メイデン
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クレプスキュールフィルム「死後の待合室」で二人は出逢い、時空を彷徨うーー
カナダ・カルガリー郊外を舞台に、思春期の少年少女の友情と孤独、
喪失の悲しみを紡ぎ上げた、メランコリックで魔法めいた映像世界
■ある日突然、取り返しのつかない悲劇に見舞われた高校生の若者たち。
やるせない喪失感と孤独に苛まれる少年少女3人の物語を、粒子の粗い16ミリフィルムの質感を生かしたみずみずしい映像美で紡ぎ上げ、
観る者に超自然的とも言える魔法めいた映画体験をもたらす。
グラハム・フォイ監督の長編デビュー作『メイデン』は、彼自身が育ったカナダ西部のアルバータ州カルガリーで撮影を行ったメランコリックな青春映画。
本作は、第79回ヴェネツィア国際映画祭のヴェニス・デイズ部門で”未来の映画賞”を受賞、第75回カンヌ国際映画祭の批評家週間「Next Step」のプログラムにも招待され、
フォイ監督は期待の新鋭として世界に認められた。
■マジック・リアリズムとも形容したくなる本作の特異なヴィジュアル創造に大きく貢献した撮影監督は、
フォイ監督が過去に手がけた数本の短編にも携わってきたケリー・ジェフリー。
また、フォイ監督は主人公たちが通う学校のシーンを撮るにあたって、ドキュメンタリーの巨匠フレデリック・ワイズマンの1968年作品『高校』を参照したという。
そして、いずれもオーディションで見出され、これが映画デビュー作となったジャクソン・スルイター、マルセル・T・ヒメネス
、ヘイリー・ネスの演技と存在感も特筆もの。
なかでも若き日のリヴァー・フェニックスを想起させるスルイターの鮮烈なカリスマ性には、多くの観客が目を奪われることだろう。
■第79回ヴェネツィア国際映画祭ヴェニス・デイズ部門 “未来の映画賞”受賞!
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