作者 : 新井英樹
世紀の革命児?稀代の問題児?キーチ、動き出す! 何かに絡め取られ、がんじがらめになって、どうにも抜け出せない多くの悩める人々よ。もう手遅れだ、未来にも何にも期待できない、と諦めてる人々よ。 だけど、個人の怒りこそが、世界を変えることができるはず。 政官財の最重要人物を標的に、キーチと劇団・波羅蜜多はテロ(?)を仕掛けようと準備を急ぐ。今までの友人や仲間を捨ててまで、自らの蛮勇に懸けた主人公染谷輝一の、思いと初恋を描いた第5集。 なお、第5集より、単行本特別企画として作者・新井英樹によるインタビュー「新井英樹の部屋」を巻末に収録開始。第1回ゲストは映画評論家の町山智浩氏。インタビューのテーマは「この世を変えるとは?」二人の濃いバトルトークを見逃すな! 【編集担当からのおすすめ情報】 第5集より、単行本特別企画として作者・新井英樹によるインタビュー「新井英樹の部屋」を巻末に収録開始。第1回ゲストは今、もっとも注目されてる論客、映画評論家の町山智浩氏。テーマは「この世を変えるとは?」…だ!!
▼第29〜38話 ●主な登場人物/染谷輝一(=キーチ。3歳にして親を殺され、一人で生きる決意をする。現在は20歳) ●あらすじ/キーチと栗田社長によるテレビジャックの影響は大きく、世間は再び食肉偽装問題への関心を取り戻した。栗田冷蔵への行政圧力に対する国民感情が一気に爆発したことを受け、その反発を抑えるかのように、栗田冷蔵はあっさり元通り営業ができる状態にまで戻る。だがそれは、キーチと栗田社長にとっての勝利を意味してはおらず…(第29話)。 ●本巻の特徴/突如、世間から姿を消したキーチ。「殺し屋」に連れられるまま彼が到着した場所にいたのは、ひとりの女が率いる“劇団”だった…!? 愛と復讐と恩讐の第4集!!
▼第19〜28話 ●主な登場人物/染谷輝一(=キーチ。3歳にして親を殺され、一人で生きる決意をする。現在は20歳) ●あらすじ/国に見放され、最後の救いを求めてキーチ教団を訪ねた栗田社長。そこでは、同じくキーチに救いを求めてやってきた人々による様々なコミュニティが成立していた。何が「正義」なのか、何が「人間」なのか、激論が繰り広げられる異様な雰囲気の中、キーチとの接見を翌日に控えた栗田社長の緊張は高まってゆく…(第19話)。 ●本巻の特徴/国民が注視するテレビの生放送で放たれた、キーチの言葉! 「何も信じるな。だから俺を信じ…」信じる? 信じない? その言葉の意味は…衝撃必至の最新集!!
▼第9〜18話 ●主な登場人物/染谷輝一(=キーチ。3歳にして親を殺され、一人で生きる決意をする。現在は20歳) ●あらすじ/倉庫会社・栗田冷蔵の栗田社長に懇願され、“輸入牛肉偽装問題”に踏み込み始めたキーチ。だが「キーチズ・カンパニー」の甲斐だけでなく、後ろ盾である大日本テレビ会長・膳場にも資金的協力を断られたため、自ら街頭に繰り出して募金を呼びかける。果たして“偽装”はどのように行われ、なぜ栗田社長は“告発”に踏み切ったのか…?(第9話) ●本巻の特徴/BSE感染牛が国内で発見され、政府は未検査の国産牛を国が買い取ると発表。だがそこでは、輸入牛肉を国産と偽り国に買い取らせる“偽装”が行われていた。大いなる敵に挑むキーチの闘いぶりに刮目せよ!
▼第1〜8話 ●主な登場人物/染谷輝一(=キーチ。3歳にして親を殺され、一人で生きる決意をする。現在は20歳) ●あらすじ/東京都内某所。認知症の母親を連れて歩く中年男の顔に、明日への希望など欠片もなかった。残り少ない所持金を頼りに、親子が向かう場所は富士山麓。その途中、立ち寄ったコンビニでトラブルに巻き込まれた彼らを一人のトラック運転手が救う。自分が人助けをする動機として、運転手が挙げたのは「染谷輝一」という名前だった…(第1話)。 ●本巻の特徴/国会議事堂前占拠事件から、昏睡状態だった秋ポンの覚醒から10年。大人になったキーチはまだ、日本の中心にいる。衝撃の第二幕、ついに開幕!!
▼第1〜9話●登場人物/染谷輝一(=キーチ。主人公。きかん坊の3歳児)、染谷千夏(キーチの母親。息子のきかん坊ぶりにてんてこ舞い)、染谷悟郎(キーチの父親。涙もろい。キーチのビデオ撮影に余念がない)●あらすじ/キーチは、「ますみ幼稚園」に通う3歳の男の子。まるで台風のような暴れん坊で、いつも幼稚園では周りに迷惑のかけっぱなし。ある日、ママが目を離した間に、キーチが行方不明になってしまい…!?(第1話)●本巻の特徴/両親の愛情に守られ、一日一日をたくましく生きるキーチ。世間の常識なんてお構いなしのキーチは、毎日のように幼稚園で問題を起こしてパパもママも苦労が絶えない。幼稚園でのライバル、チャンスとも顔を合わせるたびにケンカになってしまい…!?●その他の登場人物/チャンス(キーチのライバル兼ケンカ相手兼友達。在日韓国人の4歳児)、チャンスママ(チャンスの母親。息子を厳しく育てる。体罰も辞さず)、果南(ぬいぐるみとしか話さない女の子。数少ないキーチ好き)