1980年発売
演劇界の幻の名作「紅天女」を目指し、試練の道のりを歩む北島マヤ。熱く燃えつづける演技への情熱と才能は、多くの人々を魅了し、今、スターとしてはばたき始めた。しかし、突然おとずれた女優生命の危機!?
昭和30年代の世界に現代の心のふるさとを追う、珠玉のメルヘン。 ▼第1話/いたずら教室▼第2話/春の足音▼第3話/雛まつり▼第4話/仰げば尊し▼第5話/糸でんわ▼第6話/夜の訪問者▼第7話/ヒーローの詩▼第8話/短編小説▼第9話/卯の花の咲く頃▼第10話/てるてるぼうず▼第11話/水中花▼第12話/海岸通り▼第13話/夕涼み▼第14話/私だけが知っている●登場人物/鈴木則文(鈴木オートの社長。働き者で子供には少々甘い)、鈴木トモエ(優しくてしっかり者のお母さん。時に怒ると恐い)、鈴木一平(鈴木オートの一人息子。ワンパクだが、気は優しい) ●あらすじ/ガリレオこと大原さんは、一平のクラスの級長。真面目で熱心すぎて、みんなの反感をかうが、なぜかいつも級長に選ばれる。今日も一平はち悪ガキは、先生の目を盗んではいたずらに励み、大原さんに言いつけられる。いわば、一平たちの天敵である彼女だが、ある日から大原さんが学校に来なくなった。聞けば結核で入院してしまったという…(第1話)。▼保険外交員の松子さんは、鈴木オートのお父さんの親戚。だが、得体の知れない健康食品や新興宗教の入信を勧める彼女だが、鈴木さんたちはどうも苦手だ。でも、信仰のおかげで幸せだという松子さんの生活に実体は…(第2話) ●その他のDATA/昭和30年代風物誌〜アルミサックのロケット、鉛筆に彫った戦艦、かんしゃく玉の地雷 他(第1話)、ひな祭り(第2話)、糸電話(第3話)、しょうぶ湯(第8話)、暗い夜道(第9話)、きもだめし(第13話)