2013年1月30日発売
平成の今こそ繰り返し読んでほしい! 品川宿の問屋場“夢屋”の頭である浮浪雲。ふうわりふらりと風に吹かれて、何を考えてんだかさっぱりわかんない。 それでいて、何か一大事があると、みんな浮浪雲を頼ってくる。 浮浪雲ってえ奴は、不可思議で、謎で、難しい。 平凡に生きることがいかに貴重であるかを説く『平々凡々』。 『いんとく』のラストの台詞「馬鹿野郎、自分で考えろい」。 『愁傷の日々』で交わされる女房の往生際での会話の切迫。 余命三か月の女房に対し、哀しみの感情が湧いてこない亭主の リアルすぎる苦悩を描いた『鬼嫁ですよ』……… 魂の救済と慰安を求めるすべての人へ。 全九編収録。 【編集担当からのおすすめ情報】 混迷の度を深める政治、救われない人を生み出してゆく社会。 悩みを深くしている人に是非本書を読んで欲しい。 読めばきっと肩の荷が軽く感じられるはずです。 第97集では、特に『鬼嫁ですよ』は必読。傑作です。
必見!! 週刊マンガ家観察日記!! 小光栗夫は週刊少年ゲルマンで『ときめき堕天使 モモカ』を連載する新人漫画家である。 まんが道を歩き出したばかりの彼の日常は、打ち合わせをしたり、コマを割ったり、絵を描いたり、時には取材に出かけ、時にはテンパることも…… 人気商売の喜びと悲哀をやさしく描いた、定番ジャンル・マンガ家漫画の、これがまさしく最先端!! 【編集担当からのおすすめ情報】 少年サンデーでキャリアを積んできた水口尚樹氏の青年誌初進出作です。 帯コメントはなんと、大先輩・あだち充先生。 巨匠も認めた(かどうかは正直微妙ですが)さわやかで口当たりのいい笑いをご堪能ください!!
ビッグコミック創刊45周年記念企画 1968年創刊のビッグコミックは2013年で45周年を迎えます。これを記念し、創刊当時に作品をお寄せいただいた8人のビッグな作家が、60年末〜70年初頭に生み出した大人向け作品の中から厳選した短編を作家ごとに集成しました。2013年1月「手塚治虫」と「水木しげる」の2冊を同時刊行。以下毎月1冊ずつ「藤子・F・不二雄」「白土三平」「藤子不二雄A」「楳図かずお」「石ノ森章太郎」「さいとう・たかを」と続きます。子供向けの娯楽からスタートして青年、大人にまで読者層を広げ、今や世界中で親しまれるマンガの魅力の原点がここに! 第一弾はもちろん、神様こと手塚治虫氏。SF、ユーモア、社会風刺、音楽評伝など様々な要素が詰まった8編を。▼第1話/ライオンブックス 安達が原▼第2話/苦情銀行▼第3話/ドオベルマン▼第4話/すっぽん物語▼第5話/0次元の丘▼第6話/という手紙がきた▼第7話/雨のコンダクター▼第8話/クレーターの男 【編集担当からのおすすめ情報】 様々な雑誌に掲載された8編は、少しシニカルだったり、良い意味で俗っぽかったり…… 鉄腕アトムなどに代表される、おなじみの「神様」のイメージとは一風変わった「大人の味」をお楽しみください。
松本大洋描く少年期作品の金字塔。第3集! 星の子学園ーーその片隅に放置されたポンコツサニーの視線の向こうに集う子供たち。陽光を浴びながら、彼らは少しずつ、大人の階段を上ったり、立ち止まったり…時には下りたりする。松本大洋渾身の最新作、加速する第3集!! ■園長先生がまだ若い頃ーー今の「星の子」たちより、ずっと先輩の「星の子」たちが、この園に居た。そして、彼らも一生懸命、生きていた。(第13話) ■園の人気者、まきおさん。しかし、彼も、園の子供たちの背丈ではまだ見えぬ山に前途を阻まれていた。(第14話) ■星の子と家の子ーー同じ子でも同じではない。同じにはならない。同じでなくてもいい。めぐむにはきい子がいる。みんながいる。(第15話) ■園にテレビ取材が!!永遠と続く日常に入り込んできた非日常が、星の子に、ここではないどこかにある「日常」を思い起こさせる。(第16話) ■純助と笑助が大好きなお母さんのお見舞いに行く。待ち時間は、いつものあそこで遊んでいよう。悲しいことなんか忘れて、遊んでいよう。(第17話) ■春男の悪だくみで養豚場のブタが逃げた!!少し、僕たちに似ているブタが逃げる!!でも、きっとつかまるんだ!!(第18話) 【編集担当からのおすすめ情報】 1、2集に続いて、本巻も限定特装版登場!!今回は、初期から作品内に登場しているように、大洋氏にとって思い入れの強い「特製ミクロマン」付き!!さらに、星の子学園に降り立ったミクロマンのオリジナルストーリー小冊子(大洋氏自身による、カラー描き下ろし16ページ)も付いてくる!!
この甘さが、私にあの頃を振り返らせる。 田舎の高校。なんにもない風景。ささやかな友情。淡い恋心。そして、すれ違いーー。 10年ぶりに振り返る、あの頃。夢とか希望とかよくわからなかった、あの頃。 平凡な女子高生だった、あの頃。私が大好きだった彼女は、今どうしているんだろう。 『マスタード・チョコレート』で第15回文化庁メディア芸術祭マンガ部門新人賞を受賞した気鋭の著者による、切なさあふれる青春物語。 【編集担当からのおすすめ情報】 ケータイサイト「ヒトコト」で連載され、女性読者を中心に大きな反響を呼んだ、冬川智子氏による青春物語がコミックスで登場です。 平凡な日々の中でふと見えてくる、ささやかなズレや波立つ感情。 誰にでも思い当たる「あのとき、ああ言えば良かったのかな」という後悔。 そういったものを優しく切なく描き出した傑作、ぜひご一読ください。 …ある意味まったく別の世界を生きる、地味系自虐女子高生を描いた冬川智子氏の『水曜日』、コミックス同時発売です。合わせてどうぞ!
高校デビューに失敗した、残念系女子!? オシャレで明るくて男子とも気軽に話せる女子高生… そんな夢は、高校デビュー失敗で脆くも崩れ去った! 地味女子街道をまっしぐら、自意識過剰とムダな性知識にさいなまれつつ、女子高生・鳩は今日もゆく!(←学校に) 『マスタード・チョコレート』で第15回文化庁メディア芸術祭マンガ部門新人賞を受賞した気鋭の著者によるエッセイ風コミック、多くの声に応えて待望の復刊! 【編集担当からのおすすめ情報】 夢見た理想(モテ)と鏡の中の現実(非モテ)…中高生の頃、そのギャップにのたうちまわったことのある女子&男子は全員必読の、冬川智子氏によるエッセイ風ショートコミックです。 カップルを見れば思わず「もう…してるのかな…」とか考えちゃうアナタ、ブラウザの検索窓に「モテる 方法 ファッション」などと打ち込んでは慌てて履歴ごと消去したりしているキミにオススメのコミックです! …ある意味まったく別の世界を生きる、女子高生二人を繊細に描いた冬川智子氏の『あんずのど飴』、コミックス同時発売です。合わせてどうぞ!