神さまの怨結び 11
蛇、クビツリに神社への出禁を厳命!
一方的に神社よりクビツリを追い出した蛇は、
その場に残った名無たちにこれからの計画を話し始める。
それには名無の母、まつりに関わることも含まれていた。
一方、神社を追い出されたクビツリは、叶に連れられ彼女の家を訪れる。
そこで彼は自身でも気がつかなかった己の想いに涙し、
その想いを汲み取ってくれる叶と体を重ねるのだった。
叶の優しさに包まれるクビツリは、まどろみの中で、己が何モノか思い出し、
さらにその身に宿るもう一人の者との共通する想いを認識する。
そして呪いと蛇に対する覚悟を決めるのだった。
一方、櫻への恋心を昏い欲望へと変じさせてしまった佐々は、
もう一人の神、紅の使いとなり、怨結びの呪いを無差別に撒くという暴挙に出る……。
呪いを止めようとする者と、さらに広めようとする者ーー。
二者の立場を明確にし、それぞれの想いを果たすため様々な者が一斉に動き出す。
そして始まる「神喰はしの儀」とは?
蛇の用意したこの儀式で、呪いの円環を断つことはできるのか!?
官能ダーク・ラブ・サスペンス、クライマックス、待った無し!!
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