ヒロシマナガサキ
本年度アカデミー賞ドキュメンタリー部門最有力候補!
白い光、黒い雨、あの夏の記憶
アカデミー賞ノミネート3回、受賞1回の実力派スティーヴン・オカザキ監督が25年の歳月をかけて完成させた、渾身の最新作にして最高傑作!!
東京・岩波ホールを皮切りに劇場公開50館!観客動員7万人、興行収入1億円を記録した大ヒット作!!
“『ヒロシマナガサキ』は、細部にわたって果敢に原爆投下の恐怖を伝えている。世界が耳を傾け、学ぶのにはまだ遅くないと、観た者は願わずにはいられない。”-ロサンゼルス・タイムズ紙
【内容】
1945年8月6日、同月9日、広島と長崎に原子爆弾が投下された。戦争では勿論、人類の歴史においても唯一の使用例である。原爆投下直後の被爆地の写真や映像は、アメリカ政府が25年間にわたり、その公表を禁止した。
620人の生徒のうち、たったひとりの生き残りとなった女性。自らの原爆体験を描いた漫画家…。14人の被爆者たちが語る、恐怖と痛みに満ちた記憶。原爆投下に関わった4人のアメリカ兵が語る、戸惑いと苦悩。それらは消え去ることはなく、今も彼らにまとわりついている。被爆者たちの体に刻まれた痛々しい傷跡は、彼らの証言と同じように、原爆の真実の一端を伝えている。生存者たちが描いた絵は、その巧拙を超え、私たちの魂を揺さぶる力を持っている。その映像と、ひとつひとつの言葉には、あの惨状を伝えなければならないという、強い衝動が内包されている。
日本の人口の75%が、1945年以降に生まれている。私たちはあの夏の真実を、どこまで知っているのだろうか。