マンガむすび | 作者 : 土田世紀

作者 : 土田世紀

夜回り先生(希望編)夜回り先生(希望編)

出版社

小学館

発売日

2012年6月29日 発売

ジャンル

土田世紀氏絶筆!最後の「夜回り先生」!! 児童養護施設を応援する先生と赤井英和氏の友情、『夜回り先生』を万引きした少年の涙と誓い、他全4編。震災後の日本に”希望”を届けんとする夜回り先生からの最新メッセージを、土田世紀氏渾身の描き下ろしで!!--という意図で進められていた本書だったが、4月24日、土田氏の急逝に伴って、1本を遺したところで、絶筆となってしまった。 急遽、ラストに土田世紀氏の追悼企画を収録。水谷修氏はもちろんのこと、新井英樹氏、すぎむらしんいち氏、日本橋ヨヲコ氏、ほしよりこ氏、松本大洋氏等、生前の土田氏に影響を受けたり、親交があったりした漫画家の方々に、その思いを誌面にぶつけてもらうことになった。 本書は、コミック版『夜回り先生』の最後の1冊であると共に、漫画家・土田世紀氏の最後の作品でもある。 若き鬼才の死は、読者に大きい喪失感を与えることになったが、それでも「希望」は我々の中に必ずや残されるであろう。合掌。 【編集担当からのおすすめ情報】 編集担当は1990年スタートの『俺節』(週刊ビッグコミックスピリッツ掲載)を担当し、そして今回の『夜回り先生』(月刊IKKI掲載)で土田氏最後の原稿を受け取ることになった。本書に割かれる追悼企画のラストでは、担当自身も土田氏に対して、自分なりの総括をする予定である。ぜひ読んで欲しい。

同じ月を見ている(6)同じ月を見ている(6)

出版社

小学館

発売日

2000年2月4日 発売

ジャンル

▼第55話/歓喜▼第56話/二人▼第57話/哄笑▼第58話/樹人▼第59話/揺らぎ▼第60話/本当の姿▼第61話/独白▼第62話/誰がために▼第63話/電話▼第64話/一握の幸福▼第65話/身燃ゆるとも●登場人物/水代 元(みなしろ・げん。愛称ドンちゃん。類稀な画才を持つ青年)、エミ・ゴールドマン(ドン、鉄矢と幼なじみの大学生)、熊川鉄矢(幼いころからエミを慕っている青年。医者の卵)、金子優作(暴力団組織の一員。ドンと出会った後、堅気になることを決意)●あらすじ/日本画の大家・東谷に才能を見出されたドンは、そのまま彼女の逗留先の温泉旅館に世話になることに。スケッチブックに描きとめた絵に彩色し、手紙代わりに優作に送ろうとはりきるドンだったが……。一方、優作は暴力団から足を洗ったものの、組織の放ったヒットマンに命を狙われていた。そこに、ドンの消息を追って鉄也が現れ……(第1話)。▼この巻の特徴/植木屋の親方として再出発した優作だったが、慣れない仕事にてこずり、現場で孤立してしまう。ただ一人、徹夜で作業を続ける優作。その優作をマークしていた鉄也は、彼の作業を手伝うことにする。やがて二人はうちとけ、優作は鉄也がドンを追う理由を尋ねる。鉄也は彼に、ドンが少年院に送られる原因となった“山火事事件”の一切を告白するのだった……。●その他の登場人物/雪恵(優作の兄貴分だった、正次の娘。今は優作と一緒に暮らしている)

同じ月を見ている(4)同じ月を見ている(4)

出版社

小学館

発売日

1999年7月5日 発売

ジャンル

▼第33話/訣別▼第34話/犬▼第35話/こどもの樹▼第36話/梵鐘・歓喜▼第37話/明日の神話▼第38話/愛撫▼第39話/夜明け▼第40話/石と樹▼第41話/娘と犬▼第42話/青空▼第43話/赤のイコン●登場人物/水代 元(人の心に浮かんでいることを絵にすることのできる不思議な青年。愛称“ドンちゃん”)、熊川鉄矢(元の幼なじみ。エミのことを愛する医学生)、エミ・コールドマン(鉄矢の起こした火事で亡くなった在日大使館員の娘)●あらすじ/組長の暗殺に失敗した坂崎の怒りは、暗殺実行の寸前で裏切った金子に向けられた。坂崎は銃口を金子に向け、引き金を引く! と、その瞬間、ドンが金子を守るため身を投げ出した! 「ドン!!」。自ら盾となって金子を救ったドンであったが、銃弾は左胸を貫通……! 「ダメだ……心臓を貫通だ」。それでもドンの命を救おうと必死の金子に対し、周囲は、もう何をしても助からない、といった雰囲気に包まれる。しかし、金子のポケットから滑り落ちたドンの描いた絵を見た組長は、その絵から何かを感じ取り、言い放つ。「…よし、病院にかつぎ込むぞ、急げ!!」(第33話)。●その他の登場人物/金子優作(一ツ橋組の構成員。バーのバーテンを勤める)、松田雪恵(優作の兄貴分・正次の妹)、一ツ橋貞家(一ツ橋組組長)、杉龍太郎(エミと同じ大学に通う42歳のオカマっぽい人)

同じ月を見ている(3)同じ月を見ている(3)

出版社

小学館

発売日

1999年4月5日 発売

ジャンル

▼第22話/反世界▼第23話/傷ましき腕▼第24話/駄々っ子▼第25話/未来を見た▼第26話/遊び▼第27話/午後の日▼第28話/千手▼第29話/足場▼第30話/森の家族▼第31話/若い闘争▼第32話/赤い兎●登場人物/水代 元(人の心に浮かんでいることを絵にすることのできる不思議な少年。愛称“ドンちゃん”)、熊川鉄矢(元の幼なじみ。エミのことを愛する医学生)、エミ・コールドマン(鉄矢の起こした火事で亡くなった在日大使館員の娘)●あらすじ/医者になるための実習生活をおくる鉄矢はエミと婚約する。愛する女性との結婚を約束されたことで幸福なはずの鉄矢だが、エミの父を死なせてしまったのは自分だという罪悪感によって精神的に追い込まれていくのだった。そして鉄矢は「すべてを告白して何もかも白紙に戻すか、元を俺の人生から完全に消し去るしかない……!!」と、元に対し殺意を抱くようになっていくのであった(第22話)。●その他の登場人物/ 金子優作(一ツ橋組の構成員。バーのバーテンを勤める)、松田雪恵(優作の兄貴分・正次の妹)、一ツ橋貞家(一ツ橋組組長)

同じ月を見ている(2)同じ月を見ている(2)

出版社

小学館

発売日

1999年1月9日 発売

ジャンル

▼第11話/裂けた顔▼第12話/遭遇▼第13話/顔・顔・顔▼第14話/座ることを拒否する椅子▼第15話/空間▼第16話/黒い生きもの▼第17話/重工業▼第18話/二つの顔▼第19話/挑み▼第20話/縄文人▼第21話/ノン●登場人物/水代 元(人の心に浮かんでいることを絵にすることのできる不思議な少年。愛称“ボンちゃん”)、熊川鉄矢(元の幼なじみ。エミのことを愛している)、エミ・コールドマン(事故で亡くなった在日大使館員の娘)、 知花スマ(一流のダンサーを目指し、工事現場で働く女性。逃走中の元をかくまう)●あらすじ/少年院から脱走し、幼い頃の約束通り、自分の描いた絵をエミに届けようとした元であったが、エミを想う鉄矢に迷惑がかかることを察し、絵を破り捨ててしまう。そしてそのまま警察に出頭しようとするのだった。しかし、出会って間もないながらも、元が絵にこめた純粋な気持ちを知るスマは、元をそのまま放っておくことができなかった。バラバラに破られた元の絵をつなぎあわせ、エミを訪ねるスマであったが、そこでなんと鉄矢と出会ってしまうのであった……(第11話)。▼スマと出会い、元が昔の約束を守って自分を訪ねてきてくれていたことを知ったエミは、母の制止も聞かず元を探しに飛び出す。その頃、鉄矢は警察に出頭しようとしていた元を見つけだす。久しぶりの再会を喜ぶ元に対して、鉄矢は、自分とエミが付き合い始めたのを邪魔しにきたと感じ、元を一方的に殴るのであった(第12話)。●その他の登場人物/金子優作(一ツ橋組の構成員。バーのバーテンを勤める)、松田正次(優作の兄貴分。数年前の抗争で死亡)、松田雪恵(正次の妹。正次が亡くなったことを知らない)

このエントリーをはてなブックマークに追加
TOP