制作・出演 : 沢村貞子
三等亭主に思わぬ遺産が… がめつい女房大あわて! ウィットに富んだ軽妙な会話が印象的な梅崎春生の小説「人も歩けば」を川島雄三監督が自ら脚色。 フランキー堺は本作がちょうど50本目の映画出演。相手役の小林千登勢は映画初出演。 藤木悠が名探偵・金田一小五郎を演じ、淡路恵子、加東大介、桂小金治、沢村貞子、森川信など芸達者な面々が周囲を固めたライト・コメディ。 「脱線トリオ」の由利徹、南利明、八波むと志が、ゴジラの八、アンギラスの熊、ラドンの松という三大怪獣チンピラ役で登場しているのも楽しい。 <収録内容> ・画面サイズ:シネスコサイズ ・音声:モノラル ▽特典映像 ・予告編 ・ギャラリー <キャスト> フランキー堺 小林千登勢 淡路恵子 加東大介 森川信 <スタッフ> 原作:梅崎春生 監督:川島雄三 脚本:川島雄三 音楽:真鍋理一郎 ©1960TOHO CO.,LTD.
枯れ残る晩菊にも似て 四人の女が辿りゆく哀歓の人生旅路… 元芸者のきんの楽しみは金を貯めること。昔の仲間で近所に住んでいる、たまえ、のぶにも金を貸していた。 のぶがやっている飲み屋に、昔無理心中を図った関が会いに来たと聞かされても、きんの心は動かなかったが…。 杉村春子との上原謙の17年ぶりの共演は本作そのままで、現場では「お互い晩菊ですな」と昔話に花を咲かせたとか。 たそがれを迎えた女たちの心を柔らかいタッチで描いた、女性映画の秀作。 <収録内容> ・画面サイズ:スタンダードサイズ ・音声:日本語モノラル(オリジナル) ▽特典映像 ・ギャラリー(静止画) <キャスト> 杉村春子 沢村貞子 細川ちか子 望月優子 有馬稲子 小泉博 上原謙 <スタッフ> 原作:林芙美子 監督:成瀬巳喜男 脚本:田中澄江、井手俊郎 音楽:斎藤一郎 ©1954 TOHO CO.,LTD.
モダンな演出で知られる異才・増村保造監督が、若尾文子主演で撮り上げた愛憎劇。虚しい日々を過ごす重役であり研究者の真田を中心に、若き科学者や真田の娘、元愛人らが入り交じり、欲望にまみれた思惑を交錯させる。