1991年1月30日発売
あぶさん(46)あぶさん(46)
酔いどれの代打屋・あぶさんを通し、悲喜こもごもの人生を描く巨篇! ▼第1話/鷹の球宴▼第2話/少年の夏▼第3話/満32歳▼第4話/菊の露▼第5話/最下位▼第6話/トラの背中は11番▼第7話/トラの大阪球場▼第8話/美声年▼第9話/秋桜▼第10話/美酒雄太郎 ●登場人物/景浦安武(通称あぶ。福岡ダイエーホークスの選手で大酒飲み)、サチ子(あぶの妻)、桂木虎次郎(大阪・ほとけ横丁の大衆酒場「大虎」店主) ●あらすじ/引退後、打撃投手に転向して1年目のダイエー・島本はオールスター戦を間近に控え、悶々とした日々を送っていた。そしてオールター戦当日、ホームラン競争に出場するあぶは、ピッチャーに島本を指名する(第1話)。▼阪大卒業後、大虎でアルバイトをしながら弁護士を目指して勉強していたカコは、ついに司法試験を突破する。喜んだあぶは、カコにとっておきのプレゼントを贈った(第9巻)。 ●本巻の特徴/福岡に移って2年目のホークスだが、良い成績をあげることはできなかった。ふがいないホークスに対するファンの怒りは、沈黙という形をとって表される(第5話)。ホークスがあまりにも勝てないためか、本巻では野球以外の物語が多い。
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