2019年7月発売
昭和26年、京都。二百年続く料亭・桑乃木の長女いち日(34歳)は、夫を戦争で亡くし、調理師としてホテルに勤めていた。 「桑乃木」は経営破たん寸前で、資金を提供してもらうため、大阪の有力者の家の三男・周(19歳)を婿として迎えることに。15歳も年下の婿を迎えることになったいち日と、桑乃木を立て直そうとする大学生の周。 二人は仕事のパートナーとして、少しずつ信頼しあっていき、そして夫婦として、男女としても、ゆっくりと近づいていくーー。 ー3巻のあらすじー 料理長・戸川が他の店に移るために辞めてしまい、料理人を失った桑乃木。周に促され、また、恩人であるホテルのシェフ・田嶋にも背中を押され、いち日は桑乃木の料理長になることを決心した。 しかし客足は遠のき、「新生・桑乃木」の滑り出しは順調とは程遠いものだった。 初仕事となる、常連の家での出張料理では、戸川の料理を期待していた客を満足させることができず、実力不足に落ち込むいち日。 そんな中で、いち日と周の二人が立てた、起死回生の計画とはーー?
弟のリュウや子供たちを喜ばせたくて、 クリスマス会に向けて張り切る萌衣。 空回りして落ち込む彼女のために、 蛯原をはじめとする明星消防署・救助隊ボーイズが 特別に「出場」--!? さらに出初式や餅つき大会と、冬のイベントは ぜ〜んぶ蛯原と一緒! 萌衣のキモチが溢れる中、 消防王子・姫野の接近&救命士の女性の登場で 第8巻はドキドキ+大混乱…!?
人生初告白が黒歴史で幕を閉じ失恋してしまった真綾に、学校一のイケメン・千輝くんが提案してくれたのは「片想いごっこ」。 好きにならない約束で始まった関係だったけど、優しくて甘すぎる千輝くんのことを真綾は本気で好きになってしまって…! “これ以上好きになってはいけない”と、「片想いごっこ」の中断を決意した真綾だけれど!?