作者 : 石田あきら
ささやかな交流を深めるジャンヌとジーク。そんな二人とは裏腹に、ルーマニアの夜は霧に包まれ、勃発する戦いは激しさを増していくーー!
ついに激突する赤の陣営と黒の陣営。名高き英雄たちの見る者を圧倒する死闘は、世界を、運命を、人生を、軋ませていく。争乱の中、そっと脱走を試みるホムンクルスはーー。
徐々に蠢き始めた赤と黒の陣営。黒の陣営のキャスターによって命を消費される寸前、ホムンクルスの少年は脱走し、アストルフォによって助けられる。名もなく、虚弱なひとりのホムンクルス。彼の辿る運命はーー。
召喚を終えた黒と赤、両陣営。黒の陣営として召喚された英雄たちの真名が明かとなり、それぞれの思惑が蠢く中、"調停者"として召喚されたジャンヌはとある英雄と出くわす。彼の真意とは、果たしてーー。
“天塔”に上り、“精霊”と邂逅を果たした魔王と勇者。世界のため、人々のため、そして自分自身のためーーすべてを賭けた対話は、果たしてどのような結末を迎えるのだろうか。
システムが変更された聖杯戦争に、十五人目のサーヴァントが召喚される。その少女の名はジャンヌ・ダルク。--赤の陣営VS黒の陣営。七騎対七騎。圧倒的ボリュームで描かれる外典としての聖杯戦争、ついに開幕!
ついに破られてしまった開門都市。圧倒的劣勢ーーと見せかけたその先にあったのは、決断と冷静が織りなす市街戦だった。また、魔王と勇者は、ついに“その場所”へ足を踏み入れんとするのだが……。
開門都市を攻めあぐねる聖鍵遠征軍。女騎士率いる遊撃部隊の活躍もあり、遠征軍側にも疲労の色は濃くなりつつあった。だが、それ以上に疲弊した魔王は精神的限界を迎える。彼女に対し、青年商人はーー。
必死で聖鍵遠征軍の猛攻に耐える開門都市だが、限界が近づいていた。魔王の指示に背き、火竜公女は“ある人物”のもとへ駆ける。ただ、自分ひとりだけを交渉材料として。その献身は、果たして報われるのだろうか。
ついに開門都市へと到達した聖鍵遠征軍。マスケット銃の性能は想像を遙かに凌駕し、その大地は夥しい血に濡れる。それぞれが犠牲を払う中、メイド姉は竜族の秘宝を求める。戦争を、止めるために。
着々と魔界侵攻の準備を進める聖王国。しかし、魔王たちは、「本当の敵」の存在に気づき始めていた。マスケット銃という悪夢に立ち向かうため、魔王は、勇者は、戦い方を変える覚悟を固める。
マスケット銃の登場により窮地に陥った魔王・南部諸国連合軍。聖王国は「聖骸」の奪還を題目に民衆を煽り、悪意の塊をぶつけてくる。心折れかける勇者だが、魔王もショックを隠せずにいたーー。
ついに人間界への侵攻を開始した蒼魔族。対する魔王は、人間と魔族による共同戦線を模索していた。そんな中、奏楽子弟と旅するメイド姉は、世界の源流にある「物語」に迫ることにーー。
長らく続く人間との戦争に和平をもたらすべく、魔族の大会議・忽鄰塔(クリルタイ)を招集した魔王。各氏族の思惑を調整するための交渉と工作の末、光明が差したかに思えたその時、思いもよらぬ事態がーー。
歴代魔王の汚染から生還した魔王が過ごす、勇者たちとの穏やかなひと時。それは温泉や酒宴で大騒ぎしながらも、絆を再確認するものだった。しかし、忽鄰塔を控える魔界では、新たなる脈動が始まっていたーー。
決戦を控えて対峙する南方連合軍と中央軍。しかし、戦端は卑劣な悪意によって開かれる。鉄の国になだれ込んだ奇襲軍、その前に立ちはだかるのは意外な人物だった。一方その頃、冥府宮で歴代魔王と戦う彼女はーー。
メイド姉の決死の演説はその場にいた人々を、そして世界を動かした。冬の国をはじめとした南部諸王国は中央への従属から独立を果たす。だが、世界のひずみが彼らに迫っていた。そしてその頃、魔王にも危機がーー!
紅の学士として活動する魔王の活躍により、自立の道を歩み始めた南部諸王国。だが、それを快く思わない中央大陸と聖教会は、紅の学士を異端者として弾劾して捕らえようとするのだったーー。
戦争の終焉のために力を合わせる魔王と勇者。しかし、様々な思惑が彼らを飲み込もうとしていた。極光島と開門都市、二つの土地で勃発する戦いがもたらすものは破滅への予兆か、それともーー。