作者 : ちばてつや
コロナ禍の下、ちばてつやは何を思う…? 連載漫画家となったちば青年は仕事場兼住居として、ついに一軒家を購入。その仕事場を舞台に売れっ子として締め切りに追われる怒濤の日々を送っていくーー。 そんな過去の半生を振り返る一方で、2020年春、現実の世界では新型コロナウイルスが蔓延しつつあった…… 酒やタバコの話。イジメについて。そしてコロナ禍に考えること。 昔と今を行ったり来たり。 徒然なるままに描くフルカラーショートコミック。 【編集担当からのおすすめ情報】 ちばてつや氏18年振りの新作となる『ひねもすのたり日記』(ビッグコミック連載)。こちらはその第4集となります。 連載漫画家として順調な道のりを歩み始めるちば青年。少年週刊誌が創刊され、高度経済成長と共に漫画界も右肩上がりに大きくなっていく、まさにその中に身を置いた氏の半生の記録は、戦後漫画史の貴重な資料と言っても過言ではありません。 また、本単行本に収録される話を連載中に起こった、新型コロナウイルスの蔓延。氏は何を思い、どう過ごしたのか? 齢80余になる氏の雑感も描かれています。 是非手にとってみてください。
『ちかいの魔球』誕生秘話を収録! 高校生にして貸本漫画家としてデビューしたてつや少年。 紆余曲折がありながらも順調な漫画家人生を歩み始めたように見えたてつやだが、寝不足と体調不良から背中を這う「赤い虫」の幻影に悩まされるように。 一方、マンガ界では週刊少年マンガ誌が創刊、大変革の波はてつやの漫画家人生をもまた大きく変えていく。 少年から青年へ。 千葉徹彌が「ちばてつや」となるその軌跡と現在の自身が交錯する、自伝的フルカラーコミック。 【編集担当からのおすすめ情報】 ちばてつや氏18年振りの新作となる『ひねもすのたり日記』(ビッグコミック連載)。こちらはその第3集となります。 漫画家としての第一歩を踏み出したちば氏。その足跡は、そのまま日本の戦後漫画史をなぞる貴重な読み物でもあります。 氏にとって少年誌初連載作品となる『ちかいの魔球』誕生秘話を収録。 是非手にとってみてください。 第64回 注意書き ……… 5 第65回 サイレント ……… 9 第66回 デビュー ……… 13 第67回 ペンネーム ……… 17 第68回 遅咲き ……… 21 第69回 血圧 ……… 25 第70回 青天の霹靂 ……… 31 第71回 さまよう日 ……… 35 第72回 のたりのたりかな ……… 39 第73回 修業の日々 ……… 43 第74回 歯は大事・前編 ……… 49 第75回 歯は大事・後編 ……… 53 第76回 池袋の怪 ……… 57 第77回 ひと筋の道 ……… 61 第78回 すきま産業 ……… 65 第79回 三つ子の魂 ……… 69 第80回 赤い虫1 ……… 75 第81回 赤い虫2 ……… 79 第82回 赤い虫3 ……… 83 第83回 赤い虫4 ……… 87 第84回 呼吸法で引かれる ……… 91 第85回 食べもののこと・前編 ……… 95 第86回 食べもののこと・後編〜骨湯〜 ……… 99 第87回 赤い虫5 ……… 103 第88回 私はセミになりたい ……… 109 第89回 赤い虫6 ……… 113 第90回 赤い虫7 ……… 117 第91回 赤い虫8 ……… 121 第92回 赤い虫9 ……… 125 第93回 赤い虫10 ……… 129 第94回 赤い虫11 ……… 133 第95回 赤い虫12 ……… 137
国民的作家ちばてつやがマンガと出会った頃 中国大陸での苦難の引き揚げの旅を終え、千葉一家はやっと全員無事に日本へ帰ってきた。引き揚げ先の千葉県・飯岡で、てつや少年はすくすくと育ってゆく。ある日てつやは、田んぼのあぜ道で初めて「マンガ」と出会った! 運命に引き寄せられるようにひと筋の道を歩み始めた少年の心の中と、現在の作家としての日常をユーモアたっぷりに描くオールカラーショートコミック。夭逝した実弟ちばあきお氏の想い出など、切実な思いが胸にしみる。 【編集担当からのおすすめ情報】 第1集では、旧満州ですくすくと育ち、7歳の時に敗戦。そして中国からの引き揚げの苦労を描いた内容でしたが、この第2集ではマンガと出会い、それを生きる道と思うまでのちば少年の成長が読めます。そしてマンガの世界に案内してくれた大事な友・木内くんの想い出。実弟の夭逝した作家・ちばあきおさんの想い出。コマから溢れる想いに胸打たれます。