作者 : 大西巷一
6世紀、フランク王国。ネウストリア王家の血を引く修道女のバシナは、二人の継姉に苛め虐げられていた。9年前、継母フレデグントに、実の母と兄を焼き殺されるも、「汝の敵を赦しなさい」という教えのもと、独り苦辱の生活に耐えていたバシナ。そんな彼女の前に現れたパリ王国の王女クロティルダ。二人の出会いが修道院全体を巻き込む大反乱へと繋がっていくーー。童話「シンデレラ」のモデルになった史実に基づく物語。
襲い来る数々の美姫を味方につけてゆく“傀儡皇帝”アル。これまでシェハルダーラが刺客を送り込んできた真意…そこには帝国の弱体化と新大陸列強国との政治的な背景が…。そしてアル自身の出生の秘密を知るというシェ・シイと出会い、アルは無意識に避けていた自分のトラウマと立ち向かう!?国と己とユエリーの局部を懸けた最後の性技バトルを経て、天幕の下で始まった秘史ーーここに完結!!!
三大陸にまたがる大帝国の“傀儡皇帝”となったアル。後宮を支配する異母妹のシェハルダーラはアルを屈服させようと、次々と“刺客”の美女達を送り込む。ところがアルは彼女たちを次々と落とし、味方に付けてしまう。憤ったシェハルダーラが送り込む、次なる刺客は、「氷のような美女」「あるものが大好きな姫」そして「地上最強の少女」…!昔なじみの宦官ユエリーの失われた局部を復活させるため、天幕(オルド)の下、皇帝アルの果敢にして淫靡な冒険が続く…!
『乙女戦争』の大西巷一最新作! ひょんなことから三大陸を統べる「タルク帝国」の皇帝になったアル7世は、有名な遊び人。後宮で美女と遊び放題…と喜ぶが、そこは陰謀渦巻く魔窟だった。世界各地のエキゾチックな美女達が次々と「刺客」としてアルとの夜伽に挑む。だが、彼女らにはそれぞれ事情があるようで…? 魔眼を持つ皇帝と美女たちが天幕(オルド)の下、夜ごと妍と性技を競う、絢爛淫靡なハーレム奇譚!
欧州歴史戦記「乙女戦争」シリーズ、ついに完結!戦場でオスマン・トルコ軍に捕らえられたクラーラは、ひょんなことからスルタン・メフメト2世の寵妃になっていた。1453年、メフメト2世は悲願のコンスタンティノープル攻略を成功させると、北方ハンガリーに控える宿敵・フニャディとの対決を求める。ふたりの戦いを阻止したいクラーラだが……。ジシュカとフス派の戦術を受け継ぐ者たちの物語、いよいよ終章へ!
「乙女戦争」の外伝第2弾は、フス戦争終結後、火器を用いて活躍したボヘミア人傭兵たちの戦いを描く後日譚! 1440年10月、シャールカの娘クラーラは婿探しのため、父フニャディの軍に加わる。折しもハンガリーは内戦の危機にあり、フニャディはスロヴァキアに拠点を構えるイスクラと対立していく。そして南からはオスマン・トルコ帝国軍の脅威が迫っていた…。激動の中欧を舞台に英雄たちが激突する、壮大な欧州歴史戦記!!
中世歴史戦記の名作「乙女戦争」外伝、いよいよ始動!!この「外伝I」は本編の前日譚。フス戦争勃発直前のプラハを舞台に、薄幸の乙女の戦いを描きます。1419年、ボヘミア王国の首都プラハでは権威的なカトリック教会とその腐敗に憤るフス派の対立が高まっていた。歴戦の傭兵隊長ヤン・ジシュカは、戦争が近いことを嗅ぎ取り、まったく新たな戦術を編み出そうとしていた。そんな頃、プラハに暮らす庶民の娘ヴィクトルカは、フス派の父が死罪となり、続く母の死去によって天涯孤独となる。彼女に思いを寄せる青年アントンは手を差し伸べようとするが、不器用で、自分の思いを口にすることができない。進退窮まったヴィクトルカはついに娼婦となる。絶望する彼女の前に、市庁舎の窓から放り投げられたカトリック司祭が落ちてくる。負傷した司祭が助けを求めると、彼女は衝動的に彼を殺害するのだった…!(なお、続く「外伝II」は後日談となります。乞うご期待!)
15世紀前半、中央ヨーロッパで巻き起こったフス派とカトリック派の熾烈な宗教戦争は、いよいよ終局に近付いていた。バーゼルでカトリック派と交わされた和平条件は、急進フス派のターボル、オレープ勢には受け入れられず、穏健フス派の聖杯派との亀裂が深まる。平和を希求するシャールカは両者の間に立って衝突を避けようとするのだが……。出会い、別れ、謀略、裏切り、憎しみ、そして愛……中世ボヘミアを舞台に繰り広げられる歴史ドラマ、ここに完結!!