2025年11月25日発売
お互いへの想いを深めながら変わらない日常を過ごすルシルとフィリスのもとに、魔法使い協会に所属する魔法使い・カネラが訪ねてきた。ある村で子供が相次いで消える事件が起こり、そこで噂されている『子供を攫う魔女の住む森』の調査に行ったイーダと連絡が取れなくなったという。大切な友人が行方不明だと知ったルシルは、いてもたってもいられずフィリスらとともに村へ赴くことに。殺気立った村人たちに警戒されながら、ルシルたちは早速森に足を踏み入れるも、深い森の中を捜索するうちに迷い込んでしまう。しかし、気づくと辺りには妖精が飛び交う不思議な空間が広がっていてーー。 さらに、ようやくたどり着いた一軒の家で魔女との接触を図るルシルらだが、事態は思わぬ方向に……? 再就職ファンタジー、ある人物の過去に繋がる第六弾!
学内カーストの中間層、冴えない顔の高校生・西野五郷は界隈随一の能力者である。 そんな彼を筆頭として、本作に登場するキャラたちが本編外で見せてきた出来事について、書店限定の特典SSやイベント配布冊子などをまとめたSS集が発売されることに。 これまでに発行されてきた本作のサイドストーリーがこちらの一冊に丸っと収録されております。 巻末にはシリーズ終了後、フツメンたちの後日談を描いた『その後の小話』が書き下ろし。 正真正銘、シリーズ最終巻となる番外編。 西野やローズたちの日常をどうぞ!
聖剣を手にし、聖騎士となった夫エリオットに離縁されたフローラ。 失意の果てに、元騎士のギルバートや鍛冶師のドルフ夫妻と出会い、共に旅に出るなかで少しずつ居場所を見つけていく。 だが、辿り着いたジエメルド公爵領で一行を待ち受けていたのはーー大量の不死魔獣と、王国を揺るがす黒き策謀の影だった。迫る脅威を討ち払うため、フローラたちは一転、王都への旅路を急ぐ。 一方、エリオットは未だ弱まりゆく聖剣の打開策を見出せずにいた。焦りと困惑が募るなか、アグレアス主催の王都観覧討伐で、数多の観客の下、彼は再び不死魔獣に挑むことになるが……。 種々の想いは、誘われるように王都闘技場へーーそして、祝福の下、ついに因縁は決する。これは、人々の祈りが奇跡となって、その優しさで世界を照らす物語。 第一章 人と人を結ぶもの 第二章 崩れ行くもの、あがくもの 第三章 ジエメルドの過去と特製スープ 第四章 王都の落日 第五章 造船 第六章 王都へ 第七章 観覧討伐 第八章 狂乱の中で 第九章 反撃の蔦 第十章 交錯するもの 第十一章 悔いる者、嘲笑う者 第十二章 言祝ぎ 第十三章 祝福の霹靂 第十四章 未来を紡ぐ祈り
クラス丸ごと異世界召喚に巻き込まれた主人公・龍一は有用なチート能力を持っていなかったため城から追放されてしまう。 冒険者として堅実に淡々と日々を過ごしていたある日、久々に女神の声が脳内に響き渡るーー全ての転移者のチート能力を取り上げると……。 チートに頼ることなく努力の結果身に付けたスキルだけで生き抜いてきた龍一にとって、それは別に困りもしないこと。意に介さず冒険者暮らしを続けていたのだが、一緒に召喚され、その美貌と有用なチート能力により城に残っているはずの幼馴染・トワが奴隷として売られているのを目にしてしまい、貯えの全てを吐き出しトワの身を引き受ける。 二人で暮らす家を買うため共にダンジョンに潜ったり、暮らしを彩るためのショッピングを一緒に楽しんだり、ダンジョン産の食材を使用したトワの手料理に舌鼓を打ったり……と一緒にいられなかった日々を取り戻すかのような時間を積み重ねるなか、トワの龍一へ向ける溺愛は天井知らずに大きくなる。そして、龍一もトワのために凡人ながら努力を積み上げてきた努力の原点を思い出しーー。
美しい少女の放った一言に、人々は言葉を失った。 県会議員・真中理人が自宅で惨殺された事件から一週間後。被害者遺族である女子高生・真中理央は、父親の死を肯定した。そして、逃走中の犯人が「理人からいじめを受けていた」事実により生じた『過去に加害を行った人間を断罪するムーブメント』は、真中理央の理外の発言によって彼女への崇拝に変化しーー 肉親の死すら肯定し、母親や周囲の人間から『特別』『異常』と称される美少女・真中理央。彼女の真の目的とは? そして、証拠と目撃者の揃った殺人犯がなぜ捕まらないのか? 真中理央に人生を狂わされた6人の視点から、彼女の本当の姿を象るサスペンスノベル。
3年生、最後の夏、今年の無人島試験はペイント銃を用いたクラス対抗のサバイバルゲーム。15×15マスに分けられたエリアを移動、出現する食料や銃弾を取得しながら、他クラスの生徒を倒し競い合う。最初に全滅したクラスは退学者選定のぺナルティが発生するため、攻守の戦略が重要となる。司令官の役職の生徒は5分毎にクラス別の色で表示された全生徒のGPSが確認できるため集団での行動が必須。 「頭はこっちが押さえてるが……どう動く、綾小路」「そうね……一歩リードしたはずなのに、それでもやっぱり怖いわね」「綾小路くんは負けない。ううん、私が負けさせない」 3泊4日の無人島特別試験、その決着はーー!?
ホストとしてナンバー1を目指す男シオンは、目的のためには手段を選ばない男。太客にして「彼女」であるアヤメからの売り上げだけではナンバー1になれないと考えた彼は、マッチングアプリを経由して接触した世間知らずの女子大生ツムリを次のターゲットに定める。巧妙な手口でツムリをホスト沼に引きずり込むことに成功した彼は、アヤメとツムリを堕としながら競わせて荒稼ぎする。 ついにNo.1が見えたーーそんな夢の境地にいた彼を待ち受けていたのは、二人の女子が抱えていた巨大な感情と秘密、そして二人の女を弄んだ「罰」ともいえる衝撃の事態だった!
人を殺せるホログラムーー改め「触れるホログラム」。これを自在に生成するAIは、世界を創造するAIと呼べるのではないか。 彩淵学園の管理を担うAIは、世界を書き換え放課後の学園に巨大な迷宮を生成する。目的は不明だがAIはその頂上へ辿り着く最強の生徒を常に求めておりーーそうして呼ばれたのが、VRゲームを極めた少年<晴斗>だった。 攻略が進むにつれ、校舎型迷宮の雰囲気は不気味に変わっていく。だがそれでもAIの指示は変わらない。登れ、校舎の頂きへーーすなわち「“登校“に挑め」と。 ……なんて、ここまで真面目そうな空気を匂わせたところで衝撃の事実。なんとこのラノベ、ジャンルは驚異のラブコメディ。
探偵一族・鴉骸木家の次期当主、學水の首を自分の体にくっつけられてしまった朔也。目を覚ましたそこは巨大な鴉骸木屋敷。なんと屋敷それ自体が一つの村だという。頭は他人の物だが意識は自分のままという奇妙な状況に陥った朔也は、一族にバレないよう學水のフリをしながら「學水殺人事件」の謎を解くことに。 一方その頃、残された朔也の頭部を抱えたリリテアは身体奪還のためユリュー、フェリセットと共に鴉骸木屋敷を探す。捜索は難航するが、屋敷への地下道を知るという老人に遭遇し── 巨大屋敷と謎の一族に古くから伝わる因習──そして探偵の頭と身体を巡る一大巨編開幕!
不死の呪いをかけられた少女 胡桃沢加恋。彼女が死ぬただ一つの方法は、真に彼女を愛する恋人に殺されること。 「だから、私を殺してくれないかな」 って、彼女のことが好きでしょうがない僕に頼みやがった。 もちろんそんな願いは叶えられない。だから僕は言ってやる。 「僕には殺せないね。お前のことが好きじゃないから」 ゆらめく現実と幻想の境界、とっくのとうに死んだ神様、彷徨する天使と悪魔に絶えず過ぎていく日常──18歳の才能が鮮烈に描く、罪と赦しの物語。 「さあ、文芸部に入部しませんか?」
「どっちが早くあの無能な偽善者を裁けるか競争しよう?」 人を傷つけることも厭わず、遊び感覚で偽善者を制裁するラヴィに対し、どこか共感を抱きながらも納得はできない陽菜。 そして、ラヴィに引き寄せられるように、次々と社会に潜む偽善者たちが現れる。 派手に叩きのめそうとするラヴィとは袂を分かち、話し合って改心させようと試みる陽菜だったがーー「さすが陽菜おねえさん、やることがエグイねぇ」ラヴィに大金を奪われた偽善者に追い打ちをかけただけだった。 周囲はそれを見て嬉しそうに笑う。「クズがクズやって失敗したって、誰も同情しないでしょ」 ラヴィと陽菜、正しいのはどちらなのかーー?
ヴァルドがガトル大陸の総督となり、ノースランド中央を開拓の立役者であるヴェルに与えバウマイスター特区と定めた。 ヴェルはアーシャとの新婚旅行から戻るや開発に従事し著しい成功を収めていく。だが成功の裏で、それにあやかろうとする他の貴族たちが連日ヴェルの屋敷を訪れるという弊害が発生する。 そこでヴェルは空き倉庫に高級かき氷店兼子供の遊び場、つまりは隠れ家を作りそれらをやり過ごす日々を送るのだった。 一方、世界は新天地獲得の動きを強める。王国と帝国は東に新大陸を求め、エリーたちゾヌターク王国の面々は西へと探索に出た。そしてこの三者が一つの大陸で交わったことで、世界は球状であることが判明する。そしてこの三国に顔が利くとして、自然とヴェルが東の大陸の総督に任じられてしまうのであった……。
異世界に飛ばされたサラは、王都で薬師として働いていた。ある日、サラは久しぶりに再会した同じ招かれ人のブラッドリーからローザの町や魔の山の話を聞く。 その後、ネリーとクリスとも再会したサラは、ローザの町の薬師ギルドがクリスをギルド長に迎え入れたいと申し出たことを知る。 ギルド長に戻るつもりはないクリスだが、愛弟子であり今はローザの町長となっているテッドのことが気になり、ローザの町に向かうつもりだと言う。 話を知ったサラは自分もローザの町に行きたいと告げ、アレンやクンツと共にネリー達に同行することとなる。 だが、始まりの地に帰還したサラは、そこで大きな問題に直面するーー。 転生少女、家族と共に魔の山に帰る。異世界スローライフ、堂々の完結巻!
侯爵家を追放された元貴族少年・ジルベールは【収納】を活用しながらダンジョンを探索し、婚約者・アリスとの生活資金を稼いでいた。 ある日ジルベールは、貴族ばかりの学校生活に馴染めていないことをアリスから打ち明けられる。 そこでジルベールは彼女に貴族としての礼儀作法を教え、お茶会成功のため潰れかけの菓子店「リットリア」の再建にも協力することに! さらにアリスと共に冒険者としてレアポップモンスターと希少アイテムを求めてダンジョンを駆け巡るうちに彼女の錬金術の才能が開花してゆき、新たな仲間との出会いも! 一方、ムノー侯爵は行方不明のアンベールを捜し始めていた……。 ハズレギフト【収納】を駆使し、ダンジョン攻略を全力で楽しむ異世界冒険譚!
「冒険者ウルを異端として認定する!」 【色欲の大罪竜】を退け、右腕に竜の呪いを受けた灰色の少年、ウル。 竜と化した腕を封じ、慣れない魔眼に苦労するウルに【天陽騎士】エシェルが告げたのは衝撃の宣告!? 異端は処刑もやむなし。世界の敵認定を取り下げる条件として彼女が突き付けた のは、迷宮化した都市【ウーガ】で起きた大規模な竜災害の解決だった! 空回りするエシェルと共に、迷宮化するウーガに挑むウル達だったが、竜に呑まれた都市国の影には、強大なる竜の眷属と予想を超える陰謀が蠢いていてーー!? 「私の全部、あげるからーーー殺して」 壊れかけた少女の願いがこぼれる時、竜の呪いが雄叫びをあげ、悍ましき力の卵が大地を揺るがす胎動を開始する! 迷宮冒険活劇、第四巻!!
「君を狙うすべてを祓うよ、僕の囮姫」--忌み嫌われる私を見初めた金髪碧眼の貴公子は、異形の影を討伐する『影斬り少尉』だった。 皇都の夜を騒がす異形の影を視認し誘き寄せてしまう体質で疎まれてきた真野青葉は、夜会で偶然出会った藤波家次男・千晃からその能力を買われ求婚されるーー影を釣る囮として。 仮初めの夫婦生活、千晃の軽薄な言葉、夜ごと任務に帯同する日々。でも、時折見せる彼の優しげな視線と一途な態度。千晃の言動のギャップに翻弄されながらも、青葉は忌み嫌われてきた自分の力が求められることで徐々に自信を取り戻していく。そして、欠けたものが満たされていくのは千晃も同じで……。 序章 契約は赤い月の夜に 第一章 影を視る目 第二章 煉瓦通りの初デート 第三章 華やか也、藤波家 第四章 梅まつりの夜 終章 つぼみの未来
家出先で運命的な出会いをしたノルドの助けもあり、ローリは帝国で小さな店をはじめていた。前世や公爵家にいた時とは違う、温かな生活を送るなか、ノルドが婚約者を選ぶ舞踏会を開くという噂が広まる。傷心するローリだが、ノルドから告げられたのは、自らが帝国の皇太子であること、そして「オレの伴侶として、生涯を共に生きてほしい」というプロポーズだったーー。 未来の皇妃になる自信が持てず葛藤するローリの一方で、ノルドを狙う怪しい影も近づいていて……。 インペリアルブルー あなたの影の差すところ 似た者同士 軍師の口上 by me, for me 聖女降臨 夢のあとさき ── 私と“私” タビーの凱旋 それから