ふたがしら(7)
ふたりで歩んだ悪党の道…ここが分かれ道。
多くの手下を従え、誰もが一目置く悪党一味となった、
弁蔵と宗次の「ふたがしら」率いる壱師。
しかし、ふたりの思いの方向はわずかなズレを見せはじめていた。
そんな中、手下の一人で錠前外しを得意とする仙吉は、
惚れた女と添い遂げるため、一味からの足抜けを望んでいた。
やがてその望みが、思わぬ事態を引き起こすことに…。
峠を目指して共に歩んできた弁蔵と宗次。
その、長い長い旅路の終着点……最終巻。
【編集担当からのおすすめ情報】
WOWOWにて二度にわたり実写ドラマ化された
オノ・ナツメ氏による大人気連載も、ついに完結です。
悪党としての「頂点」を目指して古巣を飛び出し、
ふたりで歩んできた長い旅路。
大切な者を失い、いつの間にか壮年を迎え、
それでも離れず「ふたがしら」として
一味を率いてきた弁蔵と宗次が辿り着いた場所とは、
目指していた「頂点」なのか、それとも……。
旅の終わりをぜひともご覧ください。
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鬼と仏…ここは峠か、それとも分かれ道か。 すれ違いを重ねる弁蔵と宗次。 しかし、それを見かねた芳の取り計らいにより、 ふたりはともに目指すべきものを再確認した。 その矢先、叶屋の策略にはまった芳が窮地に。 芳のもとへ急ぎ駆けつけた弁蔵と宗次が見た、 信じがたい光景とは…。 ここがふたりの分かれ道となるのか…… オノ・ナツメによる江戸活劇、第六集! 【編集担当からのおすすめ情報】 2015年6月に、主演・松山ケンイチ氏×監督・入江悠氏 という豪華タッグにより、WOWOWにて実写ドラマ化 された本作。 ドラマでは「大坂編」を中心に描かれていましたが、 物語は現在、佳境中の佳境にさしかかっています! この第六集に収録している、弁蔵と宗次がのちにそれぞれ 「鬼」と「仏」と呼ばれるきっかけとなった衝撃の事件は、 読み進めながら魂が震えること間違いありません。 弁蔵と宗次の心は、離れてしまうのか…。 新刊の発売ずっと楽しみに待ってくださっていた読者さんも、 ドラマから新しく入ってきていただいた読者さんも、 ぜひぜひご一読ください! 2016/01/12 発売