映画むすび | 制作・出演 : 高田浩吉

日本映画界を支えた大スター、田中絹代の傑作選。劇作家が隣家の洋装マダムに夢中になり、女房が嫉妬する『マダムと女房』、盲目の琴の名手と丁稚の絆を描く谷崎文学の映画化『春琴抄 お琴と佐助』の2編を収める。

美空ひばりが主題歌「越後獅子の唄」に乗せて可憐な主人公を演じた1950年劇場公開作。幼いころに両親を殺された、越後獅子を演じる少年。彼は両親から金山の在り処が記された地図を託されていた。しかし、その地図が彼を騒動へと巻き込んでいく。

梨園の悲恋を描いた松村梢風の原作を、巨匠・溝口健二が映画化。五代目尾上菊五郎の養子・菊之助は人気上々。若い乳母のお徳だけは芸の拙さを指摘して、やがて菊之助はお徳を愛するようになる。しかし、そんな彼らが引き裂かれ……。