2012年6月19日発売
天敵“白鳩"に両親を殺害された少女・ヒナミ。悲劇の少女の為に、“白鳩"の本拠地[CCG]へカネキとトーカは足を踏み入れる。そこには、受け入れざるを得ない悲しみの螺旋階段が待ち受けていた──!
面倒臭がる銀太郎を誘い、出かけた道すがら、まことは生まれ育った町、周囲の友人・知人たちを思うのでした。仕事で迷いを抱える吉住さん、次期生徒会長を打診され当惑する藤村君、両親の墓参りに出かけ、久々に叔父と再会した悟…。皆を結ぶ神社の大切さをあらためて感じたまことは、大切な決意を銀太郎に伝えます。今日も冴木神社では、皆がそれぞれの“縁"を感じながら過ごしております──
南アの大地に紡がれる音楽と癒やしの物語。 南アのケープタウンにある音楽工房「ウエストウッド・ビブラート」へようこそ。そこにはうら若き天才的楽器修理の専門家が住んでいます。彼女の名はコーネリア。 主治医アレンからの告白を受け、英国本国に帰国したアレンを追ってコーネリアはロンドンへ。そのロンドンで暴漢に襲われたアレンを前に自らのあまりにも悲惨な過去を語るコーネリア。その手で作られた改造銃器によって、奪われていった命の重さを前に彼女は身を引くことを決意し、いずことなく姿を消していった。 危機的状況を脱し、再び南アに戻りコーネリアを探すアレン。 二人の想いをよそに運命の歯車はさらなる罠を?二人の運命は?そして再会は? 名曲の数々とともに紡がれる南アフリカという大地の歴史に翻弄された人々の運命。音楽を脳内再生させながら、想いを彼の地への鎮魂と平和へと運ぶ癒やし旅、完結編。 【編集担当からのおすすめ情報】 『新暗行御史』の原作者・尹仁完氏が挑む初の恋愛叙事詩、ついに完結です。侵略と植民、そして紛争という歴史を繰り返してきた南アフリカという異国の地を舞台に、再生と希望への祈りが一人の女性楽器修理専門家の苦悩を通して描かれています。 いつか、かの大地に音楽をとおして、平和と喜びが根付くことを強く思わずにはいられません。