1974年発売
国民の声に押され三部会が開かれることに。そのころフランス王室には王太子のお葬式を出す費用もなかった。フェルゼンもスウェーデンへ帰国し、アントワネットは失意の日々……。オスカルはようやくアンドレへの愛を自覚する。
平民出身の大蔵大臣がクビになり、市民は武器を持って立ち上がった。フェルゼンは命をかけてフランスに向かう決意をする。そしてオスカル率いる衛兵隊についに出動の命令が下された。その前夜、オスカルはアンドレに思いを告げた……。
革命は、市民側に立って戦ったオスカルとアンドレの命を奪い、激しさを増していく。国王一家は国民によってパリに居を移されるが、フェルゼンの手引きで逃亡を企てる。革命の渦に巻き込まれてしまった国王一家の運命は……。
今から約1800年前、中国・後漢時代末、黄巾の乱と朝廷内の争いによって、漢王朝は滅びようとしていた。乱れた世を正し、人々の苦しみを救おうと、玄徳・関羽・張飛の三人は、桃園で義兄弟の契りを結び立ち上がった。巨匠・横山光輝の熱筆によって新たな生命を吹き込まれた英雄たちが、悠久の大地を舞台に繰り広げる壮大な歴史ドラマ、ここに開幕!
『黒衣の伯爵夫人』は外伝として連載終了後に前後編で週刊マーガレットに掲載された。ふたたびオスカルとアンドレが登場し、旅行先で恐ろしい事件に巻き込まれる。オスカルの姪で新キャラのル・ルーが大活躍することに!
玄徳・関羽・張飛の三人は、義勇軍を結成し黄巾賊討伐に出陣する。初陣の大興山では数万の黄巾賊を一蹴、大戦果を収めた。義勇軍は青州城を救援し、さらに玄徳の幼少時代の師・盧植が指揮をとる広宗にむかった。盧植の頼みで出陣した玄徳は、火攻めの計で黄巾賊を打ち破る。玄徳はこの地で終生のライバル、曹操と運命の出会いを果たす。
人々を苦しめた黄巾の乱が平定され、都の洛陽では連日お祭り騒ぎが続けられていた。しかし最も戦功をあげた玄徳には、権力を牛耳る十常侍に賄賂を贈らなかったため、田舎の警察署長の官職しか与えられなかった。この地で賄賂を要求してきた巡察官を張飛が叩きのめす。玄徳は天下万民のために立ち上がろうと官職を捨て放浪の旅に出る。
酔いどれの代打屋・あぶさんを通し、悲喜こもごもの人生を描く巨篇! ▼第1話/一打席3ホーマー▼第2話/ガッツ大伴▼第3話/一軍半▼第4話/御堂筋 銀杏並木▼第5話/麻衣子▼第6話/大虎しぐれ▼第7話/からみ酒▼第8話/サンボア▼第9話/うわばみ ●登場人物/景浦安武(通称あぶさん。南海ホークスの代打専門打者)、桂木虎次郎(大衆酒場・大虎の主人でタイガースファン)、サチ子(虎次郎の娘) ●あぶと同期入団の三塁手・大伴はルーキーながら大活躍を続けていた。しかし、突然のアクシデントが彼を襲う…(第2話)。▼やや調子を崩し、2軍落ちしたあぶは、ある日御堂筋で未亡人の麻衣子に出会う。たちまち2人は恋に落ちるが、麻衣子は暗い過去を背負っていた(第4〜6話)。 ●本巻の特徴/“酒には強いが、女には弱い”というイメージが強いあぶだが、本巻では彼の激しい恋が描かれている。また、あぶの家族構成が明かにされ(第9話)、後にライバルとなる義弟・満も登場する。 ●その他の登場キャラクター/麻衣子(第4話)、伊達一(第8話) ●その他DATA/'73年、読売ジャイアンツ日本一