作者 : 深巳琳子
中世ヨーロッパロードコメディ! 時は15世紀半ば。医師アルベルト・ロッシとその弟子ニコロはフィレンツェからパリへ旅をゆく。 人間関係のもつれとか厄介事が大好物なロッシは、見知らぬ町から町へ、そこに住む人間に突っ込んでゆく。 旅は好奇に満ちている! 旅の途上、立ち寄った街にはどこにも謎が満ちあふれている。 ロッシとニコロはその謎を解く。本巻収録の謎を解く鍵は────── 活版印刷、楡の木、歌、剣術、写本、幽霊、瀉血……等々。 さあ、ミステリアスでファンキーな旅へご案内します! 【編集担当からのおすすめ情報】 過去作「沈夫人の料理人」でカルト的な人気を博した深巳琳子が、久しぶりに挑んだ意欲作。旅で出会う人達が、どいつもこいつも裏表があり魅力的。舞台となっている中世西欧の風俗文化も物語に深く関わっていて、はまること請け合いです。
美しき沈夫人に翻弄される、料理人・李三。 奥様がお言いつけの本日の無理難題、もといオーダーは? 妖艶なる美食のエロスがここに! ▼第1話/椰子・前編▼第2話/椰子・後編▼第3話/冬虫夏草▼第4話/フォン蛋▼第5話/東坡肉▼第6話/活チィアン蝦▼第7話/猫耳朶▼第8話/蘋葉角▼第9話/魚団子▼第10話/成都醤鴨▼第11話/蜜汁紅芋▼第12話/蘿蔔酥餅・前編▼第13話/蘿蔔酥餅・後編●主な登場人物/沈夫人(劉家の奥方。李三にわがままを言っては、美味しい物を作らせるのが楽しみ)、李三(沈夫人に料理の腕を買われ、劉家で働いている。気が弱い)、愛蓮(沈夫人の身の回りを世話する女性)●あらすじ/以前、まずい料理を出して沈夫人の怒りを買った李三は、名誉挽回とばかり精魂を込めて料理を作っていた。だがその後も夫人から声をかけられることはなく、李三が悩み始めた頃、思いがけず直接オーダーを言い渡されることに。だが、それは季節はずれの食材を使った「椰子の実の蒸しスープ」というもので…(第1話)。●本巻の特徴/本巻も「成都風あひるのみそ煮」「風干し豚肉甘辛味つけ」「猫の耳たぶ型の麺」など、珍しくも風雅な料理たちが続々登場。巻末には描き下ろし漫画「沈夫人、その誕生。」も収録した、読めば満腹保証の一冊!
美しき沈夫人に翻弄される、料理人・李三。 奥様がお言いつけの本日の無理難題、もといオーダーは? 妖艶なる美食のエロスがここに! ▼第1話/筍▼第2話/湯▼第3話/冬瓜▼第4話/蒸▼第5話/豚▼第6話/包▼第7話/粥▼第8話/熊掌・前編▼第9話/熊掌・後編▼第10話/羊▼第11話/龍井蝦仁・前編▼第12話/龍井蝦仁・後編▼第13話/雛鳥▼第14話/清蒸●主な登場人物/沈夫人(劉家の奥方。美味しい物が大好きで、わがままな女性)、李三(沈夫人に料理の腕をかわれ、劉家で働いている。気が弱い)、愛蓮(沈夫人の身の回りを世話する女性)●あらすじ/沈夫人に買われた李三が、料理人として劉家にやって来てすぐのこと。恩を返すという意味でも、美しい夫人に喜んでもらおうと、李三は初物である筍の料理を作ることにした。そこに沈夫人の小間使いである愛蓮が料理を取りに来たのだが、そこで、前任の料理人が筍料理を作ったために夫人の怒りを買い、指を切られたという話をし始めて……!?(第1話)●本巻の特徴/各話で、李三の作る料理の数々をレシピ付きでご紹介。腕に覚えのある御仁は挑戦してみてはいかが?