MONSTER 完全版(8)
▼第1話/パーティー イズ オーバー▼第2話/悪魔を見た男▼第3話/悪魔の友だち▼第4話/知りすぎた男▼第5話/悲しみの再会▼第6話/ニナの記憶▼第7話/朗読会の思い出▼第8話/記憶の扉▼第9話/楽しい食卓▼第10話/屋根の向こうまで▼第11話/友情の答え▼第12話/タクシードライバー▼第13話/無関係な殺人▼第14話/赤ん坊の憂うつ▼第15話/恐怖の足音▼第16話/ヨハンの足跡▼第17話/殺し合い▼第18話/父さん母さん▼第19話/おかえり●
主な登場人物/天馬賢三(テンマ。元脳神経外科医。無実の罪に追われながら“ヨハン”を追う)、ヨハン・リーベルト(テンマが命を助けた双子の兄、悪の根源?)、ニナ・フォルトナー(“ヨハン”の双子の妹で、兄を抹殺しようとしている)、ルンゲ警部(ドイツ連邦捜査局の警部。ヨハンはテンマの別の人格だと思っている)●
あらすじ/フランクフルトにたどり着いたテンマは、元婚約者・エヴァのボディガード、マルティンに接近する。一方、“メガネの男”との契約により、ある男を探し出すため連日パーティーに出席していたエヴァは、マルティンに「もうパーティーは終わり」と告げる…(第1話)。▼あるパーティー会場でおもむろにエヴァが指差した先にはヨハンの姿が…。“メガネの男”との契約を果たし、用済みと悟ったエヴァは死を覚悟する。そして、彼女の前に現れたマルティンの右手には銃が握られていた…(第2話)。 ●
本巻の特徴/プラハにいるニナの記憶が遂に甦る? さらには、ヨハンとニナの出生の秘密、そして怪物誕生の謎が明らかに…!?●
その他の登場人物/エヴァ・ハイネマン(テンマの元婚約者)、グリマー(フリーのジャーナリスト、511キンダーハイムの謎を追う)、フリッツ・ヴァーデマン(テンマの弁護士)、Dr.ライヒワイン(精神科医。テンマの理解者)、マルティン(エヴァのボディーガード)、ペトル・チャペック(メガネの男)
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ヨーロッパを舞台に繰り広げられる、衝撃のサイコ・サスペンス!! デュッセルドルフ・アイスラー病院の日本人医師・天馬賢三は、人道的見地から少年ヨハンの命を救う。それがすべての始まりだった…。ヨハンの真の姿は? 天馬の運命は? ヨハンをめぐる天馬の旅は続く。 ▼第1話/ヘルDr.テンマ▼第2話/ころして▼第3話/転落▼第4話/兄・妹▼第5話/殺人事件▼第6話/BKAの男▼第7話/「モンスター」▼第8話/処刑の夜 ●登場人物/天馬賢三(デュッセルドルフ・アイスラー記念病院の日本人医師で、天才的な脳神経外科医) ●あらすじ/デュッセルドルフ・アイスラー病院の日本人医師・天馬賢三は、天才的な脳神経外科医。院長の娘・エヴァとの結婚も控え、順調な日々を送っていた。そんなある日、東ドイツ貿易局の顧問、リーベルト一家が何物かに襲われるという事件が発生した(第1話)。▼リーベルト一家銃撃事件で、重傷を負った双子の兄・ヨハンの手術は、困難を極めそうな様子だった。手術に取り掛かろうとしたテンマに、市長の手術にあたれという院長からの命令が下るが…(第2話)。 ●本巻の特徴/本巻では、利害関係に縛られた大病院の内部事情が描かれていると共に、テンマが命を助けた双子の兄・ヨハンの正体が徐々に明かにされていく。 ●その他の主な登場キャラクター/エヴァ・ハイネマン(第1話)、ハイネマン院長(第1話)、Dr.ベッカー(第1話)、ルンゲ警部(第6話) 1995/06/30 発売
ヨーロッパを舞台に繰り広げられる、衝撃のサイコ・サスペンス!! ▼第1話/対決▼第2話/転落の果て▼第3話/エヴァの告白▼第4話/男達の食卓▼第5話/見えざる敵▼第6話/火曜日の青年▼第7話/木曜日の青年▼第8話/残された謎▼第9話/秘密の森 ●登場人物/天馬賢三(元脳神経外科医。無実の罪で追われながら、ヨハンを追う)、エヴァ・ハイネマン(テンマの元婚約者)、カール・ノイマン(ミュンヘン大学経済学部生。大富豪・ハンスーゲオルグ・シューバルトの嫡子)、ヨハン・リーベルト(ミュンヘン大学法学部生) ●あらすじ/ヨップ夫妻の殺人現場にやってきたテンマは、そこでルンゲ警部に遭遇した。テンマを逮捕しようと彼を追いかけるルンゲ。だが、ルンゲはヨップ夫妻殺しの真犯人、ジーベルに刺されてしまう。ルンゲは、重症を追いながらも執拗にテンマを追う。そしてとうとう彼に手錠をかけた。一刻も早く応急処置をしなければ死んでしまうという傷であるにも関わらず、ルンゲは、テンマに銃口を向け、一連の連続殺人事件の自白を求めた(第1話)。▼テンマと別れて以来、自堕落な生活を送り、泥酔してケルン署に拘留されていたテンマの元婚約者・エヴァは、自身が持っていた大事なバッグが紛失していたことに気付く。住んでいた屋敷を自らの手で放火してしまい、無一文になってしまったエヴァに、ロベルトが近づいてきた。彼は、彼女が持っていたバッグを届けに来たのだった。そのバッグの中には、アルバムが入っていた。だが、そのアルバムの一部のページは、写真が全てはがされていた(第2話)。 ●本巻の特徴/第6巻では、ミュンヘン大学生になったヨハンが登場する。彼は、大富豪であるハンスーゲオルグ・シューバルトの屋敷で読書のアルバイトをしていた。ある日、アルバイト仲間のエドムント・ファーレンの自殺騒動が起こる。この事件の調査をしていた探偵のリヒャルトは、この事件の背後に大きな悪意をかぎとっていた……。 ●その他の登場キャラクター/ルンゲ(第1話)、ロベルト(第2〜5話)、ディーター(第4、5話)、ヘッケル(第4、5話)、ハンスーゲオルグ・シューバルト(第6、7、9話)、ロッテ・フランク(第6、7、9話)、ライヒワイン(第8話)、リヒャルト(第8、9話) 1997/05/30 発売
ヨーロッパを舞台に繰り広げられる、衝撃のサイコ・サスペンス!! ▼第1話/さらなる怪物▼第2話/混沌の怪物▼第3話/なまえのないかいぶつ▼第4話/蟻たちの饗宴▼第5話/我が目の悪魔▼第6話/母からの手紙▼第7話/心の痕跡▼第8話/目の中の地獄▼第9話/おとぎの国のカエル ●主な登場人物/天馬賢三(元の脳神経外科医。無実の罪に追われながら“ヨハン”を追う)、ヨハン・リーベルト(テンマが命を助けた双子の兄。現在はシューバルト氏の秘書を務める)、ニナ・フォルトナー(“ヨハン”の双子の妹で、兄を抹殺しようとしている)、ルンゲ警部(ドイツ連邦捜査局の警部。テンマとヨハンは同一人物だと思っている) ●あらすじ/ヨハンを撃つため、翌日シューバルト氏の蔵書寄贈セレモニーが行われるフリードリッヒ・エマヌエル校の図書館に忍び込んだテンマ。一方ライヒワンは、テンマを殺人犯にしないために、“ヨハン”の真実を伝えにシューバルトの屋敷へと赴く…(第1話)。▼翌日、図書館にはぞくぞくと人が集まってきた。彼の一挙手一投足がヨーロッパ経済に影響を及ぼすといわれているシューバルトが現れるとあって、欧米各国や日本の企業、大使館関係者、財政界のVIPも少なくない…。シューバルトが息子・カールとともに図書館に到着した。しかし彼は、「忘れた書類を取ってくるように」と、ひとりカールを屋敷に帰らせる…(第2話)。 ●本巻の特徴/ついにヨハンを射程距離内にとらえたテンマ。しかし、手の震えが止まらず、なかなか引き金を引くことができない。また、読んだ途端にヨハンが気を失ってしまったという絵本を見せられたニナは、“三匹のカエル”という謎の言葉をつぶやく…。 ●その他の登場人物/ハンス・ゲオルグ・シューバルト(“バイエルンの吸血鬼”との異名を持つ大富豪)、カール・ノイマン(シューバルトと娼婦の間に生まれた息子)、Dr.ギーレン(テンマの学生時代の友人で精神科医。テンマの無実を信じている)、ライヒワン(精神科医。友人のリヒァルトをヨハンに殺され、現在“ヨハン”を追っている) 1998/05/30 発売
▼MONSTERクロニクル▼第1話/長い休暇▼第2話/少年探偵団▼第3話/一番残酷なこと▼第4話/国境の街▼第5話/バラの屋敷▼第6話/開かずの扉▼第7話/長いお別れ▼第8話/ヘレンカを捜して▼第9話/残された人々●登場人物/天馬賢三(脳神経外科医。無実の罪に追われながら“ヨハン”を追う)、ヨハン・リーベルト(テンマが命を助けた双子の兄、悪の根源?)、ニナ・フォルトナー(“ヨハン”の双子の妹で、兄の命を狙う)、ルンゲ警部(ドイツ連邦捜査局の警部)●あらすじ/連邦捜査局に入局以来、初めて長期休暇を取ったルンゲ。強引な捜査手法で政治家の秘書を自殺に追いやった彼は、全ての捜査から外され、妻と娘にも見放され、いまチェコのプラハの地に立っていた。現地の警察を訪れて一連の連続殺人事件の詳細を聞き、テンマの事件との類似を確認していく。そして「なまえのないかいぶつ」の出版社を探し出した彼は、いま“怪物の正体”に近づいていく(第1話)▼慕っているグリマーにかかった疑いを晴らそうと、ペドロフ殺害現場で目撃した「金髪の女」を探す孤児院の少年達。だが、そのうちの一人が、行方不明に!! 知らせを受け、消えた子どもを捜すテンマとグリマー。一方、ルンゲ警部は休暇中にもかかわらず、独自の捜査を開始していた。(第2話)●本巻の特徴/“怪物”の存在を証明するべく、捜査を続けるルンゲ。絵本「なまえのないかいぶつ」の作者がかつて住み、本当の恐怖が眠るといわれる“バラの屋敷”の扉をいま開く。●その他の登場キャラクター/ヤン・スーク(プラハ署の新米刑事、殺人の疑いをかけられ指名手配中)、グリマー(フリーのジャーナリスト、511キンダーハイムの謎を追う)、カレル・ランゲ大佐(旧チェコスロバキア秘密警察の大物) 1999/06/30 発売
▼第1話/怪物のラブレター▼第2話/脱獄囚▼第3話/弁護士▼第4話/目撃者▼第5話/決意▼第6話/泥だらけのサンドイッチ▼第7話/ヘレーネとグスタフ▼第8話/脱走▼第9話/402号室 ●登場人物/天馬賢三(脳神経外科医)、ヨハン・リーベルト(殺人鬼)、ニナ・リーベルト(ヨハンの双子の妹) ●あらすじ/ついに逮捕されてしまったテンマ。Dr.ライヒワインは、エヴァと共にテンマに面会に訪れるが、警察からすげなく断られてしまう。一方、ルンゲ警部は赤いバラ屋敷を訪れ、何者かが書いた不気味なラブレターを発見する(第1話)。▼テンマは、警察の厳しい追求にも黙秘を守り続けていた。そんなとき彼は、脱獄の名人、ギュンター・ミルヒから「俺と一緒に逃げないか」と誘われる(第2話)。 ●その他の登場キャラクター/ヤン・スーク(プラハ署の新米刑事)、エヴァ・ハイネマン(テンマの元婚約者)、ルンゲ警部(ドイツ連邦捜査局警部)、Dr.ライヒワイン(テンマの理解者)、ギュンター・ミルヒ(脱獄の名人)、フリッツ・ヴァーデマン(テンマの弁護士)、ロベルト(テンマがかつて狙撃した男) ●この巻の特徴/無実の罪で逮捕されたテンマと、彼をめぐる人々の心の葛藤。 2000/02/29 発売
▼第1話/屋根の向こうまで▼第2話/友情の答え▼第3話/タクシードライバー▼第4話/無関係な殺人▼第5話/赤ん坊の憂うつ▼第6話/恐怖の足音▼第7話/ヨハンの足跡▼第8話/殺し合い▼第9話/父さん母さん▼第10話/おかえり ●登場人物/天馬賢三(脳神経外科医)、ヨハン・リーベルト(他人の命をもてあそぶように奪う“怪物”)、ニナ・フォルトナー(=アンナ・リーベルト、ヨハンの双子の妹) ●あらすじ/事故により負傷したところを、偶然通りがかった歯科医ミランに助けられたテンマ。テンマは静養中、ミランの部屋の壁に、自分が追跡中のペトル・チャペックの写真が貼られていることに気付く。それを疑問に思うテンマに、ミランは、ペトル・チャペックと自身との関係を語り始める…(第1話)。▼テンマを前にミランは、ペトル・チャペックが同郷の幼なじみで、かつて親友だったと告白する。さらに、彼をドイツへ呼んだのは自分だとも。そして、ペトル・チャペックに殺された人々の復讐のために旧友の暗殺を決意したミランは、テンマの制止を振り切ってその実行へ向けて行動を起こす…(第2話)。 ●その他の登場キャラクター/エヴァ・ハイネマン(テンマの元婚約者)、ルンゲ警部(ドイツ連邦捜査局警部)、Dr.ライヒワイン(テンマの理解者)ペトル・チャペック(メガネの男) ●この巻の特徴/ヨハンとニナの出生の秘密が遂に明らかにされる! 2001/02/28 発売
▼第1話/ヘルDr.テンマ▼第2話/ころして……▼第3話/転落▼第4話/兄・妹▼第5話/殺人事件▼第6話/BKAの男▼第7話/「モンスター」▼第8話/処刑の夜▼第9話/ハイデルベルクの少女▼第10話/白馬の王子様▼第11話/失踪記事▼第12話/戦慄の誕生日▼第13話/惨劇の館▼第14話/あなたは悪くない▼第15話/追われる身▼第16話/老兵と少女 ●主な登場人物/天馬賢三(テンマ。デュッセルドルフ・アイスラー記念病院の日本人医師で、天才的な脳神経外科医)、ニナ・フォルトナー(=アンナ・リーベルト。ハイデルベルク大学法学部の学生で、ヨハンの双子の妹) ●あらすじ/デュッセルドルフ・アイスラー病院の天才的な日本人脳神経外科医、天馬賢三。彼は、院長の娘・エヴァとの結婚も控え、順調な日々を送っていた。そんなある日、東ドイツ貿易局顧問であるリーベルト一家が何者かに襲われるという事件が発生し…(第1話)。▼急患で担ぎこまれてきたのは、リーベルト一家銃撃事件で、重傷を負った双子の兄・ヨハン。駆けつけたテンマは、廊下でヨハンの双子の妹・アンナとすれ違う。精神的ショックを受け、うつろな表情のアンナは「ころして……」と呟いていた(第2話)。 ●本巻の特徴/天才・浦沢直樹が描く戦慄のサイコ・サスペンス、全9巻+別館1巻の完全版となって登場!! テンマの周りで起こる殺人事件、その陰には“怪物”がいた。自らのメスが産み出した怪物を殺すため、テンマの長い旅が始まる。 ●その他の登場人物/エヴァ・ハイネマン(テンマの婚約者でデュッセルドルフ・アイスラー病院の院長の娘)、ルンゲ警部(ドイツ連邦捜査局の警部。抜群の記憶力の持ち主) 2008/01/30 発売
▼第1話/消された過去▼第2話/ローヤーの法則▼第3話/511キンダーハイム▼第4話/プロジェクト▼第5話/ささやかな実験▼第6話/ペトラとシューマン▼第7話/ペトラとハインツ▼第8話/残された男▼第9話/残された女▼第10話/ビー・マイ・ベイビー▼第11話/ゲーデリッツ教授▼第12話/アイシェの友達▼第13話/ヴォルフの告白▼第14話/メインディッシュ▼第15話/再会▼第16話/五杯目の砂糖 ●主な登場人物/天馬賢三(テンマ。元・脳神経外科医。無実の罪で追われながら“ヨハン”を追う)、ヨハン・リーベルト(テンマが命を助けた双子の兄)、ニナ・フォルトナー(=アンナ・リーベルト。ハイデルベルク大学法学部の学生で、ヨハンの双子の妹) ●あらすじ/殺害されたフェルデン市議・シュプリンガー邸に忍び込んで、ヨハンの手がかりを探していたテンマは、そこでコソ泥のヘッケルと出会う。モグリの医者としてコンビを組むことを条件に、ヘッケルから議員殺人の犯人を聞き出したテンマは、さっそく犯人に会いに行くが…(第1話)。▼ヘッケルが勝手に依頼主を見つけてきてしまい、悪党を治療するハメになったテンマ。拳銃を奪われ、彼らの潜伏先に連れてこられたテンマだったが、彼らがテロ事件の犯人だと気付いて…(第2話)。 ●本巻の特徴/謎に包まれていた“怪物”ヨハンの過去が徐々に明らかになっていく。そして、それぞれヨハンを追うテンマとニナの運命は…!? ●その他の登場人物/ヘッケル(コソ泥)、ディーター(里親から虐待されていた子供)、ルンゲ警部(BKA[独連邦警察]の警部で、テンマを追っている)、エヴァ・ハイネマン(テンマの元婚約者) 2008/01/30 発売
▼第1話/怪物の深淵▼第2話/ユルゲンスの物置き▼第3話/カーニバルのあと▼第4話/フライハムへの旅▼第5話/幸せな休日▼第6話/復讐の銃口▼第7話/明日は晴れる▼第8話/ルンゲの期待▼第9話/ルンゲの罠▼第10話/対決▼第11話/転落の果て▼第12話/エヴァの告白▼第13話/男たちの食卓▼第14話/見えざる敵▼第15話/火曜日の青年▼第16話/木曜日の青年▼第17話/残された謎▼第18話/秘密の森 ●主な登場人物/天馬賢三(テンマ。元・脳神経外科医。無実の罪で追われながら“ヨハン”を追う)、ヨハン・リーベルト(テンマが命を助けた双子の兄)、ニナ・フォルトナー(=アンナ・リーベルト。ハイデルベルク大学法学部の学生で、ヨハンの双子の妹) ●あらすじ/ヨハンが残したメッセージを分析してもらうため、テンマは、大学の同窓で精神分析医のルーディ・ギーレンを訪ねる。ヨハンが多重人格者であるという仮説をたてるテンマだったが、ルーディはそれを一蹴。さらにテンマの話を信用しない彼は、警察へ通報して…(第1話)。▼連続殺人犯・ユルゲンスの最後の犯行現場である、ケンプ夫人の屋敷へやって来たルーディ。ある友達の言う通りに殺人を犯したというユルゲンスの供述を全く信じていないルーディは、その嘘を暴こうと彼が犯行前に潜んでいた地下の物置きへ移動するが、そこである物を目にし…!?(第2話)。 ●本巻の特徴/ヨハンを追うもう一方の追跡者・ニナは、養父母・フォルトナー夫妻殺害の犯人である、ミュラーを監視していた。そんな中、ミュラーが雇った探偵が殺されて? 一方、テンマを執拗に追うルンゲ警部は、新たに起こった中年夫婦殺人事件をテンマの事件に結び付けようと企むが…!? ●その他の登場人物/ヘッケル(コソ泥)、ディーター(里親から虐待されていた子供)、ルンゲ警部(BKA【独連邦警察】の警部で、テンマを追っている)、エヴァ・ハイネマン(テンマの元婚約者)、ハンスーゲオルグ・シューバルト(大富豪。盲目の老人。通称“バイエルンの吸血鬼”)、カール・ノイマン(ミュンヘン大学経済学部の学生。大富豪、ハンスーゲオルグ・シューバルトの嫡子) 2008/02/29 発売
▼第1話/リヒァルト▼第2話/証拠の品▼第3話/白日の下に▼第4話/ただ一つの事件▼第5話/ヨハンへの旅▼第6話/処刑▼第7話/ある決意▼第8話/ライヒワインの日々▼第9話/白日の下へ▼第10話/立証可能▼第11話/パーティーのあと▼第12話/聖域▼第13話/子どもの情景▼第14話/人類の財産▼第15話/闇の果て▼第16話/光を当てろ▼第17話/私はテンマ▼第18話/名なしのヒーロー ●主な登場人物/天馬賢三(元脳神経外科医。無実の罪に追われながら“ヨハン”を追う)、ヨハン・リーベルト(ミュンヘン大学生。テンマが命を助けた双子の兄)、ニナ・フォルトナー(“ヨハン”の双子の妹で、兄を抹殺しようとしている) ●あらすじ/かつて、敏腕刑事としてその名をはせていたリヒァルト。だが、勤務中に泥酔し、連続殺人犯を射殺してしまったことから、職も家族も失っていた。現在は、精神科医であるライヒワインのカウンセリングを受けながら、過去から立ち直ろうとしていた。しかし、彼は射殺してしまった連続殺人犯のことがいつまでも気にかかり…(第1話)。▼ミュンヘン大学生のカールは、週に1回、実の父であるシューバルトのもとでラテン語の本を読むアルバイトをしていた。ある日、シューバルトに朗読を褒められたカールは「ヨハンに教わっている」と告げる。そして「ヨハンが実の息子だったらどうするか」と尋ねた。滅多に笑わないシューバルトが微笑むのを見たカールは、ヨハンに嫉妬を覚えて…(第2話)。 ●本巻の特徴/リヒァルトが刑事時代に追っていた3件の殺人事件は、“シューバルトを孤独にする”というものであった。このことを突き止めたリヒァルトであったが、突然変死してしまう。一方、ヨハンは学生でありながら、シューバルトに近付き、片腕にまでのし上がり…。 ●その他の登場人物/ハンス・ゲオルグ・シューバルト(“バイエルンの吸血鬼”と称される富豪)、Dr.ギーレン(テンマの学生時代の友人で、精神科医。テンマの無実を信じている)、リヒァルト(元刑事の私立探偵。ヨハンの謎を追うが、変死)、ライヒワイン(リヒァルトのカウンセリングをしている精神科医)、カール・ノイマン(ミュンヘン大学生。実はシューバルトの私生児) 2008/03/28 発売
▼第1話/さらなる怪物▼第2話/混沌の怪物▼第3話/なまえのないかいぶつ▼第4話/蟻たちの饗宴▼第5話/我が目の悪魔▼第6話/母からの手紙▼第7話/心の痕跡▼第8話/目の中の地獄▼第9話/おとぎの国のカエル▼第10話/グリマー▼第11話/ピクニック▼第12話/511の亡霊▼第13話/新たなる実験▼第14話/鍵▼第15話/超人シュタイナーの冒険▼第16話/スーク刑事▼第17話/極秘調査▼第18話/大切な物 ●主な登場人物/天馬賢三(テンマ。元脳神経外科医。無実の罪に追われながら“ヨハン”を追う)、ヨハン・リーベルト(テンマが命を助けた双子の兄。現在はシューバルト氏の秘書を務める)、ニナ・フォルトナー(“ヨハン”の双子の妹で、兄を抹殺しようとしている)、ルンゲ警部(ドイツ連邦捜査局の警部。テンマとヨハンは同一人物だと思っている) ●あらすじ/ヨハンを撃つため、翌日シューバルト氏の蔵書寄贈セレモニーが行われるフリードリッヒ・エマヌエル校の図書館に忍び込んだテンマ。一方ライヒワンは、テンマを殺人犯にしないために、“ヨハン”の真実を伝えるべくシューバルトの屋敷へ赴く(第1話)。▼翌日、図書館には続々と人が集まってきた。彼の一挙手一投足がヨーロッパ経済に影響を及ぼすといわれているシューバルトが現れるとあって、欧米各国や日本の企業、大使館関係者、財政界のVIPも少なくない。シューバルトが息子・カールとともに図書館に到着した。しかし彼は「忘れた書類を取ってくるように」と、ひとりカールを屋敷に帰らせる…(第2話)。 ●本巻の特徴/ついにヨハンを射程距離内にとらえたテンマ。しかし、手の震えが止まらず、なかなか引き金を引くことができない。また、読んだ途端にヨハンが気を失ってしまったという絵本を見せられたニナは、“三匹のカエル”という謎の言葉をつぶやく…。 ●その他の登場人物/ハンス・ゲオルグ・シューバルト(“バイエルンの吸血鬼”との異名を持つ大富豪)、カール・ノイマン(シューバルトと娼婦の間に生まれた息子)、Dr.ギーレン(テンマの学生時代の友人で精神科医。テンマの無実を信じている)、ライヒワン(精神科医。友人のリヒァルトをヨハンに殺され、現在“ヨハン”を追っている) 2008/04/26 発売
▼第1話/怪物のラブレター▼第2話/脱獄囚▼第3話/弁護士▼第4話/目撃者▼第5話/決意▼第6話/泥だらけのサンドイッチ▼第7話/ヘレーネとグスタフ▼第8話/脱走▼第9話/402号室▼第10話/スパイの子▼第11話/終わらない旅▼第12話/人形使い▼第13話/朗読会の子供たち▼第14話/あの日の夜▼第15話/ヨハンの見た風景▼第16話/楽しい思い出▼第17話/いやな仕事▼第18話/最悪なネクタイ ●主な登場人物/天馬賢三(テンマ。元脳神経外科医。無実の罪に追われながら“ヨハン”を追う)、ヨハン・リーベルト(テンマが命を助けた双子の兄、悪の根源?)、ニナ・フォルトナー(“ヨハン”の双子の妹で、兄を抹殺しようとしている)、ルンゲ警部(ドイツ連邦捜査局の警部。ヨハンはテンマの別の人格だと思っている) ●あらすじ/チェコ・プラハでついに逮捕されたテンマ。殺人犯として拘束されていたスーク刑事は、グリマーからの犯行告白文書によって疑いが晴れるが…。一方、赤いバラの屋敷を訪れていたルンゲ警部は、女性の肖像画の裏に隠されていた、不気味なラブレターを発見する…(第1話)。▼警察の厳しい追求にも黙秘を守り続けていたテンマは、脱獄の名人であるギュンター・ミルヒから「俺と一緒に逃げないか」と誘われる。彼に“希望のない顔”だと指摘されたテンマは、希望を持ちつつける彼に、自らも希望を信じ、真実を話す決意をするのだった…(第2話)。 ●本巻の特徴/テンマの患者たちが依頼したというバウル弁護士に誘われ、これを引き受けた敏腕弁護士、フリッツ・ヴァーデマン。テンマの活路は開くのか…!? ●その他の登場人物/エヴァ・ハイネマン(テンマの元婚約者)、グリマー(フリーのジャーナリスト、511キンダーハイムの謎を追う)、フリッツ・ヴァーデマン(テンマの弁護士)、Dr.ライヒワイン(精神科医。テンマの理解者) 2008/06/30 発売
▼第1話/ただいま▼第2話/行くべきところ▼第3話/ルーエンハイム▼第4話/静かなる銃声▼第5話/吸血鬼の家▼第6話/疑心暗鬼の町▼第7話/完全な自殺▼第8話/安らぎの家▼第9話/殺戮の町▼第10話/忘れたくない記憶▼第11話/架空の人間▼第12話/休暇の終わり▼第13話/グリマーの叫び▼第14話/超人シュタイナーの怒り▼第15話/名前のない男▼第16話/描けない絵▼第17話/泣かないで▼第18話/終わりの風景▼第19話/命ある者たち▼第20話/明日はくる▼最終話/本当の怪物 ●主な登場人物/天馬賢三(テンマ。元脳神経外科医。無実の罪に追われながら“ヨハン”を追う)、ヨハン・リーベルト(テンマが命を助けた双子の兄、悪の根源?)、ニナ・フォルトナー(“ヨハン”の双子の妹で、兄を抹殺しようとしている)、ルンゲ警部(ドイツ連邦捜査局の警部。ヨハンはテンマの別の人格だと思っている) ●あらすじ/フランクフルトの廃墟で、ヨハンとニナはついに再会を果たす。“赤いバラの屋敷”で起こった惨劇を語るヨハン。しかし、ニナはヨハンに対し「違う」と言い放つ。そこに駆け付けたテンマが目にしたのは、自分のこめかみに銃口を押し当てるニナの姿だった。拳銃を取り上げたテンマに、彼女が語った内容は…!?(第1話)▼“赤いバラの屋敷”で惨劇を目にしたのは、ヨハンではなくニナだった。ニナの話を聞いたヨハンが、それを自分の体験だと思い込んでいたのだ。ニナは全てを知ったヨハンが「自分自身を破壊する」と予想。そして、廃墟を立ち去ったヨハンは…(第2話)。 ●本巻の特徴/真実を知ったヨハンが「完全な自殺」を開始。彼の引き起こした惨劇の結末は? “怪物”誕生の理由とは…!? すべての謎がついに明かされる!! ●その他の登場人物/エヴァ・ハイネマン(テンマの元婚約者)、グリマー(フリーのジャーナリスト、511キンダーハイムの謎を追う)、フリッツ・ヴァーデマン(テンマの弁護士)、Dr.ライヒワイン(精神科医。テンマの理解者) 2008/08/29 発売