聖”シャダルクに決戦を挑む。一方、リーセリアは“女神”の魂を狙う“大魔導師”ディールーダと交戦。“第〇七戦術都市”では、侵攻してくる“ヴォイド”を迎え討つべく、咲耶、レギーナ、エルフィーネがそれぞれの戦いに赴くのだった。絶望的な状況の中、最後の要塞“アルビオン”が空に飛び立つー!
ウソだけが特技の俺、城原千太郎は後輩・霧乃雫の手で役者に!夏休みに、海辺の町へ撮影合宿に行く俺たち。今回の作品は観光協会に頼まれた地域PR映画。初めての案件に気合も入り順調だった撮影だが、主役の桜がラストシーンで失敗を犯してしまう。完璧主義な桜の、役者として致命的な欠点。それはー「ワタシ、まったく泣けないの」これを発端に有名女優の母とも衝突し、桜は役者を辞めて霧乃のチームを去った。でも、このままじゃ夏は終われない。「きれいなバッドエンドと、ぐちゃぐちゃなハッピーエンド。先輩はどっちが好きですか?」なんて、そんなの決まってる。桜の気持ちを取り戻すために、俺はー!
並行世界への逃避行を終え、元の世界に戻ってきた湯上秀渡。1年遅れの高校生活をスタートさせたと思いきやー「久しぶりだね、秀渡君」先進世界の友永朝美と秀渡自身が肉体を伴って目の前に現れた!先進世界の自分曰く、秀渡は「自分と友永朝美が幼馴染である」という記憶を抹消され、朝美とは無関係な並行世界に居るらしい。一世一代の告白の答えも消えている始末だ。並行世界の発生原因は、大平邦華という秀渡のことを「先輩くん」と変な呼び方をするクラスメイトらしくー?一体、彼女は何者なのか。そして、秀渡は告白の答えを、再度取り戻すことはできるのか?カオス&エモーショナルな青春SF第2弾!
俺、月見里司は高校生で漫画家志望。大人気の漫画誌、週刊コメットの漫画賞で最終選考まで残った経験もあり、今日も今日とて漫画部部室で、デビューを目指してネームを悶々と考える日々…なのだが、異様なまでに打ち切り漫画を愛好している部の後輩の小鳥遊がいつもちょっかいを出してくる。「お前…結局趣味が悪いだけじゃねえか。デスゲームやってる貧乏人を、金持ちが安全圏から見て楽しんでる感覚かよ」「ち、違いますよ!私が求めてるのは散り際の美しさです!土俵際の美学です!敗者の生き様です!」「ただただ人間として面倒くさいな!」漫画同好会部室は、相も変わらず他愛のない会話で溢れている。
小学生の頃、引っ込み思案でなかなか友達ができなかった。 でも、そんな私の手を取ってくれたヒーローがいた。 胡桃知英。 公園で私に声をかけてくれて、それからずっと仲のいい親友だ。 彼女はダークヒーローの映画が好きで、よく二人で一緒に観た。 そんな楽しい日々がずっと続くと思ってたけど、中学二年のある日を境にクラス の中心の子に目の敵にされてしまい……。 今度は私が知英ちゃんを助けたいけど……。 そうだ、ダークヒーローを演じてみよう! 翔と同じように人間関係に悩み学校に行けなかったレナが、なぜ演技の魅力に気づいたのか? 役者を目指すきっかけを描く前日譚!
私・幽鬼の前に現れたもう一人の私。 それは、常人離れした私の感覚が作り出した幻影だった。 彼女の言葉に導かれ、私は一回目のゲーム〈メイデンレース〉を思い出す。 今より単純だった当時の私は、ややこしい感情を抱くことなど、なかった。 あのときの自分に還れーーと幻影は私に迫り、襲いかかってくる。 幻ゆえにその攻撃を防ぐことはできず、反撃もすり抜けてしまう彼女への対抗策ーーそれは〈ルール〉に従った〈ゲーム〉以外にありえないと考えた私は、全盲のプレイヤー・鈴々に連絡を取った……。 あるときはアスレチック場で。 またあるときは白い部屋で。 私と私は、死亡遊戯で飯を食う。
ー私の復讐を手伝ってくれませんか。将来なんて、まだぼんやりとしていた高二の新学期。優希はひとり孤独に絵を描き続ける少女・さやかと出会う。六年前に絵を共に学んだ彼女は、人の視線を恐れ、人前で目を開けなくなっていた。それでも人を描くことが自分の「復讐」であり、絶対にやり遂げたいのだという。さやかの切実な想いを知り、絵の被写体として二人きりで過ごす中で、優希は彼女のひたむきな姿に惹かれていく。しかし、さやかには優希に打ち明けていないもう一つの秘密があって…。第30回電撃小説大賞選考委員奨励賞。
龍華国後宮で、美貌の皇太子候補・コウレン(こうれん)の侍女として働く鈴花は、後宮の宮女達の間に広がる謎の病を、“蟲”を見る力を使い、コウレンとともに調べ始める。コウレンは変わらず甘い言葉や態度で溺愛してくるものの、鈴花は身分の違いに思い悩んでいた。そんな中、宮廷術師として新たに赴任した貴族令息が鈴花に興味を持ち…。恋敵の登場に気が気ではないコウレンと、そんなことにはまったく気づかない鈍感な鈴花。二人の恋の行方は!?大人気後宮恋愛ファンタジー!
毒香る中華後宮ファンタジー、二人の絆が試される第3巻。毒疫に覆われた帝国・剋。現帝の崩御により混乱を極める中、慧玲は変わらず後宮食医として治療に努めていた。元宵祭の夜、失踪していた皇太子として帰還した鴆と特別な感情を確かめ合った慧玲。しかし、宮廷に滞在していた蜃王に見初められてしまう。二人の気持ちが交差する中、身に宿る鳳凰の力によって大規模な解毒を行った慧玲は、その反動で命の危機に瀕してしまう。一方、鴆は彼女を救える特別な毒杯の調査を進めるがー毒疫の核心に迫る時、ついにあの人物が動き出す。
馬場が追い求め続けた義父惨殺事件の黒幕が判明。 殺人請負会社マーダー・インクに潜入を試みるも、出迎えたのは馬場を新社長に据えようと企む旧社長派閥だった。 だが、副社長率いる反対勢力によって、選りすぐりの暗殺者集団が馬場の仲間達に差し向けられる。行方知れずになった榎田、そして魔の手は、やがて林にも及びーー。 人口の3%が殺し屋の街・博多に刻まれた復讐劇、その報復の連鎖が断ち切られるとき、裏稼業の男たちの物語がついに終幕を迎えるーー!