1996年発売
疎遠だった父に呼ばれ、第3新東京市の国連特務機関ネルフへやってきたシンジは、父親への意地から汎用人型決戦兵器・エヴァンゲリオンのパイロットとなる。 目的、正体とも不明なまま次々と来襲する“使徒”との戦いは、少年には重すぎる恐怖と緊張を強いたが、同時に、これまで自分の中にのみ向いていたシンジの心を、他人とのかかわり合いに向けさせた。 しかし、その矢先、シンジは自分を監督するミサトのノートを見つけ、再び自分の殻に閉じこもってしまう。私的な感情で命令を無視したことを叱責されたシンジは、ネルフを飛び出すが、ミサトの本当の心に触れ、今度は自分の意思でエヴァのパイロットになることを選び、ネルフへと戻ったーー。
酔いどれの代打屋・あぶさんを通し、悲喜こもごもの人生を描く巨篇! ▼第1話/景浦敗れたり▼第2話/大混乱▼第3話/話題作り▼第4話/春雷▼第5話/一二三▼第6話/よっしゃあ▼第7話/五月晴れ▼第8話/右打席の代償 ●登場人物/景浦安武(通称あぶ。ダイエーホークスの選手で大酒飲み)、サチ子(あぶの妻)、桂木虎次郎(大阪・ほとけ横丁の大衆酒場「大虎」の主人) ●あらすじ/開幕以来左打席に立ち続け、ヒットこそ打つもののホームランをまったく打たないあぶ。近鉄・佐々木監督はあぶの打席のみワンポイントで左投手を起用し、あぶは凡打を繰り返す(第6話)▼左投手の厳しいインコース攻めに苦しむあぶは、千葉ロッテとの試合でついに右打席に立つ。ツーストライクと追い込まれたあぶはあわやホームランという多きな当たりを放つが、なぜか走ろうとしない…(第7話)。 ●本巻の特徴/鉄人ぶりを発揮していたあぶだが、本巻ではついに欠場する。椎間板ヘルニアという、長距離打者にとって致命的な故障を抱えてしまったあぶは、果たして復活できるのか。50歳の4番打者誕生に暗雲が垂れこめる…。