マンガむすび | 作者 : 重松成美

作者 : 重松成美

BABEL 5BABEL 5

出版社

小学館

発売日

2015年8月28日 発売

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近未来ビブリア・ファンタジー、完結!! 神話の時代に存在した、この世のはじまりを写しとった一冊の「本」。『書』=トゥ・モンドと呼ばれたそれは破壊と豊穣をつかさどる強大な力を秘めており、ゆえにバラバラにされ、世界のあらゆる書物の中に隠され、散り散りとなった… 創世以来、「教団アセファル」によって守られ隠されてきた「人類最古の本」。2063年という近未来に、仮想電子図書空間=ビブリオテックにて再集合・再構築され、再び完全な形で人類の前に現れる。『書』がもたらすのは進化への福音か? 破滅へのカウントダウンか…? ビブリオテックで働く若き技術者オレッセンは、『書』の復活に人生を捧げた父に近づこうと、ビブリオテックの深層へアタックする。そこで彼が目撃することになる、父と『書』の本当の関係、そしてその奥に潜むものとはーー 一方、ビブリオテックでは「ドラッグ・ブック」と呼ばれる本がブームになっていた。著者不明の謎のベストセラーを読み解こうとユーザーの熱狂が高まる中、「ある出来事」が勃発する。それはユーロ・パリだけでなく、世界中に激震を与え…! 【月刊IKKI掲載分folio27〜30プラス、完全描き下ろしのクライマックスを収録】 【編集担当からのおすすめ情報】 近未来ビブリア・ファンタジー、ついに完結。 世界が予期せぬ災難に見舞われる中、仮想空間にダイブしたオレッセンは『書』の全貌とついに対峙する。果たしてオレッセンは生きて帰ってこられるのか。 「森羅万象が響き合う書」に触れた彼は、世界に何を持ち帰ってくるのか。『BABEL』作中でかかれる近未来世界での回答は、電子化がこれからますます進 むであろう現代に生きる私たちにどう響くものなのか…。 ひとはなぜ語るか。なぜ記録するか。古代から現代、そして未来に時代が移っても、ひとが変わらずおこなっていくこれらのこと。そこにこめられた思いーー。本と人とを見つめ続ける著者からのメッセージを受け取ってほしい。

BABEL(4)BABEL(4)

出版社

小学館

発売日

2014年6月30日 発売

ジャンル

世界最古の『書』が目覚めた…その代償とは 神話の時代、この世のはじまりを写しとった一冊の「本」があった。 『書』=トゥ・モンドと呼ばれたそれは強大な力を秘めており、それゆえバラバラにされ、 世界のあらゆる書物の中に断片として隠され、散り散りとなった… 伝説を信じて『書』の復活を夢見た父と、彼を慕う主人公・オレッセン。 時は電子書籍全盛の近未来。 全ての「知」は電子化され「ビブリオテック(仮想電子図書空間)」で管理されている。 研究の末、『書』に飲み込まれ失踪した父を追い自らも研究者となったオレッセンは、 『書』の番人である教団アセファルの助けを借りて、ビブリオテックから『書』の深層にダイブする。 その深淵では、ある衝撃的な出会いが待っていた……!! 一方、ユーロパリを中心に、電子書籍を通じた“『書』から現実世界へのコンタクト”も 頻発する。それは世界の秩序が崩壊するはじまりに過ぎなかった…! 巻末に、小説家・三浦しをん氏による解説文を収録予定。 【月刊IKKI掲載分のうち、folio20〜26を収録】 【編集担当からのおすすめ情報】 前巻で『書』の真相を知ったオレッセンが、今巻で早々とその深淵をのぞきこもうとした矢先に『書』からのコンタクトが激化、それは市井の人々への攻撃という形で現れます。 そして、これを機に『書』に対抗しようとする者、利用しようとする者、傍観する者…さまざまな思惑が大胆に入り乱れ、ビブリオテックの混迷極まる第4集。 そんな中オレッセンは、リップたち仲間と言葉を交わし、教団アセファルと師弟関係を結び、フェランと不器用なやりとりもしつつ、少しずつ、少しずつ成長していきます。 そして、ふいに浮かび上がってきた父と『書』の本当の関係。 この先でオレッセンが目撃するものは? 『書』を起こしてしまったことによる代償とは? 「世界最古の本」が巻き起こす大騒乱の目撃者になってください!

白い本の物語 〔新装版〕白い本の物語 〔新装版〕

出版社

小学館

発売日

2014年6月30日 発売

ジャンル

少年が出会ったのは、ふたりの製本職人。 愛書家であった父を亡くした少年・リュカは、 パリの街でショーウィンドウに飾られた美しい本を見つけた。 そこで出会った本の装飾家、ステファン・ボッシュに連れられ、 製本家、ステファン・ルイの待つアトリエへと足を踏み入れる。 父が愛し、ふたりのステファンが生きる、製本と職人の世界に すっかり魅せられたリュカは、彼らの工房に通い始める。 自分の居場所を求めてーー 2011年にIKKICOMIXrareシリーズとしてスマッシュヒットを飛ばした表題作に、描き下ろしの新エピソード34ページ分を追加し、新装版として復刊。 少年・リュカとふたりのステファンにまた会える。 【編集担当からのおすすめ情報】 追加分の新エピソードは、今巻のための完全描き下ろし! リュカの出会いの物語であった表題作「白い本の物語」のその後のエピソードです。 リュカ、ボッシュとルイ。三人いるアトリエが当たり前になった日々で起こるちょっとした事件に、はらはらしたり、ときめいたり、ほっと胸をなでおろしたりしつつも、いつまでも三人のアトリエをのぞいていたい…そんなしあわせな気持ちにさせてくれる物語です。 ぜひお手にとってご覧ください。 著者の重松成美氏は、フランスで製本の技術を学び、 帰国後「本を綴じること」をテーマにした表題作でデビュー。 その後も一貫して「本」を軸にした作品に取り組んでいます。 経験に裏打ちされた、正確な製本作業の描写も 作品世界に気持ちよく没入させてくれることうけあいです。

BABEL(3)BABEL(3)

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小学館

発売日

2013年10月30日 発売

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世界は一冊の『本』…世界書物を巡る冒険! 電子書籍全盛の近未来、全ての「知」は電子化され 「ビブリオテック(仮想電子図書空間)」で管理されている、そんな時代。 ビブリオテックの創設者、主人公・オレッセンの父には、 ネットワーク上で古今東西すべての書物を組み合わせた 世界書物=『森羅万象が響き合う書』を甦らせる夢があった。 神話の時代に存在した『書』には、この世のすべてが書かれ、 この世界に豊穣と破壊をもたらす強大な力を持っていたという。 だが、幼いオレッセンによって夢は断たれ、父は失踪する。 尊敬する父を失ったオレッセンは、父の夢をひきつぐため ビブリオテックの中枢へと乗り込んでいく。 一方、ビブリオテックでは近年異変が頻発していた。 「パランセプト」と呼ばれるバグが止まらない。 それは、ビブリオテック最深部で再構築されつつある『書』に関係するのか? 『書』を守護する「教団アセファル」協力のもと オレッセンは情報=記述の海へダイブするーー!! …さらにその一方で、『書』の存在を知ったユーロ・パリ政府中枢部は その強大なエネルギーを手中にすべく暗躍していた… 【月刊IKKI掲載分のうち、folio13〜19を収録】 【編集担当からのおすすめ情報】 著者の重松成美氏は、フランスで製本の技術を学び、帰国後「本を綴じること」をテーマにした『白い本の物語』(IKKICOMIX rare)でデビュー。一貫して「本」を軸に作品に取り組んでいます。 本巻ではついに、父の求めた『書』の全貌が明らかになり、さらに「教団」と「政府筋」の『書』を巡る攻防にまきこまるなど、霧に包まれていたオレッセンの周囲がダイナミックに動き始めます。 この先、『書』の世界=記述の海でオレッセンが目撃するものとは。そこで起きている異変とは。 かつて父へ届けられなかったメッセージは、その想いはどこへいくのか…… この先はオレッセンのターン!!! めくるめく新世界にご期待ください!!

BABEL(2)BABEL(2)

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小学館

発売日

2013年2月28日 発売

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失われた叡智、『森羅万象を語る書』とは? 電子書籍全盛の近未来、紙の本はアンティークと呼ばれる時代ーー 幼き日のあやまちによって父を失ったオレッセンは、父を求め、 父の夢見た『書』を復元すべく、ビブリオテック(電子図書の仮想空間)で 働きだす。だが、そこで彼を待ち受ける異変…! 突如現れた、妖しくも美しい青年・フェランが導くオレッセン覚醒の鍵となるのは、未だ彼がとらわれ続ける『父に伝えられなかった想い』。 「森羅万象を語る書は、きみの本だ。」覚醒したオレッセンに迫るフェランの目的は。 古今東西あらゆる本にかかれ、あらゆる情報がネットワーク上でつながった結果、姿を現した、『本に重ね合わされた、もうひとつの位相』。 そこで語られるメッセージを、果たしてオレッセンは読み解くことができるのか。 発端となった父の失踪、父が造ったビブリオテックで増え続けるパランセプト、父が研究していた古写本を守る謎の教団、フェランをあやつる科学者、 そして、白昼夢の中でオレッセンに呼びかける声…光…… 謎がからまり合い、オレッセンを中心に重なり合い、 ひとつの像を結ぼうとしているーー!! なお、本巻帯にはSF・ファンタジー漫画の大家、萩尾望都氏による推薦コメントを予定。 【月刊IKKI掲載分のうち、folio4〜12を収録】 【編集担当からのおすすめ情報】 著者の重松成美氏は、フランスで製本の技術を学び、帰国後「本を綴じること」をテーマにした『白い本の物語』でデビュー。一貫して「本」を軸に作品に取り組んでいます。 本作は、世の中の書物がほぼ電子書籍に置き換わった近未来を舞台にした 壮大なファンタジー! 人々が語り伝えてきたあらゆる物語の背後に隠されている真理を探る冒険譚でもあります。 古くは口伝、壁画、石版、パピルス…人類が絶えず伝えてきた「物語」とは、「創作」とはなんなのか。 眩暈がしそうなほどに大きなテーマ、でもスピード感抜群の物語。 どうぞ冒険家になったつもりで楽しんでください!

BABEL(1)BABEL(1)

出版社

小学館

発売日

2012年4月27日 発売

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電子書籍全盛の近未来に人類最古の「本」! 近未来ーー全ての「知」は電子化され管理される「ビブリオテック(電子図書の仮想都市)」の時代。そのビブリオテックに異変が起こっていた。「パランセプト(重ね合わされたもの)」と呼ばれる不純物が、データに混在する現象が収まらない。その理由は…!? 主人公、オレッセンは、両親を巻き込んだ子供時代の衝撃的な体験を踏まえて、このパランセプト除去作業に従事することになるが、やがて、その異変は、宗教、政治、そして彼自身をも大きく巻き込んでいく…!!! 電子書籍全盛の近未来を軸に、人類最古の「文字」「書物」をも巻き込み、その歴史と共に紡がれる、壮大なSFファンタジー。 ……果たして、人類は何を伝えるために「本」を生み出したのか!? オール描き下ろしの第1集は、オレッセンの幼き日の衝撃的体験をつづった「folio0(序章)」から、成人した彼のビブリオテックでの奮闘をつづる「folio1〜3」の計4章を収録(「folio4」以降は、IKKI本誌にて連載予定)。 なお、オビにはアニメ監督の神山健治氏によるコメントも予定されている。 ーージャンルは違えども、時代の大きな変革期に対する思いは共通と言えよう。 【編集担当からのおすすめ情報】 スマッシュヒットとなった、デビューコミックス『白い本の物語』(IKKI rareCOMIX)でも、造本職人達の現場が描かれているが、作者の重松氏自身がフランスで、造本の勉強としていた。今回は、『白い本…』とは打って変わって、電子書籍全盛の近未来を、アクションも交えつつ描くことになったが、「文字」や「本」や「人」を見つめる視線は、全く変わっていない。そのメッセージをぜひ受け取ってほしいっ!!

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