おもいでだま(1)
忘れたい記憶…あなたにはありますか?
もしも自由に記憶を取り出すことに出来る社会だったら…
覚えておきたい想い出、忘れ去りたい記憶、あなたにはありますか?
「メモリーセーブキャンディー」…通称「MSC」と呼ばれるキャンディーのようなメディア。
お値段、一つ10万円。
トラウマになった記憶を取り出したり、大事な想い出を保存できるこのサービスを取り扱うMSC社のミオの元に、今日も新しい顧客が尋ねてくる。
…たとえば、高校生の時、好きだった彼女に「童貞なの?」とバカにされたトラウマに苦しめられている大学生。
…たとえば、死を間近に控え、遺言をMSCにこめてドラ息子たちにいじわるをするおじいさん。
ーー彼らは、その果てに何を想い、何を見つめるのか?
リリカルにして本格。
スピリッツ発の期待の新星・荒井ママレが描く、”想い出”を巡るオムニバスSFストーリー第1集、遂に単行本化!!
【編集担当からのおすすめ情報】
青田買い大歓迎!
小学館新人コミック大賞出身のスピリッツ超期待!の新人作家・荒井ママレ氏デビュー単行本!
凝ったSF設定と、淡くリリカルな心理描写…
この硬軟二つの要素が見事に溶け合った、作者渾身の一作です。
トラウマや、忘れかけた大事な想い出など、誰もが隠し持っている心の無防備なところをフッと突いてくる。
そんなオムニバス短篇が5編、詰まっています。
感性バリバリな透明感ある絵柄は一目惚れ必至!!!
読み応え&余韻、あわよくば涙、確約いたします。
関連マンガ
僕たちは、「記憶」で作られているーー ネガティブな記憶をすべて取り除いたら、 人は完璧に近づくのだろうか? 「メモリーセーブキャンディー」 …通称「MSC」と呼ばれるキャンディーのようなメディア。 お値段、一つ10万円。 トラウマになった記憶を取り出したり、大事な想い出を保存できるこのサービスを取り扱うMSC社のミオの元に、今日も新しい顧客が尋ねてくる。 オカマのおじいさんに、平凡な女の子の日常を覗き見させる道具として。 恋人に自殺された記憶に囚われる息子を救う手段として。 様々な客が訪れる中、何度も記憶を取り出してきたミオ自身にもある変化が訪れるーー ”想い出”に囚われ、”想い出”に生かされるすべての人へ捧ぐ、 リリカルSF第二集! 【編集担当からのおすすめ情報】 お待たせしました! スピリッツ発の期待の新星・荒井ママレ氏の『おもいでだま』 超待望の第2集がようやく登場です! 今集には、雑誌掲載時に反響が相次いだ「第9話 いとしのエリー」も収録! 平凡過ぎる女の子と、隠居したオカマのおじいさん。 記憶を取り出して与える、という契約を結んだ、二人の奇妙な交流の行方は…? ラストは感涙必至です!! また、1集で記憶を取り出しまくっていることが明らかになった主人公・ミオにも大きな変化が。 動き出す物語、胸に響くエピソード… 是非ご一読ください!! 2013/03/29 発売
記憶とは、甘美な呪いであるーー ロープも。 火薬も。 ナイフも。 ある種の道具は、使う者の心次第で、凶器にもなり得る。 しかし、ロープも火薬もナイフも、人の生活を豊かにした。 誰かの命を救うこともあっただろう。 記憶を取り出すメディア…メモリー・セーブ・キャンディー。 危うさを秘めるこの道具に、傷つけられた者たち… そして、救われた者たち。 人間を形作るのは、意志か、欲求か、それとも記憶なのか。 「想い出」を巡るドラマは、クライマックスへ向けて加速をはじめるーー 【編集担当からのおすすめ情報】 スピリッツ発の期待の新星・荒井ママレ氏による、記憶を巡るSFストーリー『おもいでだま』 待望の第3集発売! 今集では、ミオの「存在を消された」兄・ハルの登場で、MSC社、そして椎名家の秘密が次第に明らかに!! 自らに記憶と向き合い、次第に変わりゆく「記憶抽出依存症」のミオと、彼女の元を訪れる、様々な依頼者たち… 毎回、新鋭とは思われぬ完成度の高い構成力&画力に、担当者としても唸らされっぱなしです!! 物語は最終章へ向け、ますます本格、ますます骨太に。 その一方、描き出される感情はますます繊細さを極めていっております。 誰もが立ち止まり、自らの歩んできた道を振り返りたくなる… そんな、心に残る一冊です。 今からでも遅くありません! 是非『おもいでだま』の世界へ!!!!!! 2013/07/30 発売
記憶を巡るリリカル本格SF、堂々完結! 嫌な記憶なんてすべて、取り出してしまえばいい。 あなたを縛るものから、逃げ出してしまえばいい。 さあ、 そして、 記憶を取り出すことが、当たり前になった社会へ。 人々は、あの頃よりも、幸せになったのだろうかーー? 【編集担当からのおすすめ情報】 スピリッツ発の期待の新星・荒井ママレ氏による、 記憶を巡るSFストーリー『おもいでだま』 遂に堂々完結! ミオの「存在を消された」兄・ハル。 彼の登場により、椎名家は、MSC社は大きく揺り動かされようとしていた… そして遂にミオは、自らに記憶と、父と、正面から向かい合うーー この作品を読んだ一人でも多くの方の心に なにがしかの余韻を遺すことができますように。 担当者として祈っております。 是非、ミオが、作者が辿り着いた結末を見届けてください!! 2013/10/30 発売