作者 : 亜樹直
伝説の料理人の孫・頂拓味が会社から命じられたのは、新規グルメレビューサイトの立ち上げ。真のフーディーから希少な「食レポ」をもらいたいが、その頃フード大手・天食も同事業をスタートさせてーー。超個性的な美食家たちを自陣に引き入れるため、両社フーディーハンターによる熾烈な綱引きが始まった! あの行列必至の有名店が続々実名協力、大ベストセラー『神の雫』の亜樹直原作で贈る、因縁の食レポバトル!
神咲雫と遠峰一青によって繰り広げられた『神の雫』を巡る死闘から18年後。生前の一青が遺していた遺言・新たなる『神の雫』に書かれたワインを知るために、フランスで行われるWIC(ワインイマジネーション大会)に出場して優勝を目指すことになった娘の青夜。ワインを知ったばかりの18歳の少女が挑まなくてはいけないのは、世界中の猛者たち。そこにまた、ワインの「血脈」が濃厚に絡んできて……!?「ワインを巡る終わることのない旅」、衝撃の結末。
衝撃の結末で幕を閉じた「神の雫」を巡る神咲雫と遠峰一青の死闘から時が経ち、舞台はフランス。世界中を旅する雫は、パリのローランのもとに立ち寄る。そこへやってきた“鼻の利く少女”の正体は──。「ワインを巡る終わることのない旅」が今、再び幕を開ける──。
いよいよ最終決戦。神咲雫と遠峰一青はそれぞれの究極の一本『神の雫』を携えて決戦の地へ集結。神の雫騎士団の将校(オフィシエ)たちの前で渾身の表現を披露する。しかし、神咲豊多香はまたしても意外なメッセージを遺していた。果たして、時価20億円を超えるワイン・コレクションはどちらの手に?全世界で累計1100万部突破、16年もの長きにわたる『神の雫』をめぐる物語は、伝説となっていよいよ完結!
「終末ソムリエ」の異名をとるゴダール氏とともに、死にゆくクライアントへワインを届けるミッションへ同行する神咲雫。遺言状を改めて読み解きながら、本質を掴んでいく。一方の遠峰一青も、ぶっ続けで試飲を重ね、とある偶然の出逢いから奇跡のワインにたどり着いた。連載開始から16年、いよいよ『神の雫』の登場!
三笠シェフと"星つきシェフ"国木田との対決は予想だにしない展開に。ジビエの本場・パリならではの最高峰の鳩料理と、合わせるのは「限りなく神に近いワイン」。それが『神の雫』なのか。そして、学びを深めた雫はボルドーへ向かう。もちろん「ラフィット」「オー・ブリオン」など超一流シャトーへ……。一方の遠峰はブルゴーニュで「リシュブール」や「シャンベルタン」など至高のワインを試飲。果たしてこのなかに『神の雫』はあるのか。
パクチーのきいた独創的なタイ&ベトナム料理とワインを合わせる難題は、神咲雫のもう一人のライバルともいえるクリスの登場で混迷を極めつつも、なんとか達成! パクチー好きのパクチニストにはの皆さまには、ぜひチェックしていただきたいワインが多数登場です。そして舞台はいよいよワインの本場・フランスへ。雫はボルドー、遠峰一青はブルゴーニュに『神の雫』の在りかを定め本格的に捜し始める。『神の雫』から連なる物語は、いよいよクライマックスへ。
「難題は、パクチーだと思いますねん」 ……大人気だった日本ワイン編が終わり、次こそいよいよ『神の雫』。本丸そのものを求めてボルドーへ……! と、その前に。ライバル・遠峰一青と比べても資金不足がネックの神咲雫は、もう一つだけ、ワインアドバイザーの仕事を引き受けることにした。依頼人は、アジアンビストロを経営する船橋ソムチャイという男。謎の関西弁を話す彼は、もともと店に置いていなかったワインに目覚めたばかりだった。パクチーのきいたタイ&ベトナム料理とワインを合わせるのは難題だが……パクチー好きのパクチニスト必見。いざ、ワインとエスニックの迷宮へ!
「モーニング」誌上でも大人気だった日本ワイン編! 「フレンチv.s.和食」の白熱のバトルが続く。ワインを偽装する、というルール破りの姑息な手を使って勝とうとするフレンチ勢。それに対抗する神咲雫たち和食勢は、趣向を凝らした和食と個性ある日本ワインとの本当の「マリアージュの力」でコツコツと支持を増やす。それは、まさに口コミが広がるのと同じ構図であった。このまま口コミを味方につけ逃げ切りたい局面、出すはずのワインがない、という絶体絶命のピンチに。時間がないなか、雫はある賭けにでるーー。
日本料理&日本ワイン編のスタート! 近年盛り上がりを見せているユニークな日本ワインが多数登場。そこへ、日本ワインと和食のマリアージュに対抗してきた隣のフレンチ・オーベルジュから、お客さんの支持を集める勝負が仕掛けられる。それはただのバトルではなく、謎のイケメンソムリエがそっくりなワインを偽装するという信じられない姑息な手を使ってつぶしにかかる罠だった。見た目にも華やかで有名なワインを使ってくる敵におされる雫たち。マリアージュの力で切り抜けられるか。
「熟成肉と熟成ワイン」を探求するなか、いつしか『神の雫』の手がかりを捜しにボルドー行きを考え始めた神咲雫。一方、ライバル・遠峰一青は、ブルゴーニュにその目指す先を定めた。雫はまず、ボルドー行きの資金を得るため、新たなワインコンサルタントとしての依頼を受ける。場所は、北軽井沢。ミッションは、時代に取り残された和風オーベルジュを立て直すこと。日本料理&日本ワイン編のスタート!
「神の雫」をめぐる長い戦いについに決着がつき、十二使徒の上にたつ天上のワイン「神の雫」とはなにか、が明かされた……! 最後の旅に出る神咲雫(かんざき しずく)とライバル・遠峰一青(とおみね いっせい)。まず雫は、「熟成」というキーワードに注目し、「熟成肉と熟成ワインのマリアージュ」から、そのヒントを探ることにした。
いよいよ「四大中華とワインのマリアージュ勝負」本番が開幕。小籠包、北京ダック、フカヒレの姿煮、麻婆豆腐と、四品の中華料理に合わせるワインと、そのマリアージュ表現の豊かさで神咲雫と遠峰一青が勝負していく。しかし、主宰・ウォンが仕掛けた「中華の罠」が2人を揺さぶる。そして、「神の雫」をめぐる長い戦いについに決着がつき、十二使徒の上にたつ天上のワイン「神の雫」とはなにか、が明かされる……!
『神の雫』時代の懐かしのキャラが勢ぞろい! 中華マリアージュ勝負のワイン探しに奮闘する雫を、助けるために集まった多くの人々。それは、ワインが結ぶ人との縁を大切にする雫が、助けてきた仲間たちだった。一方、ライバル・遠峰は豊かな資金力を武器に、孤独なマリアージュ研究に勤しむ。それぞれの戦法は勝敗にどう影響していくのか。そしていよいよ、「四大中華とワインのマリアージュ勝負」、本番当日がやってくる。
目指すは四川料理の麻婆豆腐とワインとの「完璧を超えるマリアージュ」。雫は、中華マリアージュ勝負の主宰者・ウォンが好んで通いつめていた店の、盲目の料理人に出会う。麻婆豆腐とのマリアージュの核心に迫るには、その料理人の、今は亡き日本人妻の遺したワインにたどりつく必要が……。そして、雫のライバル・遠峰は、次の一品、「フカヒレの姿煮」に使われる究極のフカヒレを追い求め、宮城県気仙沼にやってきた。
雫が目指すのは四川料理の麻婆豆腐とワインとの「完璧を越えるマリアージュ」。しかし、麻婆豆腐の辛味と麻味により、ワイン探しは難しい。そこで雫は、横浜中華街のソムリエ・劉姉弟の紹介で、盲目の料理人・周に出会う。彼は、マリアージュ勝負の主宰者・王大人が好んで通いつめていた麻婆豆腐の作り手だった。今は心を閉ざし、料理を作っていない周に、麻婆豆腐を作ってもらえないと勝ち目がないと考えた雫は、ある行動に出る。
四大中華料理とワインのマリアージュ対決に向け、動き出した神咲雫と遠峰一青。遠峰は、まず四川料理・麻婆豆腐の神髄に触れるべく、台湾へ飛んだ。雫は横浜中華街で上海料理を研究するなか、とある事件に巻き込まれてしまう。多様な食材とスパイス、漢方で彩られた中華の深みにハマっていく雫と遠峰。そして、対決を主宰する神の雫騎士団・ウォンの仕掛けた罠とはーー。
ワインコンサルタントとして入った神咲雫の力もあり、ようやく軌道に乗ってきたビストロ「テルツォ」。雫は店主の屋敷に、半ば喧嘩別れで独立した元の店・ビストロ9の原島を招待し、屋敷のオリジナル料理とそれに合わせたワインでもてなすことを提案する。二人の心を再び近づけるマリアージュは実現できるのか。そして、雫と遠峰一青は、次なる勝負のテーマである、中華料理の深遠なる世界へと誘われていくー。
遠峰一青とのフランス料理のマリアージュ対決を終えたばかりの神咲雫は、次の四大中華対決を控えていた。そんな中、窮地に立たされた一軒のビストロ「テルツォ」を救ってほしいと頼まれ、ワインをプロデュースすることになる。「テルツォ」には気難しい店主・屋敷がいたが、共にワインとイタリアンのペアリング方法を試行錯誤するうち、だんだんと店の状況が変わってくる。