作者 : 石川秀幸
配給奥さん、新境地開拓…!見られて昂る乙女のヒミツ…。 ドスケベ小説を書き上げた秀樹(ひでき)は国からも認められ、次回作の依頼を受けることに。創作の助けとなるために、翠花(すいか)も協力するが…。『下着をつけてないの、バレませんように…』見知らぬ他人にジロジロと見られながら過激な格好で歩き回り、新たな感情を覚え始める翠花。翠花が男たちに見られて落ち着かない様子の秀樹。さらに皇王グランドマスターの登場で、事態は急転する…!
配給奥さん、羞恥の限界…!?少子化日本には危険がいっぱいで… 屋外に出た秀樹たちの前に現れた少子化担当少女・桃。秀樹の童貞を奪おうと強引に迫る桃に対して、翠花は初めての感情を覚え始める…。『今なら…お子種を頂けるのでは…?』秀樹の執筆活動のネタ探しのため、廃墟寸前の商業施設へと足を踏み入れる一行だがそこで起こる予期せぬトラブルをチャンスと見た翠花は大胆な行動に…!?
配給奥さん、初夜を迎える。ものすごく積極的で、あまりにも無知な子作りへーー!! なかなか一線を越えられない秀樹と翠花のじれったい状況に苺と名乗る小柄な少女が飛び込んでくる。彼女は翠花のクラスメートで、翠花を大事に思っているようだ。「わたしに好きを教えてください」苺に急かされながら秀樹に迫る翠花は、好きという感情を知らない。翠花にとって子作りは、日本を救うための任務でしかない。そのことが秀樹の中でわだかまりとなって…。
ある日、奥さんが配給された。僕と「子作り」をするために。 二〇××年、少子化が続いた日本は衰退していた。消えゆく日本を守るため、一定の年齢に達した少女は独身男性の元へ配給されることになった。「わたしと子作りしてください…」恥ずかしがりだけど責任感の強い女学生・翠花。小説家を目指す冴えない引きこもり・秀樹。前代未聞の国策で、二人の刺激的な同居生活が始まる!
かつて野並が負った脊髄神経の損傷が、時を経て再び悪化を始める。死の淵に立たされた野並を救わんとする診療所の面々だったが、回復の兆しは一向に見えず──!?
念願の甲子園出場を目指し、練習に励む高校球児の柴田。上前津をATに迎え、チームは万全の準備を整えていたが、県予選を目前にしてエース・柴田の肩に異変が生じ…!?
突如、医局へ戻る選択肢を与えられたさな。野並のもとで臨床医として学ぶか、大学病院で研究医としてのキャリアを積むか。迷いの末、さながくだす決断とは──。
さなが鳴子に告げられた野並の過去。それは野並と彼の最初の患者・綾瀬霞との約束だった。複雑な想いを抱えながら、さなはある決心をする。
野並の背負った過去を断片的に知ってしまったさな。2人の距離感が少しずつ変化する中、診療所の扉を新たに叩いたのは柔道家の息子と、その母親で──。
借金を返すべくマグロ漁船に乗っている元アイドルの霧島陽菜。初めての航海を終えて、息をつく間もなく向かった先は極寒の海、ノルウェー沖。これまでの漁でも採算が取れておらず、赤城丸を維持するためには一獲千金を狙うしかない。 自らの借金返済と仲間たちの居場所を守るため、最も過酷な海域へと進んでいく──!! マグロ漁船コメディー、最終巻。
手術は終了したものの、完全な回復まではまだ遠い瀬戸。治療の段階をリハビリへと移し、野並たちは瀬戸の早期試合復帰を目指す。だが、後輩・水野の台頭に瀬戸は焦りを隠せず…。
突如、診療所を訪れた野並が師匠と慕う医師・鳴子。彼の目的は野並のかつてのチームメイト・瀬戸の治療チームに、野並を招集することだった。それを受け入れた野並は、さなと共にチームの本拠地へと向かうが…!?
「世界をアツくする」が口癖のスポーツドクター・野並社。日々、選手の夢と向き合う野並の元をひとりの女性が訪れる。高岳と名乗る彼女の職業は看護師で…!?
レッスン料で膨らんだ借金を返すべく、霧島陽菜はマグロ漁船に乗っている。マグロの大群を見つけた矢先、陽菜は誤って船から落ちてしまう。咄嗟のことに狼狽える船長のダイヤ。しかし、ムツがかけた言葉で平静を取り戻し救助に向かうが──。投縄に揚縄、本格的なマグロ漁が始まる!! マグロ漁船コメディー、第2巻。
元プロ野球選手の野並社は怪我による現役引退後、スポーツドクターに転身。そんな彼のもとには様々な事情を抱えるアスリートたちが患者として訪れ──。
霧島陽菜はアイドルグループの一員である。しかし、数字を出すことができず、戦力外通告を言い渡されてしまう。そして、レッスン料で膨らんだ借金とともに落ちていき──。「なんであたしがこんな目に!?」そう叫ぶ彼女の股には……マグロが挟まっていた。知られざる海の暮らしを描く、マグロ漁船コメディー開幕!!
明治時代、武家出身の静と凪は互いに惹かれあうものの、旧時代の価値観に凝り固まり、自身の“好き"という“恋心"すら分からずにいた。それでも、“デート"を積み重ね、確かに距離は縮まってきた。しかし、薩摩出身の凪は西南戦争に巻き込まれ、静とは離れ離れになることに…。 “日本の初恋"…義務と権利に揺れる武家の姫・静が選んだ決断は──。
明治時代、“Love"という外国語を翻訳する際に、“恋愛"という言葉が日本に初めて生み出された。旧時代の価値観が根強い者には理解し難い概念であった。武家出身の静と凪は互いに惹かれているはずなのだが、“好き"という自身の“恋心"すらも分からない。新時代を生き抜くために、医者を目指す二人だが、全てがいじらしい日常を過ごすことに。 究極に初心な男女が紡ぐ、日本で最初の“恋愛物語"開幕──。