1999年6月30日発売
▼MONSTERクロニクル▼第1話/長い休暇▼第2話/少年探偵団▼第3話/一番残酷なこと▼第4話/国境の街▼第5話/バラの屋敷▼第6話/開かずの扉▼第7話/長いお別れ▼第8話/ヘレンカを捜して▼第9話/残された人々●登場人物/天馬賢三(脳神経外科医。無実の罪に追われながら“ヨハン”を追う)、ヨハン・リーベルト(テンマが命を助けた双子の兄、悪の根源?)、ニナ・フォルトナー(“ヨハン”の双子の妹で、兄の命を狙う)、ルンゲ警部(ドイツ連邦捜査局の警部)●あらすじ/連邦捜査局に入局以来、初めて長期休暇を取ったルンゲ。強引な捜査手法で政治家の秘書を自殺に追いやった彼は、全ての捜査から外され、妻と娘にも見放され、いまチェコのプラハの地に立っていた。現地の警察を訪れて一連の連続殺人事件の詳細を聞き、テンマの事件との類似を確認していく。そして「なまえのないかいぶつ」の出版社を探し出した彼は、いま“怪物の正体”に近づいていく(第1話)▼慕っているグリマーにかかった疑いを晴らそうと、ペドロフ殺害現場で目撃した「金髪の女」を探す孤児院の少年達。だが、そのうちの一人が、行方不明に!! 知らせを受け、消えた子どもを捜すテンマとグリマー。一方、ルンゲ警部は休暇中にもかかわらず、独自の捜査を開始していた。(第2話)●本巻の特徴/“怪物”の存在を証明するべく、捜査を続けるルンゲ。絵本「なまえのないかいぶつ」の作者がかつて住み、本当の恐怖が眠るといわれる“バラの屋敷”の扉をいま開く。●その他の登場キャラクター/ヤン・スーク(プラハ署の新米刑事、殺人の疑いをかけられ指名手配中)、グリマー(フリーのジャーナリスト、511キンダーハイムの謎を追う)、カレル・ランゲ大佐(旧チェコスロバキア秘密警察の大物)
▼第1話/策略▼第2話/女▼第3話/犬▼第4話/頂点▼第5話/過去▼第6話/旧知▼第7話/背後▼第8話/失敗●登場人物/唐沢辰巳(ホストクラブ“新宿租界”のオーナー)、伊丹(新宿で闇金融を経営する、現役東大生)、村雨(広域暴力団・関西山王会関東総本部長)、藤巻(関東山王会のNo.3)●あらすじ/唐沢にコケにされた関西山王会のNo.3・藤巻の怒りは、関東を束ねる村雨に向けられた。「どないなっとんじゃァ、村雨〜!!」と、すぐに唐沢を殺すように命じる。怒鳴り散らす藤巻の醜い態度に怒りを抑えながらも、命令通り唐沢に刺客を出そうとする村雨のもとに、当の唐沢が姿を現わす。そして神戸へと向かっている藤巻に、すでに追っ手を放ったとうそぶく……(第1話)。●その他の登場人物/ 金(キム。唐沢の右腕的存在である“新宿租界”の支配人)、タン(“新宿租界”のホスト)、羅(ロー。広東の“組織”の新しいボス。唐沢の盟友)、石倉(関西山王会、四代目代行)、栗木(東新宿署署長)