作者 : 加藤和恵
藤堂に続き、ルシフェルからも自分の眼の事を指摘された雪男。彼は正体の分からない力に不安を覚えながらも、燐達には打ち明けられずにいた。そして自分自身で決着をつけるために、ある決意を固める──!!
ウケとミケの力を借りた出雲は、悪魔と化した外道院に“鎮魂の祓い"を放ち、自らの過去に決着をつける! しかし志摩が現れ瀕死の外道院を連れ去ってしまう。勝呂は志摩に裏切りが自分の所為かと問い掛けるが!?
15歳という若さで正十字騎士團の中一級祓魔師を務め、祓魔塾では悪魔薬学の講師もこなす天才少年・奥村雪男。そんな彼も人知れず不安や苦悩に苛まれていた。高校生にして哀愁漂う雪男の日常が明らかに──!!
異形屍人との戦闘で、屍人がまだ人間の知性を残しているのに戸惑う燐達。この窮地を無事に切り抜けることが出来るのか…。その間にも出雲への九尾の移植施術が刻一刻と迫っていた! 出雲編クライマックス!!
幼い出雲にイルミナティが近付いたのは九尾の力を手にする為であった。母・玉雲は実験台とされ、妹の月雲と共に囚われの身となった出雲。神木家の壮絶な過去を知り、一刻も早く出雲を救出したいと願う燐達だが!?
学園の七不思議を解決していく燐達。全て炎で片付けようとする燐に子猫丸は“切り札"で居て欲しいと告げ、皆で協力して取り組む事に。一方、雪男は自分の内に眠るかもしれない悪魔の力に不安を膨らませるが…!?
悪魔が見えるはずのない燐の同級生が、教室を徘徊する悪魔に悲鳴を上げる。更に不浄王の一族である不浄姫が復活するなど、不穏な気配が世界に満ち始め…!? そんな中、燐はメフィストから晩餐へ招待されて!?
燐は降魔剣に宿した烏枢沙摩の力を借りて、全てを焼き尽くすという“火生三昧"を呼び出す。強大な炎に意識を飲み込まれそうになる燐だが、脳裏に仲間達の姿が浮かび…!? 不浄王との戦いが遂に決着を迎える!!
伽樓羅を取り込み、力を増した藤堂に追い詰められていく雪男。更に藤堂は雪男に言葉で揺さぶりをかけ…。一方、燐は勝呂と共に不浄王の下へと向かうが、京都の街をも飲み込む胞子嚢の破裂が目前に迫っていた!!
藤堂と共に不浄王の両目を持ち去った蝮。彼らが向かったのは、明陀宗の元拠点・不動峯寺であった。今は廃れてしまったその寺で、彼女が目にしたものとは!? 明陀宗の座主が守り抜いてきた秘密が明かされる!!
明陀宗の総会で明かされた事実は、勝呂の父・達磨への疑惑を深めるものであった。真意を明かさぬ父に苛立ちを募らせる勝呂だが!? 疑念が渦巻く中、明陀を裏切った人物が明らかに!! 番外編2本も同時収録!!
江戸時代後期に4万人以上の人間を殺した悪魔・不浄王。討伐後、学園内に封印されていた“不浄王の左目"が何者かに盗まれてしまった!! 犯人は子供を人質に籠城中だと聞いた燐は、雪男と共に現場へと乗り込む!!
実戦任務の参加資格が懸かった合宿訓練中の燐たち。目標の提灯を発見するが、1人では運べない程の巨大さで、皆で協力することに!! 仲間の大切さを知った燐だが、メフィストが背後で何やら画策していて…!?
祓魔師候補生へ昇格した燐たちは、遊園地にて霊捜索の任務に当たる事に。その最中、突如、地の王・アマイモンと遭遇した燐は、隙をつかれ父・獅郎の形見である降魔剣を奪われてしまった。炎を制御できなくなった燐の前に現れたのは…!?
祓魔師である弟・雪男の指導の下、祓魔塾で訓練を積む燐。夏休み前に行われる候補生認定試験に備え、訓練生の強化合宿をすることに。その最中、突然燐を狙って現れた悪魔が、他の訓練生にも襲いかかる!! なんと、その窮地を救ったのは!?