がんばりょんかぁ、マサコちゃん(2)
国を訴えたこの裁判、勝ってはいけない!?
夫が遺した“公文書改ざん”を告発する手記。
信頼できる人間に託し、世間に公表することを望むマサコ。
しかし、真実の隠ぺいを謀ろうとする周囲の人間によって
その願いは踏み潰されようとしていた。
身も心も疲れ果て、全てを諦めかけたマサコに
運命を変える出会いが訪れるーー
どんな困難に阻まれようとも、
夫の真意を埋もれさせたままにしてはいけない!
事件の真相を知るため、
平凡な主婦が選んだのは、”国”を相手にした裁判!!
ところが、ここにも大きな落とし穴が!?
「この裁判勝ってはいけない」
その意味とはーー!?
【編集担当からのおすすめ情報】
この漫画作品はフィクションであり、実在の人物や団体などとは関係ありませんが、実在する人々の切なる想い、祈りには大きく関係しています。
赤木雅子氏と相澤冬樹氏の共著『私は真実が知りたい』(文藝春秋刊)も参考にしています。
財務省が国有地を大幅値引きして学校法人に売却した、不透明な国有地取引。この問題に端を発する、公文書改ざん事件。
日本国民なら誰もが知るこの事件は、未だ真相が解明されぬままです。
そして、その真実を明らかにするためーー
夫が、なぜ亡くならなければならなかったのかを知るために
たった独りの女性が闘い続けています。
真面目で実直な人間が、組織の圧力で不正を命じられ、その不正に反対すると組織に切り捨てられてしまった。
この残酷な事実は、組織の中で誰にでも起こりうることです。
だからこそ一人でも多くの方に、未だ事件の渦中にいるご夫婦のことを知ってほしい。
本作をお読みになった一人でも多くの方に、届いてほしいと願っております。
関連マンガ
愛する夫の真実を知りたいと願う女性の物語 平凡な夫婦の幸せは、なぜ壊されなければならなかったのか? 国有地が不当な価格で売却された事件の渦中で、関係者の名を隠蔽するために公文書の改ざんを命じられた近畿財務局職員・赤木トシオ。 その妻、マサコが「夫の死の真実を知る」ために国と闘うことを決意するまで、そして現在の迷い、怒り、葛藤とはーー!? 夫の真実を知りたいと願う、一人の女性の物語。 そして、愛する人の喪失に向き合う、すべての人に贈る物語ーー 【編集担当からのおすすめ情報】 この漫画作品はフィクションであり、実在の人物や団体などとは関係ありませんが、実在する人々の切なる想い、祈りには大きく関係しています。 赤木雅子氏と相澤冬樹氏の共著『私は真実が知りたい』(文藝春秋刊)も参考にしています。 本作の制作に際して、主人公のモデルであり、取材協力者でもある赤木雅子氏の望みは「夫、俊夫さんの真実が描かれること」でした。 森友学園への国有地の大幅な値引き価格による払い下げに始まった財務省の公文書改ざん事件。この事件が政治問題化されるほどに、そこに巻き込まれた普通の夫婦の「平凡な日々が突然壊されてしまった悲しみ」について、我々は見落としてしまっていなかったでしょうか。 真面目で実直な人間が、組織の圧力で不正を命じられ、その不正に反対すると組織に切り捨てられてしまった。この残酷な事実は、組織の中で誰にでも起こりうることです。だからこそ一人でも多くの方に、未だ事件の渦中にいるご夫婦のことを知ってほしい。 そうした思いで漫画の制作を開始しました。 深刻さの中にも、確かに存在した夫婦のささやかな幸せや笑い、そして涙を読者の皆さんに感じていただきたい、という願いがこめられています。 大切な人のことを思い浮かべながら、読んでいただけると幸いです。 2022/12/28 発売
一人の女性の真実を知るための物語、完結巻 幸せな夫婦の日常は、突然壊されてしまったーー 公文書改ざんという違法行為を職場に強要され、罪の意識から自ら命を絶ってしまった夫・トシオ。 真相の隠ぺいを謀ろうとする周囲の人間に何度も傷つけられながら、 妻・マサコは真実を知るため国を訴えることを決意する。 さらに提訴と同日、トシオが遺した手記を週刊誌で公表することに。 マサコの覚悟に、国は、世間は、どう出るか…!? 【編集担当からのおすすめ情報】 なぜ夫は命を絶たねばならなかったのか。 真実を知るために、国を訴えた一人の女性の物語が ここに完結となります。 誇りをもって花を手向けることのできる その日まで、彼女はきっと歩み続けることでしょう。 物語は終わりを迎えますが、現実の闘いはまだまだ続きます。 どうか応援いただけることを願っております。 「おぉーい!がんばりょんかぁ?(がんばっているかい?) マサコちゃん!」 2023/11/30 発売