2009年7月17日発売
▼第80話/信頼▼第81話/ガキ▼第82話/夢▼第83話/雰囲気▼第84話/お客▼第85話/貴ぶ▼第86話/一歩▼第87話/副部長▼第88話/心の声▼第89話/先生 ●主な登場人物/船橋雅矢(開架高校1年。通称・デビルまークン。優しい人になりたくて茶道部に入った元不良。部長に淡い恋心を抱く) ●あらすじ/脅迫され続けていた少年を救い、優しい人になれたと喜ぶ雅矢。その話を聞いた姉崎部長は「どうして優しい人になりたいのかしら?」と不思議がりながらも、その一途さを嬉しく感じていた。そんな部長が、帰り道の駅のホームでベンチに腰かけていると、偶然樫沢がそこに通りかかる。だが、樫沢に声をかけられた部長は、なぜか気を失ってしまい…(第80話)。 ●本巻の特徴/ついに明かされる雅矢の少年時代、なぜ雅矢は“優しい人”になろうとするのか? そして部長を部長と呼べる最後の日・文化祭がついに到来して…!? ●その他の登場人物/山田航(雅矢の幼なじみ。相棒かつ悪友。雅矢と共に茶道部に入部)、姉崎奈緒美(茶道部部長。優しくて礼儀正しい完璧な大和撫子)、浅川夏帆(茶道部の新入部員。負けん気が強い)、飯倉智花(夏帆の友達。一緒に茶道部に入部)、慎大寺玲美(茶道部副部長)、樫沢光輝(軽挙高校1年。イケメンで万能だがヒゲが濃い)
▼第9条【あまんじゃくとうりこひめ】/後編▼第10条【図書委員】/前編/中編/後編/▼第11条【おむすびころりん】/(1)ころりん/(2)すっとんとん/(3)ネコの声こば聞きたくねえやい/(4)てんきぽんきやれこらさのさ/(5)めでたし めでたし▼第12条【赤ずきん】/(1)赤ずきん登場 ●主な登場人物/岩崎月光(「月光条例」の執行者に選ばれた少年。本心を話すのが何よりも苦手)、エンゲキブ(月光の同級生。演劇部所属。明るく活発な性格で、月光とは昔なじみ)、鉢かづき(「月光条例」の執行者に仕える、使者にして武器。呑み込んだ武器に変化する) ●あらすじ/「月打」された「あまんじゃくとうりこひめ」の登場人物が、留守番をしていた女の子の家に入ろうと襲いかかる。だが、鉢かづきと演劇部が、出前のどんぶりを下げるべく偶然この家に訪れたため、その登場人物は逃げ去って事なきをえた。そしてエンゲキブはどんぶりを取りに行き、鉢かづきは女の子を「ラーメンいわさき」へ連れて行くが…(第9条・後編)。 ●本巻の特徴/月光たちの前に、自分たちこそ「合法執行者」だと名乗る美少女&長ぐつをはいたネコが現れた! 彼らは月光たちを、法律に違反するニセモノだと言い出して…!? ●その他の登場人物/一寸法師(有名なおとぎばなしの主人公。鉢かづきに連れられて読み手の世界にやってきた)、天道(月光の悪友。演劇部に夢中)、工藤(月光たちと同じ学校の図書委員)、イデヤ(アイドルグループ〈スプラッシュ〉のメンバー)
▼第25話/靄子の訪問▼第26話/ガール ミーツ ボーイ[I]▼第27話/ガール ミーツ ボーイ[II]▼第28話/美姫、繚乱(りょうらん)▼第29話/禍津妃▼第30話/阿幾vsまひる、そして……▼Extra chapter ●主な登場人物/枸雅匡平(クガキョウヘイ。故郷の空守村を捨て東京へ。経験的事なかれ主義者で、世の中を甘く見ているところがある。案山子の使い手である“隻”の資格を妹・詩緒に譲った) ●あらすじ/空守村から東京に逃亡してきた阿幾は、枸雅でも日向でもない、村の第三勢力である代議士・平城からスカウトされる。だが、平城の思うように動くつもりもない阿幾は…。一方、その阿幾を追って、日向の勾司朗と桐生が再び上京。そして、彼らに同行している器師の靄子が突然、詩緒たちのもとを訪ねてくる(第25話)。 ●本巻の特徴/詩緒に初ロマンス? 隻であると同時に、普通の女の子でもある詩緒は、同じ空守村出身の少年と出会い…。一方、東京に空守村の三つの勢力が集結。枸雅、日向、そして代議士の平城ーーそれぞれの思惑が交錯する中、新たな隻が…!? ●その他の登場人物/詩緒(ウタオ。匡平の妹。ポテンシャルは高いが本番に弱い。すぐ頭に血が上る。案山子・玖吼理<ククリ>の隻)、史場日々乃(シバヒビノ。父子家庭で育ったため母性が強い。異常事態に対する許容度も高い)、阿幾(アキ。匡平の幼なじみ。かつて親しい女性を失ったことで暴走し、惨劇を引き起こした。暗密刃<クラミツハ>の隻)、空張久羽子(カラハリクウコ。日々乃の友人。破壊願望の強い快楽主義者。行動力もあるので厄介)、勾司朗(コウシロウ。枸雅家と対立する日向家の隻。阿機の捕縛にあたる。宇輪砲<ウワヅツ>の隻)、桐生(キリオ。勾司朗の相棒で、詩緒の双子の弟。武未禍槌<タケミカヅチ>の隻)、杣木靄子(ソマキモヤコ。案山子を修理する「器師」一家の娘。匡平の同級生)、平城毅(ヒラシロタケシ。空守村出身の国会議員。枸雅・日向の支配から抜け出すため、阿幾を利用しようとする)、案山子(カカシ。匡平の故郷で「神の抜け殻」などとして祀られる謎の人形)