栗の森のものがたり(ポストカード)
発売元
クレプスキュールフィルム詩を奏でるように綴られた、孤独なふたりの夢語り ---
■監督・脚本・編集を手掛けたのは、本作が長編デビューとなるスロヴェニア出身のグレゴル・ボジッチ。
フェルメールやレンブラントといったオランダの印象派の画家に影響を受けたというボジッチは、35mmとスーパー16mmフィルムを駆使し、絵画のような風景を切り取る。
使い古しの洗面器にピッチャーや果物、箒や靴 、洗濯カゴや紙くずまで何もかもが優しい光に照らされ、
ゆっくりと時が流れる森の日常を、陰影深く描き出した独特の映像美。
何気ない日常生活のワンシーンさえも最初から最後まで美しい。
■類いまれな映像美に有力マスコミから称賛の声が続々!
・すべてのカットに美が宿る、詩情豊かな映像美。 ──── Cinexpressions
・フェルメールの絵画の中に閉じ込められたかのような、凜とした静寂が心揺さぶる。 ──── Cineuropa.org
・もの悲しく、不思議な短編小説のよう。 ──── Variety
■スロヴェニア国際映画祭をはじめとした各映画祭でも大絶賛!
スロヴェニア国際映画祭2019最優秀作品賞・監督賞・男優賞・撮影賞・観客賞・作曲賞・メイクアップ賞・音響賞・編集賞・デザイン賞・衣装賞/
なら国際映画祭2020審査員特別賞/スプリット国際映画祭2020スペシャル・メンション/シネ・イースト国際映画祭2020批評家賞/
タリンブラックナイト国際映画祭2019長編作品賞
■トロント国際映画祭など多数の映画祭でノミネート!
トロント国際映画祭2020ディスカバリー・アワード作品賞/なら国際映画祭2020作品賞/スプリット国際映画祭2020作品賞/
上海国際映画祭2020観客賞/ゲント国際映画祭2020最優秀作品賞/グラスゴー国際映画祭2020観客賞/
エルサレム国際映画祭2020最優秀初監督作品賞/ポーランド・ニューホライゾン国際映画祭2020グランプリ/
インド国際映画祭2019作品賞/サンパウロ国際映画祭2019作品賞/K3国際映画祭2019長編作品賞
金色と銅色の枯葉の絨毯に彩られる色彩豊かな季節。静寂がささやく栗の森で語られる哀切の余話『栗の森のものがたり』。
ケチで不器用な年老いた棺桶職人マリオと、この地を離れることだけを夢見る若い栗売りマルタ。
マリオは家を出た息子ジェルマーノと死にゆく妻ドーラのことを、マルタは第二次世界大戦から戻らない夫のことに思いを馳せている…。
それぞれ悲しみに包まれていた見知らぬ二人は、栗の森によって結び付けられる。
夢、幻影、幻覚が現実の記憶と混在し、それぞれの物語がマトリョーシカのように別の物語に繋がり、「魂が忘れられた場所」に光を灯してゆく。
※収録内容は変更となる場合がございます。