2006年2月28日発売
●主な登場人物/遠藤健児(通称ケンヂ。“2000年血の大みそか”で“ともだち”の作った巨大ロボットに敢然と立ち向かった男。死んだと思われたが18年ぶりに姿を現した)、遠藤カンナ(ケンヂの姉・キリコの娘。ケンヂの意志を継ぎ“ともだち”への復讐を誓う)、ともだち(ケンヂが幼少時代に書いた“よげんの書”をもとに地球滅亡を企てた男。2015年、ローマ法王を暗殺者から救い、世界に君臨する神となる。そしてウイルスを世界中にばらまき、世界を滅亡させた)●あらすじ/ともだち暦3年。北海道のあるラジオ局から“ケンヂの歌”を流し続けるDJは、食料を探して訪れた菓子工場の奥で、三年間隠れていたという謎の男に遭遇した。DJの問いかけには応じたものの、扉の向こうから出ようとしないその男に、DJは思い出話を語り始める。それは2000年の暮れに突然届いた、ケンヂからのハガキにまつわる思い出で…(第1話)。●本巻の特徴/18年ぶりに帰還したケンヂがたどり着いた東京では、“ともだち”が完全なる人類滅亡に向けて暴走を始めていた。空飛ぶ円盤から最終ウイルスを撒く予行演習が行なわれ、恐怖に怯える民衆。人々を救うべく“ともだち”の計画を分析したカンナが見つけた、唯一の避難場所とは…!?●その他の登場人物/ユキジ(ケンヂの幼なじみ。“血の大みそか”後、カンナの面倒を見ていた)、高須光代(元“ともだちランド”の従業員で、友民党の新幹事長)、小泉響子(“ともだち”のカラクリを知ってしまった、カンナの元同級生)、神様(予知能力がある老人。ホームレスから大金持ちになり、日本人初の民間宇宙旅行を実現)、マルオ(ケンヂの仲間。国民的歌手・春波夫のマネージャーをしながら仲間の行方を捜す)、ケロヨン(“血の大みそか”のとき、ケンヂの呼びかけを断った幼なじみ。その後、アメリカで移動そば屋を経営していた)、キリコ(カンナの母親。“血の大みそか”でばらまかれた細菌兵器をつくった研究者のひとり)、ヨシツネ(ケンヂの仲間。現在、ゲンジ一派を組織して“ともだち”政府に抵抗)、オッチョ(ケンヂの幼なじみ。棒術の達人。地方に隔離されたが、壁を越え東京に戻ってきた)
▼第57話/ヒンドゥー・ロープ▼第58話/愛しのローバー▼第59話/私設秘書(前編)▼第60話/私設秘書(中編1)▼第61話/私設秘書(中編2)▼第62話/私設秘書(中編3)▼第63話/私設秘書(後編)●主な登場人物/春居筆美(=Dr.WHOO。月影ファイナンスのダメ営業員。しかし実はオーナー。さらに、華麗なマジックで相手を幻惑し圧倒する、謎の魔術師の顔を持つ。周囲はその正体を知らない)、小泉じゅん(窓口係。月影ファイナンスの職場の花)●あらすじ/Dr.WHOOが師匠と仰ぐ、プロフェッサー・メフィスト。WHOOの友人にして世界的マジシャンであるジェイソン・ボーンもまた、メフィストの流れをくむ者だった。ボーンの日本公演のさなか、松岡という男が彼のマジックにケチをつけ、勝負を挑んできたという。それを知った春居は…?(第57話)●本巻の特徴/純粋かつ天然ボケな性格ながら、着実に春居の秘密へと迫ってゆく小泉じゅん。追跡をかわし、春居はダメ営業員の座を守る(?)ことができるのか…!? 大幅加筆の最新刊!!●その他の登場人物/巣鴨店長(よくいるタイプの管理職。実は春居の腹心。手堅い財務処理をする)、赤坂(やたらといばる春居の上司)、青山ネネ(窓口係。社内の事情通)
▼第1話/ある夏の日に▼第2話/村木のイメージ(前編)▼第3話/村木のイメージ(後編)▼第4話/特Aだね。▼第5話/お祭り男vsじみへん▼第6話/防災訓練▼第7話/奇妙な住人(前編)▼第8話/奇妙な住人(後編)▼第9話/負け犬がなにさ!▼第10話/(番外編)総務部総務課有馬係長1▼第11話/(番外編)総務部総務課有馬係長2●主な登場人物/山口六平太(のほほんとしたジャガイモ顔からは想像できないが、どんな問題も解決してしまう大日自動車のスーパー総務マン)、有馬係長(六平太の上司。悪口・陰口が大得意)、今西課長(物静かな、ごく普通の人。有馬、六平太たちの上司)、村木(ちょっとおデブで、いつも有馬係長にイジメられている)、桃子(冷静沈着なOLだが時々チクリと皮肉を言う)、京子(有馬を嫌っているOL)、真弓(京子と一緒に有馬に対抗しているOL)●あらすじ/この一週間、六平太は奇妙な夢ばかり見続けている。トンボを追いかけていた少年の頃の自分に「六ちゃん、危ないっ!!」と叫ぶ、モンペ姿の女性…。夢は何かを暗示しているというけれど、当の六平太にも全く見当がつかない。謎を解くため、六平太は郷里の山口へ向かうが…(第1話)。●本巻の特徴/村木にそっくりな社員・桜井が販売促進部に配属されてきた! 面白がる有馬係長が、彼を「村木の腹違いの弟」と吹聴したため、あらぬ噂が社内に広がって…!? 恒例「番外編 有馬係長」も2編収録した最新巻!!●その他の登場人物/田川社長(大日自動車社長。六平太とは妙にウマが合う)、吉沢小夜子(田川社長の秘書で、六平太の婚約者)
▼第37話/父と娘▼第38話/師長の恋▼第39話/最後の選択▼第40話/迷妄の果て▼第41話/訴訟に向けて▼第42話/本人尋問▼第43話/証拠調べ▼第44話/仁志と妙子〜第三回口頭弁論▼最終話/和解、そしてその後〜●主な登場人物/小早川伸木(帝東大学医学部付属病院第二外科に勤める。消化器外科専攻。妻子あり)、作田カナ(伸木が会った瞬間に心動かされた女性。フリーライター)、小早川妙子(伸木の妻。現在、伸木の頭痛の種)●あらすじ/妻・妙子との離婚調停がうまくいかず、苦悩する伸木。仕事でも、美村教授の利益優先で患者を蔑ろにするやり方に納得出来ず、電話でカナに愚痴をこぼす始末。そんな中、妙子の元を訪れた仁志から「娘が帰って来ず、妙子が取り乱して困っている」という電話がかかってきて…(第37話)。●本巻の特徴/カナへの愛を貫き通すため、ついに妻・妙子と裁判で争うことを決意した伸木。だが法廷に立ったふたりの前に、意外な人物が現れた。傍聴席から見つめる、その人物とは一体…? 大人の恋愛ドラマ、ついに完結!!●その他の登場人物/美村教授(伸木の勤務する医局のトップ。清濁併せ呑むタイプ)、竹林(伸木の同僚の医師。自信家で女癖が悪い)
▼第1話/ディオドロスのアトランティス▼第2話/ルビコン川を渡れ▼第3話/フクロウの女神▼第4話/ファットマンが来る▼第5話/ドクタ・ロッカ▼第6話/必要なもの▼第7話/ヘラクレスの洞窟▼第8話/隅の老婆●主な登場人物/入矢修造(古道具屋「入矢堂」の店主。異端の説を唱え、考古学界を追放された過去を持つ)、ユリ・エンドレ(アトランティスを探していた資産家、ヴィルヘルム・エンドレの娘。母親は日本人)●あらすじ/成田空港に到着早々、出迎えた入矢に対して「緊急報告がある」と告げたユリ。“プラトン以外でアトランティスの存在に触れた歴史家”を、エンドレ財団の歴史学者が調べ当てたのだという。その歴史家とはディオドロス…? 一方、入矢のライバル・レイトンはすでにその調査を開始していて…(第1話)。●本巻の特徴/ナチスの高官・ヒムラーが残した古いフィルムから、アトランティスの手がかりを得た入矢。チュニジアでロッカという新たな仲間に出会ったものの、行く手には再び暗殺結社「山の老人」の魔の手が迫ってきて…。●その他の登場人物/入矢淑子(入矢修造の母)、ハンス・デメル(オーストラリアの探偵。日本の“武士道”に傾倒している)、針井(気弱で優柔不断な男。うさぎやプロレスに詳しい)、プリツェル(アトランティスに関する情報提供を申し出てきた人物)