作者 : 豊田悠
心配が愛だなんて初めて知った。 因縁の女社長・松浦に呼び出された黒沢。松浦は黒沢に男性の恋人がいることを知っているようで…!? 脅しか、駆け引きか…彼女の目論見は一体。ついに結ばれた柘植と湊の翌朝を描く短編や「黒沢が魔法使いだったら」のIF設定の続編も収録!人を好きになることはきっと、希望を胸に灯すこと。描き下ろし80p以上収録の純愛BL、第16巻!
僕に才能はない。あるのはーー泥中に咲く執念だけ。 見目麗しく女性読者に圧倒的な支持を誇る流行作家・柳楽幻歩。すばるの劣等感を疼かせる優雅なこの男には、秘められた過去があった。地獄の始まりは12歳。生まれ育った下町の長屋が火事で倒壊し、親と住処を失い、妹と二人になった幻歩は、花街で客を取る生活を余儀なくされた。他者の欲望に翻弄され、苦痛にまみれ、泥の中で溺れるような日々だったが、幻歩は「小説」と出会い、筆を執ることになるーー。「泥からしか咲かん花があるんや。花街育ちの意地、温室育ちのボンボンに見したり」
「その力、失くす方法ってねーの?」 橘に危うくお持ち帰りされそうになった安達は、黒沢に「恋の駆け引き」を教えてほしいとお願いする。果たして、橘との間に一線を引くことはできるのか!?TRAP TRICKのデビュー目前のタイミングで柘植と湊が一緒にいるところの隠し撮りがSNSでバズってしまう。堂々としようと伝える湊と万が一を考える柘植はすれ違ってしまいーー…。大事だから、かけがえのない存在だから、臆病になる。純愛BL、描き下ろし80p収録の第15巻。
この執着は、文学にかーーそれともお前の才能にか。 この時、真ッ黒な墨を選んだのが、私の長い長い奈落の始まりでした。時は大正。小説家を志すも筆を折った烏丸すばるは、借金取りから追われる人生に嫌気がさし、練炭自殺を為そうと隣家に火鉢を借りに行く。しかし、隣家はまさに若き小説家たちによる同人誌の締め切り前の執筆の渦中。主催者は若手作家の星・柳楽幻歩。この、見目麗しく才能に満ち満ちた悪魔のような男に見つかったところから、すばるの奈落への道がひらけていく……。「烏丸…自分、物書きやろ。書け。--ペンで僕を殺してみろ」
この「恋」は魔法のまやかしなんかじゃない。 心が読める魔法使いであることを柘植から突然告げられた湊は、困惑し、逃げ出してしまった。柘植は嘘をつかないと分かりつつも、魔法の話が真実なら不安なことが一つあったから。「今までの柘植の言葉が、俺の考えを読んだ上のものなら、俺が好きだと思った気持ちは本物なんだろうか?」柘植と湊の恋の行方を追った描き下ろしを70p以上収録の第13巻。安達たちのモーニングルーティーンが覗ける特別編や「黒沢が魔法使いだったら」のIF設定の番外編も収録!
いかの塩辛、とんぺい焼き、アヒージョ、とり天、チーズタッカルビ、チャーシュー、ガーリックシュリンプ、お茶漬け……。たくさんの夜を共にした日々。ゼロから始めるオトコの酒肴、これにて完結!!
ルームシェアの期限が近付く中、ハワイから一時帰国することとなった真希。愛梨と暮らしたい思いを伝えるべきか否か悩む千石。そんな様子を見ていた晴海は、そっと手を差し伸べーー。千石、晴海、愛梨、清一郎、4人で作ってきた暮らし。ゼロから始めるオトコの家庭料理、成長の第13巻、堂々完結!!
たくさんの新しい経験をした夏休みも終わり、またひとつ大きくなった愛梨と清一郎。子供たちを通じて新しい出会いを重ねる千石と晴海。親子で過ごす時間はいつも驚きの連続!! あまから回鍋肉、オシャレな照り焼きチキンサンド、ちょっぴり大人ななレアチーズケーキ、夢がいっぱいのお子様ランチ、そしてアツアツおでん! ゼロから始めるオトコの家庭料理、発見の第12巻!!