作者 : 加藤和恵
迷宮と化した、魔神の城砦の中心にある心臓を目指す燐たち。大門前でA班を待ち受けていたのは、アスモデウスやアモンといった上級悪魔たちだった。シュラとオセオラが彼らに対峙するが、苦戦は必至で──!?
最後の試練として地の王の調伏に臨むしえみ。一方、復活した魔神と対峙する祓魔師の軍勢。燐は魔神を相手取る精鋭部隊に配属され、雪男は魔神封印の鍵となる別働隊の隊長に! 世界の存亡を懸けた決戦が始まる!!
過去の全てを見届け、雪男を助けると決意した燐は、神隠しの鍵を使って雪男の前へと現れた。そこで雪男が燐に告げたイルミナティへやってきた真意とは!? 宿命を背負った2人が、初めて本気でぶつかり合う!!
憑依体の劣化が進み、ユリへの妄執にとらわれた魔神が暴走し、青い夜が始まった。そんな中、生まれてきた雪男は息をしておらず…。全ての真実を受けとめた燐は、どんな選択をするのか!? 過去篇、完結──!!
魔神(サタン)の仔を宿した燐たちの母・ユリ。正十字騎士団は出産と同時に赤子を祓魔する作戦の準備を進めていた。そして遂にその時が来る! 青い炎をその身に纏って生まれてきた燐は、包囲する祓魔師たちを襲い始め…!?
メフィストと共に過去を巡り、それまで知る事のなかった事実を目にしていく燐。そしてサタンが受肉する瞬間に立ち会う。サタンは幼い頃の母・ユリが共に遊んだ燐火であり、彼女にのみ心を許していて…!?
人工虚無界の門が広がり、世界中の人々が悪魔を認識するようになってしまった。混乱の中、自分の出自や両親の事を知らねばならないと決意した燐は、メフィストから直接その目で確かめるように言い渡され…!?
雪男の目に宿っていたのはサタンであった! 一目坊が池袋に現れた事を受け、政府は悪魔の存在を公にする。記者会見に臨むメフィストに、雪男は銃を手にして自分の目の事を知っていたのかと問い詰めるが…!?
燐達は着々とパーティーの準備を進めるが、始まる直前になって思わぬハプニングが!? その後、パーティーを終えた燐と雪男は自分達の母親の事をシュラから告げられる。自らの出生の経緯に拘る雪男に燐は…!?
イルミナティに繋がる情報を得たライトニングは、勝呂と共にメフィスト邸へ乗り込む。彼はメフィストが騎士團法違反を犯している事をちらつかせ、引き換えにある場所へ至るための方法を知らされるのだが…!?
シュラと共に湖の底で眠りにつこうとする八郎。燐はシュラから教わった技を放ち彼女を救おうとするが!? 一方、学園ではライトニングがイルミナティと騎士團の繋がりを探るために独自に調査を始めるのだった!
メフィストの命令で、消息を絶ったシュラを捜しに青森へ向かった燐と雪男。彼女の足取りを掴んだ燐達は山奥の湖畔の町へと辿り着く。しかしシュラには彼らの想像を遥かに超えた危険が迫っているのだった…!
藤堂に続き、ルシフェルからも自分の眼の事を指摘された雪男。彼は正体の分からない力に不安を覚えながらも、燐達には打ち明けられずにいた。そして自分自身で決着をつけるために、ある決意を固める──!!