伏少女とケモノの烈花譚 2
殺したくない、美しいケモノ(あなた)をーー。
猟師の少女・浜路は、兄・道節(どうせつ)とともに、江戸(えど)で「伏狩り」をすることになった。2匹目の伏(ふせ)・凍鶴との闘いの中で、浜路(はまじ)が見たケモノの慟哭とは…?そして、ひとつの決意を胸に、浜路は伏と人間の「因果」のさらに奥へと足を踏み入れるーー。
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伏少女とケモノの烈花譚(1)伏少女とケモノの烈花譚(1)
少女が筒先を向けたのは、兇暴で、脆く美しい、犬人間ーーー。 天保十三年、江戸(えど)は謎のケモノ「伏(ふせ)」の脅威にさらされていたーー。猟師の少女・浜路(はまじ)は、江戸で「伏狩り」をして暮らす兄・道節(どうせつ)の元へとやってくる。少女の銃口がケモノに向けられたとき、烈しく咲き誇り、儚く散る花のように、「因果」の歯車が回り出すーー。 2012/09/25 発売