「僕は、僕が生きてきた20年間を知りません」 『半喰種』として任務に当たる指導者・佐々木琲世に対し、瓜江、不知、六月、米林ら「クインクス」のメンバーは、それぞれに複雑な思いを抱く。一層の戦力を拡大している喰種集団「アオギリの樹」の動向を探りつつ、次なる標的「ナッツクラッカー」の捜査へ。ふと引き寄せられた喫茶店で、ハイセは“懐かしい香り"と出会う。そこに、自身を紐解く大きな“鍵"が──?