2018年9月28日発売
非情な権力の弾圧と闘った映画人の生き方。 第二次大戦後、東西冷戦の深刻化を背景に米国で吹き荒れた赤狩りの嵐。米国政府はハリウッドの著名な映画人たちを共産主義者であると告発していく。そのうち召喚や証言を拒否して議会侮辱罪で 有罪判決を受けた主要な10人をハリウッド・テンと呼ぶ。 彼らは権力の弾圧といかに格闘したのか!? 「芸術における不服従とは何だろう。あなたが不服従なら、片方にあなたを 服従させようとする者がいる。しかし、あなたが勝利したらどうなる?」 「あなたが服従させる側になり、相手は不服従を貫こうとする。」 「権力と反権力もそう。」「反権力が勝利すれば、両者の立場が 入れ替わるだけだ。」「実際に歴史はそのように動いてきた。」 (本巻に収録の『チャーリー』より)。本書で描かれている映画人たちが受けた弾圧の歴史は我々日本人にとっても知るべき問題である。是非、本書を手にとって弾圧する側とされる側について、考えてみてください。 【編集担当からのおすすめ情報】 膨大な下調べを基に著者である山本おさむ氏の卓越した構成力で表現された、 映画人たちの闘う姿を堪能ください。 巻末に収録された山本氏の制作秘話も必見です。
生き方を変えたアララを待つ未来…完結巻! 高齢BAR「OLD JACK & ROSE」にあって 新米ホステスだった不惑のアララは、 そこで出会った様々な先輩方の思いを知って OLとの兼業をあきらめ ホステス一本で生きる決意を固めた。 戦中戦後の女性達が 体を張って守り抜いてきた場所を 今度はアララが受け継ぐーー! 女性たちの人生。この国で幸せに生きるということ。 著書の思いがあふれ出す完結巻です! 【編集担当からのおすすめ情報】 「ビッグコミックオリジナル増刊号」にて 7年にも及ぶ長期連載を果たした本作、感涙の完結! 平成という時代が終わろうとしている今、 昭和と平成、20世紀と21世紀を 「女性たちの生き方」という 誰も検証したことのない角度から結んだ 珠玉のエンターテインメント作品。 一気読みするなら、まさに「今」だと思います!
敗北は逆転の母!挫折の底は再生の胎内!! プロ棋士養成機関・奨励会で、四段に上がれないまま26歳になった安住浩一は、年齢制限の掟により退会させられ、プロへの道を閉ざされた。 そこからは、人から距離を置かれ、年下からも見下される日々。 それでも安住は、明るく笑顔で前向きに振る舞った。 嫉妬は、湧いてもそれをかき消した。 そうしているうちに、眩いほどのプラスオーラが身についた。 将棋を忘れて、この生き方でいいはずだ、とも一時は思った。 しかし、人生から将棋を切り離せなかった。 アマ棋士としてのリスタートを決意する、安住。 その棋風は以前とは違う、まったく新しいものに進化していた。 【編集担当からのおすすめ情報】 本作は、将棋に人生を懸ける棋士達の人生ドラマです。 スピリッツ誌でも空前の人気を博しています。 物語のテーマは「人生のリスタート」。 将棋好きな方にも、将棋をあまり知らない方にも 主人公・安住の生き様を通じて、 挫折を乗りこえることの美しさと 将棋界の底知れぬ奥深さを 共に体感していただければと思います。
アートコミックの金字塔、最新刊登場!! 元NYメトロポリタン美術館の凄腕キュレーターにして、贋作専門の画廊、『ギャラリーフェイク』の店主、藤田玲司と、秘書のサラ。この名コンビが再び芸術の謎を解き明かす!! 登場する美術品は、カラバッジョ、若冲、デュシャンの『泉』など今集も多岐に渡ります。さらに、サラがギャラリーフェイクを辞める危機に…!? 波乱も感動も盛りだくさん!最高の名作アートコミック最新刊!! 【編集担当からのおすすめ情報】 細野氏の代表作のひとつである『ギャラリーフェイク』。ファン待望の最新刊がついに登場!!ちょっとニヒルでクールな魅力溢れる藤田も、実は超セレブな秘書、サラも健在です。二人とともに、芸術作品と、それにまつわるドラマチックなストーリーに是非ハマってください!!
妖精島で、精神を回復する術を持つという「花吹雪く王」に謁見したガッツ一行。夢の回廊を廻り、キャスカの深層世界へと降り立ったシールケとファルネーゼは記憶の欠片を集め、遂に最後の欠片に辿り着く…! 果たしてキャスカはかつての姿を取り戻すのか!? 2018年9月刊