作者 : 楳図かずお
▼第1話/秀才▼第2話/ふるさと▼第3話/鍵●あらすじ/その少年の名は「立花優」。頭の良い父親と、やさしい母親のもとに生まれた優は、1歳の誕生日の夜、自宅に侵入してきた強盗に首筋を刺されてしまった。一命は取り留めたものの、その日を境に父は無気力になり、母は怒りっぽくなった。母から勉強ばかり押しつけられ、友達も出来ないまま成長していく少年の人生を、おろちは興味深く見守り続ける…(第1話)。●本巻の特徴/摩訶不思議な力を持ち、時を超えて存在する美少女・おろち。行く先々で哀しき運命を背負った人間と出会い、その翻弄されゆく人生を傍らから観察し続ける…。楳図かずおデビュー50周年記念企画として、先に刊行された『へび女』『ねがい』『蟲たちの家』に続く“UMEZZ PERFECTION!”第2弾が、全4巻で登場!!
▼第1話/ママがこわい▼第2話/まだらの少女▼第3話/へび少女 ●あらすじ/明日退院する母親から、北の病棟に“へび女”がいるという噂話を聞かされた弓子。その女には体中にウロコがはえ、口が耳元まで裂けているらしく、恐いもの見たさの弓子がそこに向かうと、病棟には檻に入れられた女性がひとり。見た目は母親にも似た普通の女なのだが、彼女は弓子に「カエルを持ってない?」と問いかけてきて…(第1話)。 ●本巻の特徴/楳図ホラーの代表的キャラ「へび女」三部作、一挙に登場! 巻末には、作家・金原ひとみが綴る「私のUMEZZ体験」を収録。
▼第1話/ねがい▼第2話/DEATH MAKE▼第3話/絶食▼第4話/Rojin▼第5話/プレゼント▼第6話/蛇▼第7話/鎌 ●あらすじ/友達とあまり遊ばず、ひとりでいることが好きな少年・等。ある日、ゴミ捨て場で頭の大きさくらいの木の切れ端を拾ってきた等は、そこから自分だけの「ロボット」を作り上げる。何本ものクギを打ち付けた歯、縫い跡の目立つ髪や眼など、はた目には不気味な人形に“モクメ”と名付けた等は、やがて「本当に動いたらなあ」と思うようになり、宇宙のエネルギーに念力をかけて願いごとを叶えようとするが…(第1話)。 ●本巻の特徴/少年期の儚さと怖さを描く傑作短編集、表題作「ねがい」ほか全7編! 巻末には、編集家・竹熊健太郎が綴る「私のUMEZZ体験」を収録。