2003年6月30日発売
▼第1話/お父ちゃんの帽子▼第2話/釣忍▼第3話/星祭▼第4話/幽霊修業▼第5話/鰻の蒲焼▼第6話/トンボ釣り▼第7話/宿題騒動記▼第8話/転校生▼第9話/タクマ先生▼第10話/夜の音▼第11話/オート三輪▼第12話/フォロー・ミー▼第13話/今日は何の日?▼第14話/クリスマス イブ▼第15話/旅路▼第16話/抹殺指令▼第17話/コマ回し●あらすじ/昭和30年頃の男性は、外出するときによく帽子をかぶっていて、その種類もソフト帽、カンカン帽、山高帽、鳥打ち帽など多種多様であった。今日もソフト帽をかぶって出かけるお父ちゃんを、憧れのまなざしで見つめる息子は、ある日こっそりとその帽子を持ち出すのだが…(第1話)。▼花町母子は、釣忍のように日陰でひっそりと生きている女性。息子の雄太郎も、父親がなかなか家に帰ってこないことを疑問に思っていた。ある日、ご近所さんの立ち話を聞いてしまった母子は、「おめかけさん」と陰口されていることを知り…!?(第2話)▼七夕の日を迎え、フランケン先生の理科の授業で、彦星と織姫の星座について勉強した聡子。読書に飽きたという病気の弟・高志のために、竹やぶから竹を取ってきて飾り付けすることにしたのだが…(第3話)。●その他のDATA/昭和30年代風物誌〜ソフト帽(第1話)、釣忍(第2話)、ジャムパン(第8話)、オート三輪(第11話)、文鎮(第13話)、コマ(第17話)
美しき沈夫人に翻弄される、料理人・李三。 奥様がお言いつけの本日の無理難題、もといオーダーは? 妖艶なる美食のエロスがここに! ▼第1話/筍▼第2話/湯▼第3話/冬瓜▼第4話/蒸▼第5話/豚▼第6話/包▼第7話/粥▼第8話/熊掌・前編▼第9話/熊掌・後編▼第10話/羊▼第11話/龍井蝦仁・前編▼第12話/龍井蝦仁・後編▼第13話/雛鳥▼第14話/清蒸●主な登場人物/沈夫人(劉家の奥方。美味しい物が大好きで、わがままな女性)、李三(沈夫人に料理の腕をかわれ、劉家で働いている。気が弱い)、愛蓮(沈夫人の身の回りを世話する女性)●あらすじ/沈夫人に買われた李三が、料理人として劉家にやって来てすぐのこと。恩を返すという意味でも、美しい夫人に喜んでもらおうと、李三は初物である筍の料理を作ることにした。そこに沈夫人の小間使いである愛蓮が料理を取りに来たのだが、そこで、前任の料理人が筍料理を作ったために夫人の怒りを買い、指を切られたという話をし始めて……!?(第1話)●本巻の特徴/各話で、李三の作る料理の数々をレシピ付きでご紹介。腕に覚えのある御仁は挑戦してみてはいかが?
▼第1話/シシャモ▼第2話/くちなしの実▼第3話/雑炊▼第4話/ホンマグロ▼第5話/地酒▼第6話/麹作り▼第7話/新しい酒造り▼第8話/おこぜ▼第9話/海苔▼第10話/ランチ●主な登場人物/伊橋悟(西新橋の老舗料亭「桜花楼」に助っ人としてやってきた若き料理人。現在は新店舗「SAKURA」のNo.2)、岩倉(「桜花楼」の社長の息子で副社長。板場では“立板”だが、実権を握っている)、吉田(「SAKURA」の店長。副社長の腰巾着で、伊橋を疎んじている)●あらすじ/前日の賄いをホメられて大ハリキリの慎は、翌日「SAKURA」に一番乗りでやってくる。早速、冷蔵庫で見つけたシシャモを賄いに使おうとするが、そのことで副社長に怒られるハメに…。実はそれは、副社長が特別に注文した宴席に出すための大切なシシャモで…!?(第1話)●本巻の特徴/初めて来店した客に日本酒の品揃えが悪いと言われてしまった「SAKURA」。勉強不足を反省した伊橋は早速、新たな日本酒選びを提案する。それを聞いた料理評論家の山賀は、伊橋たちをある蔵元へ連れて行くが…!?●その他の登場人物/山本(「SAKURA」の新人で、皆に“慎”と呼ばれている。お調子者)、早瀬(「SAKURA」の“追い回し”)、松下(「桜花楼」の“親方”。控え目な性格だが、伊橋に刺激されて徐々にリーダーシップを)、山賀駿庵(食い意地の張った料理評論家。「桜花楼」のなじみの客)
▼第1話/今日▼第2話/望み▼第3話/申し出▼第4話/驕り▼第5話/昼めし▼第6話/懇願▼第7話/日曜日▼第8話/未来●主な登場人物/黒沢(穴平建設社員、現場監督。独身、44歳)、赤松(穴平建設社員、現場監督。皆から慕われており、黒沢がライバル視している。28歳)、太郎(交通誘導ロボット。黒沢にとっては頼りになる男)●あらすじ/2002年6月。サッカーのW杯をテレビで観戦し、誰よりも大騒ぎしていた黒沢だが、その心の底で気づいていた。他人が何をしようとも、自分自身の出来事による感動、喜びが、己の人生に欠けていることを…。ただ黙々と働き、家庭もなく、友人もなく、目標もなく、ただ漫然と生きてきただけだと猛省する黒沢であったが…!?(第1話)
▼第1話/Pの悲劇▼第2話/浪漫の商人▼第3話/ポイの家▼第4話/鉢の中▼第5話/百年の恋▼第6話/Lサイズの幸福●あらすじ/ペットの飼育を禁止する運動が活発化し、そのために引っ越す家庭も後を絶たない平成団地。そこに住む羽賀家は、ペットを飼っていないためその運動については全くの他人事であった。ところが一週間だけという約束で、ペンギンを預かることになってしまい…!?(第1話)●本巻の特徴/『うる星やつら』『らんま1/2』『犬夜叉』等で知られる著者が、「ビッグコミックオリジナル」に年1回のペースで描いている大人向け短編連作。2003年7月からのTVアニメ化を記念して、お求めやすい新装版で再登場!
▼第1話/専務の犬▼第2話/迷走家族F▼第3話/君がいるだけで▼第4話/茶の間のラブソング▼第5話/おやじローティーン▼第6話/お礼にかえて●あらすじ/愛人の飼い犬を預かって欲しいと、専務の祭田が同期でもある小暮の家にやって来た。狭い家だからと断りたい小暮夫人であったが、話の最中に息子の甲介がその犬・ゴージャスに眉毛を書いてしまって、預かるはめに。ところが家で一番の実力者を小暮夫人と認めたゴージャスは、まったく小暮にはなつこうとしないのだった…(第1話)。●本巻の特徴/『うる星やつら』『らんま1/2』『犬夜叉』等で知られる著者が、「ビッグコミックオリジナル」に年1回のペースで描いている大人向け短編連作。2003年7月からのTVアニメ化を記念して、お求めやすい新装版で再登場!
●本巻の特徴/現在(2003年6月)も、ビッグコミックスピリッツ本誌に連載継続中の15コマまんが「じみへん」。1989年の連載スタートから約10年の傑作を選び抜いた“20世紀版”総集編がついに出た! 夜の公園のブランコで、ひとり静かに読んどくれ。
▼第12話/舞踏会へは正装でおこし下さいませ▼第13話/ゆく年くる年 in“ホール”▼第14話/魔法の国のカイマン▼第15話/炎洗式トイレ秘話▼第16話/ケムリ売りの少女▼第17話/キノコの山は食べ盛り●主な登場人物/カイマン(魔法で爬虫類の頭に変えられた男。かけられた魔法を解こうとしている)、ニカイドウ(カイマンの友達で、食堂を経営している。武術の心得もある女)、藤田(相方とホールに魔法の練習に来て、カイマンに襲われる)、煙(藤田の上役。部下がカイマンに殺されたのが気に入らず、復讐を決意)●あらすじ/年に一度開かれる「死体愛好パーティー」に参加した煙たち。そこに現れた『命を与える魔法使い』を気に入った煙は、彼女を自分のパートナーとすべく、横にいる男を始末するよう心と能井に命ずる。一方、トイレに行った恵比寿の前には“黒い粉”を飲ませようと企む男が接近して…?(第12話)●本巻の特徴/『命を与える』チカラを持っていたのは、女ではなく、そのドレスの下に隠れていたミョーな動物だった。煙はその生き物にキクラゲと名前を付けて、パートナーにするんだか、ペットにするんだか…。一方その頃、カイマンたちは、“ホール”で魔法使い研究の第一人者・カスカベ博士を訪ねていた。博士は、“魔法使いの世界”に通じる扉を完成させたとカイマンたちに告げる!!●その他の登場人物/恵比寿(爬虫類の魔法を使う女。カイマンに顔を傷つけられた)、心(煙の雇った殺し屋。先輩格。何でもバラす)、能井(煙の雇った殺し屋。後輩格。こちらは何でも直す)