作者 : 栗原正尚
「教師は教師を庇う だったら教師に制裁する教師も必要ですよね?」 制裁によって退職した校長に代わり伝説の教師「ホトケの華代」こと幕之外華代が新校長に就任した。良竹は自身の成長を促してくれた彼女との思い出を語るが、それに対して紙宮は彼女が自分の両親を殺したと口にする。18年前に起きた因縁の事件の全容が明らかに!?
怨み屋は情報屋の働きによりWORST FILESの全容を掴む。そして、敵対した「影」を潰す準備を進めるが、己を過信した桜花の判断ミスが続く。その結果、冷徹な決断が下され──。第6部、波乱の決着!!
「悪魔は笑顔で近づいてくる 本当に悪い奴ほど救世主を装うものなのさ!!」 紙宮のクラスの不登校児の一人、留崎友也が学校に来れない理由は同級生の文谷似伊人によるイジメのせいだった。しかし加害者である似伊人が病気のため、学校の「イジメ対策委員」の指示で被害者側が学校を休まされていた。紙宮は友也に、似伊人への制裁を提案するが…!?
仕事の協力で沖縄支店の相果川が上京したのをきっかけに怨み屋本舗の懇親会が開かれた。会場には横浜支店のメンバーも参加し大いに盛り上がる。後に起こる悲劇をこの時は誰も知る事はなく──。
死亡したイジメ被害者の親から依頼を受け怨み屋は十二月田と桜花に首謀者の調査を指示する。そして、怨み屋は事件に関与したわいせつ副校長の尾行を始めるが問題教師を排斥しようとする秘密機関の非公式制裁人に出くわし…。
「命を救う事が余計な事だと思うブタに輝かしい未来は決して訪れない!!」 制裁人の連絡係・志布が、床加野小にスクールカウンセラーとしてやってきた。教師の一人、太示尾厳は職員室でイジメの標的にされていたが、イジメられていることを隠そうとする。性的に女子児童が好きな太示尾は、万引きの現場を撮った動画をネタに、小6の女子を脅迫していた。怒れる良竹が制裁を決行する──!?
嫌がる恋人に手間暇かけた迷惑なプレゼントを何度も繰り返す「恐怖サプライズ男」編、生贄にされた生徒の苦痛に満ちた悲劇が始まる「地獄の学校」編を収録!!
病的な中傷が一線を越えさせる引き金となる「恨みSNS」編 念願のマイホームに眠る事件の真実が堅実な努力を水泡に帰す「資産価値」編 悪行の波及は思わぬ所で怨みを芽吹かせ…。